「5up夏の大祭り」熱狂のホイホイSTAGE

昨日8月2日、大阪国際交流センターにてイベント「よしもと夏の大祭り 2014 presented by 5upよしもと」が行われ、小ホールの「YO！ホイホイSTAGE」では「5up Sound 真夏のキラめきSP」などが開催された。

同イベントでは、センター内にある3会場同時進行でさまざまなステージを展開。「エンヤコラセSTAGE」では5up芸人によるネタやコーナー、「ドッコイセSAGE」では若手芸人たちによる「Timeグランプリ」などが行われた。

「5up Sound 真夏のキラめきSP」は、音ネタ、ユニットネタ、モノマネなど、笑いと音楽を融合させたネタの祭典。最初はネタコーナーで、吉田たち、バンビーノ、馬と魚、カバと爆ノ介、コマンダンテ、アイロンヘッド、ジュリエッタが登場し、歌や音楽を盛り込んだ本ネタを披露した。

続いてはユニットブロックで、バンビーノと馬と魚がコラボ。バンビーノのピスッキリ体操に、馬と魚がギター伴奏を添えると会場は大爆笑となった。続いては見取り図・盛山、セルライトスパ肥後、ロシアン生まれ・やまぐちのユニット・排水溝。「排水溝」と「たこわさび」の2曲を息ピッタリのダンスとともに歌い上げるも、歌が終わるといつも通り解散してしまった。

守谷日和、シチガツ畠山、シンクロック木尾、セルライトスパ大須賀、モンスーンT@STUの5人組は、ユニットネタ「汗」を披露。これは守谷のネタを5人バージョンに膨らませたもので、後のトークで守谷日和は「拭かせたい体を集めた」と語っていた。プリマ旦那・野村とアイロンヘッド辻井のデュオ・辻村音楽堂はギターを弾きながら洋楽を弾き語り。野村の歌詞はあやふや、辻井は大阪弁だったが、熱は十分伝わった様子だった。

最後はガチで歌いたい芸人たちによる、笑いゼロのカラオケコーナー「熱唱ブロック」。最初に登場したのはスキマスイッチをイメージした衣装の銀シャリ・橋本で、「奏」を気持ちよさそうに歌い上げた。アイロンヘッド毛利ことモウリクションは、サカナクションの「アイデンティティ」を熱唱。ジュリエッタ藤本は、とんでもない早さの「脳漿炸裂ガール」を歌詞を見ずに歌いきるというスゴ技を見せつけた。

最後はセルライトスパ肥後と堀川絵美によるデュエットで、Superfly＆トータス松本「STARS」。この2人のとんでもない歌唱力に、笑いゼロのはずの会場が笑いの渦に。パフォーマンスも完璧で、陶酔して歌う様や見つめ合う仕草などが出るたびに笑いが起こり、最後は大喝采となった。

「真夏のキラめきスーパーパフォーマンスショー!!」では、若手芸人たちが体を張った特技に次々挑戦。尼神インターの「女芸人初乳首洗濯バサミ」、シチガツ浮田の「利き新聞」、ヒガシ逢ウサカ今井の「鼻わさびからし」などインパクト抜群のネタの数々に、司会で大阪を離れて3カ月のGAG少年楽団は驚きの連続だった。

チーム対抗の「5秒エピソードリレー対決」には、NON STYLEとウーマンラッシュアワーの姿も。観客の大歓声にノンスタの2人は「俺らの無駄遣いやでー」とイキりまくり。一方ウーマン村本はコメントを求められると「自分の好きなタイミングでしゃべるから」と若手たちと一線を画していた。

ノンスタのチームのトップはコロコロチキチキペッパーズのナダルだったが、噛んでしまったため、ノンスタがGAGにやり直しの「ナダルリバース」を懇願。先輩のおかげでチャンスを得たナダルだったが、まったく同じエピソードを披露してしまい、再度ノンスタにダメ出しされると、「いけるリバース」と、3度目の正直でエピソードを話し切った。

一方ウーマンのチームは村本がわざと相方の中川パラダイスをラストに。「5秒で笑いとれるわけない！」と、芸人としてとんでもない言い訳で嫌がる中川だったが、村本はニヤニヤするばかり。ところが中川の名前を間違えられるというシンプルなエピソードに会場は爆笑。村本は「くっそー！ スベると思ったのに！」と、チーム関係なく悔しがっていた。

諦めきれない村本は観客に「僕と中川どちらが面白いか」と審査を委ねたところ中川の勝利。さらにそのせいでグダグダになった村本にノンスタ井上が「お前自分のタイミングでしゃべられへんやん」とツッコむと、悔し紛れに「おもろい！」と井上に言い放った。