神様が「辞めるなよ」と言っているようだった、オール阪神・巨人40周年

オール阪神・巨人が今年4月で芸能生活40周年を迎えた。これを記念し、7月24日（金）に大阪・なんばグランド花月にて豪華ゲスト多数の「ふたりのW成人式」を開催。さらに7月22日にDVD「オール阪神・巨人 40周年やのに漫才ベスト50本」を発売する。

昨日4月20日に吉本興業大阪本社にて行われた記者会見で、巨人は「40年、過ぎてみたら早い。よくここまで来られたなと思う。最初の頃は3年でアカンかったら辞めよと言っていた。大きな解散の危機も一度あったが、『次の仕事が終わったら解散しよう』と言いながら、さらに次の仕事が入り、40年になった」と回想。阪神は「仲が悪くなった頃にいつも賞をもらって、『よかったな』『またがんばろうな』と話してまた続けてきた。神様が『辞めるなよ』と言っているようだった」と振り返った。

記念公演では新ネタやファンからのリクエストが多かったネタを披露するほか、芝居や歌のコーナーも構想中。50周年に向けても意欲的な2人はスピードの速い“パワー漫才”を続けていきたいと意気込みながらも、それができなくなったときが「引き際」だと語る。その一方で巨人は「でも、いとこい先生（夢路いとし・喜味こいし）のような、2人の内緒話を耳にしてぽっと笑えるような漫才もやってみたい」と、新たな道にも期待した。

また記者から「もう一度『上方漫才大賞』を狙う？」と問われた際には、「今年40周年が終わったら、選考に上げておいてください（笑）」（阪神）、「最近賞をもらってないのでそろそろもらいたい。仲悪くなったらもらえるんで、大きなケンカでもしよかな（笑）」（巨人）とコメント。「阪神くんの離婚以降は、仲いいんです（笑）」（巨人）などと冗談を交えつつ、40周年という節目を迎えた心境を明かした。

DVDは3枚組で、収録時間は約500分を予定。特典映像としてオール阪神・巨人による解説が収められるほか、初回プレス分には16ページのブックレットが封入される。