全国テレビ局編成の皆さま千鳥は今底値です！

昨日7月18日、埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場にて、千鳥の冠番組「いろはに千鳥」（テレビ埼玉）新シーズンスタートを記念し記者会見が行われた。

同番組は今年2014年1月から3カ月にわたって放送。低予算、地味な場所など、ムチャぶりともいえる条件の中でも、地元グルメを食べたりオススメスポットを探ったりと、関西でロケの名手と言われた千鳥の実力が遺憾なく発揮されていた。そのため放送終了後には、老若男女幅広い層から復活を望む声が続々到着。見事シーズン2誕生にこぎつけた。

劇場で収録を終え、会見のためロビーに現れた2人は、集まった報道陣に「エキストラじゃないんですか!?」とビックリ。ロビーに貼られた番組の新しいポスターを見ると、「いいやん、いいやん、おしゃれ」「横文字も使ってあったり、俺らのキャラができてる」と大喜びしていた。

そんな華々しい会見冒頭だったが、スタッフがまず大悟に新シーズンスタートについての感想を聞いたところ、大悟は「ファンの声で復活したということが本当に嬉しい。ファンと一緒にシーズン2を乗り越えていきたい」とコメント。続いてノブ小池の番になると、真面目に大悟とほぼ同じことを言い始めたため、大悟が思わず「同じことを言うとる。記者さんたちのペンがピタッと止まった」とツッコミを入れるハメに。さらにスタッフにも「こういうのはツッコミのノブのほうから先に聞かんと」と2人でダメ出し。ロケの延長のような、同番組らしい展開になってきた。

番組の見どころについては「ダチョウ」という珍しい回答で、「『いろはに千鳥』はダチョウと絡むと笑いが生まれる」と謎の太鼓判。「ほんとに何もないところにロケに行くので、そういうところに普通のテレビじゃない感じが出てると思う」と語り、現在ノブ小池のズボンにダチョウの糞が付いているという普通ではない状況を明かした。

そして集まった人々の1人から、「全国のテレビ局の編成にアピールを」と言われると、「ありがとう！ そんなチャンスがいただけるとは」と感激。ノブ小池は姿勢を正して、「大阪の仕事をすべて辞めさせていただいて東京に出てきて、初の冠番組です。命を懸けてやっとります。芸人なかなか命懸けないです。熱さを見てください。千鳥は今、底値です！ 人気的にもギャラ的にも」と選挙演説のような熱弁を。大悟も「東京に出てきていろんな仕事でパワーを発揮したかった。今、持て余すパワーを持ってます。開放するところがありません。すべて『いろはに千鳥』にぶつけてます。一番千鳥の面白さが出てます」と、全国のテレビ局の編成担当者に呼びかけた。

また、番組冒頭時にはまったく馴染みのなかった埼玉だが、半年以上関わった感想を聞いたところ、「お金をまけてくれすぎる。頼めばだいたいタダでなんでも食べさせてくれる。もうちょっと引き締めてもいい」（ノブ小池）、「日が沈むと急に人がいなくなる」（大悟）と、会見らしいトークを和やかに展開。しかし和やか過ぎるムードに、大悟は「しゃべるのがゆっくりやなーってビックリしてますよね。目もうつろで」と自らツッコミを。この日は早朝からロケが続いていたため2人の体力は限界の様子で、「でも笑いはしっかりあります。思い出せないけど」と、おぼろげな記憶をたどっていた。

最後は番組名物である「いろはカルタ」を作成。「け」の札で大悟が作った句は、「けっこう記者の人来てくれたけど、ペン走ってないね」で、記者の中にいる、同じタイプの社員証を首からかけた一群を、「テレビ埼玉の社員なんじゃないか」と疑っていた。なお既報の早朝取材で「8本撮り」と言っていたこの日の予定は、大悟の遅刻により、この会見の時点で7本撮りに変更。これについて大悟は「愛です。僕らはできるんですけどね。やれと言われたらやっちゃうから」とキッパリ述べた。

放送は来週7月22日（火）から。果たしてどのような内容となっているのか、そして番組を購入する放送局は増えるのか。ぜひお楽しみに。

いろはに千鳥

テレビ埼玉 2014年7月22日（火） 26:00 ～ 26:30
＜出演者＞
千鳥