Spotify特集|ディレクターに聞く独自のサービス展開&ライブイベント「Early Noise Night」レポート

「Spotify Early Noise Night vol.1」出演者コメント

RIRI

RIRI

──Spotifyに対してどのような印象を持っていますか?

とにかくたくさんのプレイリストがあって、音楽好きのパラダイス!!!

──今後のアーティスト活動において、Spotifyをどのように活用していきたいですか?

同世代の若い子に、一緒に音楽で心が震える体験をしてもらえたら、と思います! 音楽って本当にいい!! って思ってもらいたい。だから、Spotifyさんと一緒に、日本の若者にもっと音楽を届けて行くための何か企画がしたいです。例えば「Spotify文化祭」みたいなイベントとか!!(笑)

──「Spotify Early Noise Night vol.1」に出演していかがでしたか?

とにかく光栄で、Spotifyさんがプッシュする新人として恥ずかしくないステージをと、気合いれて出演させていただきました!!! ほかの出演者の方々めちゃくちゃカッコよくて、刺激になりました! また機会があれば出たいです!

WONK

WONK

──Spotifyに対してどのような印象を持っていますか?

大枠では「音楽産業の新たな在り方を模索している企業」という印象です。とりわけ音楽の分野にP2Pやデータサイエンスの概念を持ち込み商業的な成功を収めた初の事例として、また、直近ではブロックチェーンスタートアップを買収し音楽出版の分野でも新たな動きを見せるなど、今後も音楽の分野でさまざまなイノベーションを期待できる企業だと感じています。

競合他社のサービスに比べ、特に欧米では「熱狂的な音楽好き」がSpotifyを選んでいる印象があります。日本でのローンチ時は大々的な車内広告展開などマスに向けた広告アプローチが多かったように思いますが、日本では競合他社の多くのサービスが先行リリースされている状況だったため、それらとの差別化という意味でも徹底的に音楽玄人向けにブランディングしていくのも手だったのではと感じました。

個人的にはDiscover Weekly(日本では現在準備中の機能)の驚異的なレコメンド力とそのアルゴリズムにはいつも舌を巻いています。

──今後のアーティスト活動において、Spotifyをどのように活用していきたいですか?

かつてはメジャーレーベルに所属することでしか持ち得なかった影響力を持ち得る存在として、特にマーケティング面での活用に期待しています。日本でのサービスローンチ前からSpotifyで音楽を配信させていただいていますが、どの地域からどの程度再生されているのか、どのプレイリストに楽曲が含まれているのかなど、自分たちの活動を客観視する効果的なツールとしてこれほど優秀なものはないのではないでしょうか。(欲を言えば、年齢層や再生される時間帯、などのデータも見てみたいです。笑)

加えて、海外ではマーチャンダイジング施策として、Songkickなどと連携し直近のライブ情報表示→チケット購買までの導線が設計されていたり、グッズの展開ができたりするようですが、日本でもより手軽に、外部サービスへのリンクという形ではなくこれらの機能を使うことができればいいなと思います。Myspace以降、SoundCloud以外にインディーズのための音楽プラットフォームとして成功を収めているサービスは出ていない印象なので、ぜひ包括的な一大プラットフォームとして機能するようなサービスを展開していってほしいです。

──Spotify がプッシュする新人アーティストによるイベント「Spotify Early Noise Night vol.1」に出演していかがでしたか?

イベントの雰囲気はとてもよかったです。会場内のさまざまなところにポスターが貼ってあった印象ですが、やはりああいったグラフィックがあるだけで「イベント感」がグッと高まりますね。せっかくですし、出演アーティストのポスター(+Spotifyコード)が会場にあってもいいかなと思いました。

最後に、映像メディア「lute」による収録映像も今後アップされるとのことで、すでに海外では展開されているかと思いますが、ぜひSpotify Japanサイドでも映像コンテンツを展開できるようになっていただきたいです!

お誘いいただきありがとうございました! 引き続きよろしくお願いいたします。

JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB

JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB

──Spotifyに対してどのような印象を持っていますか?

これからどんどん普及していくサービス。地域によって進化の形があるだろうなって感じます。

──今後のアーティスト活動において、Spotifyをどのように活用していきたいですか?

従来のサブスクリプションサービスとしての役割としては、どんどん活用していきたいです。もしできるなら、アーティストページに直近のライブ情報を載せたり、アーティストがリスナーとコミュニケーションできればいいなと思います。Spotifyでせっかく出会ったリスナーに、深く知ってもらえるとうれしいです。その中でラジオやったり、自分たちのルーツの楽曲をレコメンドとかできるとより広がっていくのかな、なんて思います。

──「Spotify Early Noise Night vol.1」に出演していかがでしたか?

刺激的でした。ブッキングも、まさにSpotify的という印象です。リスナーにとって新たな出会いがあったと思います。

「Spotify」
Spotify
Spotifyとは

2008年10月にヨーロッパでサービスを開始した、スウェーデン発の音楽ストリーミングサービス。2011年にアメリカに進出し、2016年11月に日本で本格的なサービスを開始した。国内外4000万曲以上の楽曲ラインナップを保有し、2017年6月時点で世界での有料会員数が5000万人超を記録。同年5月には新進気鋭のアーティストが集まるライブイベント「Spotify Early Noise Night vol.1」を開催した。

RIRI(リリ)
RIRI
17歳の現役女子高生シンガー。 2016年11月にリリースしたミニアルバム「I love to sing」でApple MusicのR&Bチャート1位を獲得し、さらに2017年に飛躍が予想される新人アーティストを集めたSpotify Japanのプレイリスト「Early Noise Japan 2017」に選出された。2017年3月にはアメリカ・テキサスで行われた世界最大規模の音楽見本市「South by Southwest」に日本人最年少で出演した。
WONK(ウォンク)
WONK
2013年に結成された、Kento NAGATSUKA(Vo)、Ayatake EZAKI(Key)、Kan INOUE(B)、Hikaru ARATA(Dr)からなる“エクスペリメンタルソウルバンド”。 ジャズやソウル、ヒップホップなどさまざまなジャンルの音楽を取り入れた実験的なサウンドで注目を集めている。2016年9月に1stアルバム「Sphere」をリリース。2017年1月にホセ・ジェイムズのアルバム「Love In A Time Of Madness」にリミキサーとして参加したほか、同年2月にはバンド初のヨーロッパツアーを成功させるなど海外でも活躍の幅を広げている。
JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB(ジャバザハットフットボールクラブ)
JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB
2014年に結成された、ASHTRAY、BAOBAB MC、ROVIN、NOLOVの4MCからなるラップクルー。2015年7月に1stアルバム「QUEST 、2017年3月に2ndアルバム「OFF THE WALL」をリリースした。同年5月からは全5公演の初の全国ツアー「ジャバザハットフットボールクラブのファイトクラブ ツアー」を行っている。