押見問答勃発、犬の心単独ライブ「冬犬」始動

12月11日（木）、12日（金）、東京・座・高円寺2にて開催される犬の心単独ライブ「冬犬」に向けて、犬の心らが初打ち合わせを行い、ライブ内容や方向性などを話し合った。

今年2014年2月、2年ぶりの単独ライブ「2月犬」を成功させ、先日めでたく「キングオブコント2014」にて初めて決勝に進出した犬の心。この快進撃を突き進めるべく、ゴージャス村上をはじめとした作家陣とスタッフが集結し真剣に犬の心に詰め寄った。

まずは、10月13日（月・祝）に行われるキングオブコント決勝でベストを尽くすことが最優先事項だが、10月5日（日）から決勝前後も、北海道の各地を巡る「歌う!? 爆笑剣喜劇＆お笑いライブショー」に出演するというよしもとならではの超ハードスケジュールのため、体調を心配する一同。また、キングオブコントファイナリストを招いて行っていたコントライブ「犬の心本気ライブ」の成果や、今回のキングオブコント予選での犬の心の様子など、決勝進出に至るまでの話でも大いに盛り上がっていた。

「冬犬」に向けては、大変な時期であることを承知で村上から押見に「早めに台本を作ってもらって、よりよいものを作りたい」とキッパリ。「稽古でよくなる」「セットなどやりたいことが実現しやすい」と周囲からもその利点が挙がると、押見自身「確か前回丸々1個ボケを削ったし、ああいうのも事前にわかっていればなんとかなる」と納得し、「わかった。今回はマジで早く作る。できなかったらゲンコツ」と言い出した。

押見が「俺が遅いのは三谷幸喜さんと同じ理由。もっといいものが書けるかもというシステム」と言い訳すると、年下の作家がドン引き。怒った押見が「なんだこの野郎」と凄むと、「よく言うわと思って」と言い返され、周囲は大爆笑だったが押見は返す言葉がなかった。

そんな押見のいじけに対して、今回作家陣はチャンスが到来している彼らの飛躍に向けて、鬼の心を覚悟。村上は「最近ずっと押見さんに対して怒ってますよ。説教ばっかりしてる。言わないとやらない。でも言うとすごくいいものを作ってくるし信頼している。じゃあやれよ、と」と再び説教モードに。「うるせー。やる気はありますよ、やる気はある。芸術家肌なんですよね……。ちょっとずつ改善されてるとは思う」と押見はとうとう反抗期のようになっていた。

この機会に若手の作家陣も「たまに会って見てるぶんには楽しい」「人間臭い人だなと思います」「考えが達観してて大人なんですけど、ちょっと冷めてる」「1回フルテンションで怒られたことがある」「結構高圧的」と押見の印象をぶっちゃけ合い。そのさまに相方のいけやは「OBみたい」と爆笑。一方いけやの印象は「ファーストインプレッションが優しい」「すごくパワフルで引っ張ってくれて優しいし」「癒しのよさがある。やすらぐ印象」といい印象ばかりで、「マスコット的存在ですからね」と、いけや自身まんざらでもない様子だった。

あらためて作家陣は「台本が面白くて、2人が読むとさらに面白い」「もし2人が1人だったらスーパーな大人だなと思う」と、犬の心がベストコンビであることも再確認。ライブ内容は前回同様コントのみの100分前後が目標、前回好評だったブリッジは新たなイメージも加味すること、前回完売した写真集に続くグッズ案など、観客に楽しんでもらうために長時間話し合っていた。

この日話し合われたライブ関連情報は決定次第、随時発表される予定。

犬の心単独ライブ「冬犬」

日時：12月11日（木）・12日（金） 18:30開場 19:00開演（予定）
会場：東京・座・高円寺2
料金：前売3000円 当日3500円
チケット：チケットよしもと プレミアムメンバー先行受付 9月27日（土）11時～29日（月）11時 / 一般発売 10月4日（土）10時

※記事初出時より、チケット発売日に変更がありました。