僕らはメンバーの大切さを忘れたことがない（インス）

──MYNAMEのことを理解していくことで、自然と“出会い”が曲のテーマになっていった感じでしたか？

SHOCK EYE　そうですね、うん。僕も周年を迎えたときに一番強く感じたのはファンへの感謝なんですよ。自分たちがここに存在できているのは、応援してくれる人たちがいてくれるからでしかないから。そういうことを5周年という節目を迎えるMYNAMEにもより深く感じてもらえたらいいなと思ったんですよね。同時に、メンバー間の感謝も改めて感じてほしかった。毎日のように一緒にいるとその大切さってわからなくなりがちだから。

セヨン　ああ、そうかもしれないですね。僕らは今、日本の寮で一緒に生活してるんですよ。

SHOCK EYE　ホントに？ すげえ！ ケンカするでしょ？

インス　しますよ。

コヌ　え！ しないです、しないです（笑）。

SHOCK EYE　ケンカっていうかね、くだらないことでちょっと言い合ったりとか、そういうことはあるんじゃない？ 音楽に関してだって、いいものを生むためにはそれぞれがやりたいことをぶつけ合うこともあるだろうし。

インス　うん、そういうのはありますよ。

ジュンQ　みんな強い個性を持ってますからね。

インス　でも、先輩が言ったように僕らはメンバーの大切さを忘れたことがないんです。だからいつでもステージの上ではMYNAMEとして1つになれるんです。その気持ちだけ持ち続けていけば、ここから先もずっと一緒に前へ進んでいけるんじゃないかなと思ってるんですけど。

SHOCK EYE　うん、絶対にそうだと思うよ。

セヨン　MYgirl（MYNAMEファンの総称）に対しての思いも僕らは大事にしてます。みんながいるから僕らがいるっていう気持ちを持って常に感謝してます。

ジュンQ　MYgirlと僕らの間には何か特別なものが存在してる気がするんですよ……言葉ではうまく説明できないですけど、メンバーはみんなそういう気持ちを持ってると思いますね。

SHOCK EYE　わかるわかる。目には見えないけど、確実につながってるよね。

──それが絆ということなんでしょうね。SHOCK EYEさんがMYNAMEのことを強く思って作ってくれた曲、レコーディングはいかがでしたか？

チェジン　日本語の発音がすごく難しかったです。

コヌ　僕は“た”の発音が苦手で。日本語のトレーニングはたくさんしてきたけど、やっぱりまだ難しいですね。

ジュンQ　“す”とか“つ”もそうですね。一瞬、同じ発音に聞こえてしまうから。

セヨン　僕は「頬を緩めて」のところが大変で。レコーディングのときには30～40分くらいそのフレーズだけをずっと歌ってましたから（笑）。

SHOCK EYE　そっか、やっぱり言葉的な難しさはあるんだね。でもすごく上手でしたよ。みんなが陰ながら努力していることはスタッフの方から聞いていましたけど、上手に、感情を込めてしっかり歌ってくれていたからうれしかったです。

MYgirlと初めて会ったときのことを思い浮かべながら歌った（ジュンQ）

──歌っているときにはどんなことを思い描いていましたか？

コヌ　僕には今までいろんな出会いがありましたけど、メンバーと初めて出会ったときのことやファンと初めて出会ったときのことを考えながら歌いましたね。

セヨン　ほんとにメンバーのこと考えてた？

コヌ　それはもちろんでしょ！

セヨン　なんか疑問（笑）。

チェジン　僕は歌詞を韓国語に訳したものを見ながら、メッセージの意味をしっかり考えながら歌いました。もちろんファンやメンバーのことを思い描きながら。ちなみに僕は「カーテンは開いたまま」のところが一番好きです。

SHOCK EYE　あ、ほんとに？ よかった。

セヨン　今までのMYNAMEの曲にはファンとキャッチボールできる曲がいっぱいあったけど、一緒に歌える曲は意外と少なかったと思うんですよ。でもこの曲ではサビをみんなで一緒に歌えると思うんです。レコーディングのときには、そういう光景を思い描いていたところもありましたね。

──随所にファルセットが散りばめられていて、MYNAMEのハイレベルなボーカルが堪能できますよね。

SHOCK EYE　うん。過去の楽曲を聴いたときにけっこう高いキーまでファルセットで歌っていたから、これは使うべきだなと思ったんです。ここらへんまでキーを上げるとみんなのよさが出るなっていうことを考えながら。

──具体的な部分まで5人のことを明確にイメージしながら作られたんですね。

SHOCK EYE　もちろん。出だしの「『初めましてわたしの名は、、、』」ってところは、そもそもグループ名が“MYNAME”だし、日本に来たときにはきっとそうやって初めて会う人たちに挨拶しただろうなと思いながら書いたんですよね。そこからストーリーが僕の中で広がっていったというか。

セヨン　あのパートいいですよね。実はあそこ、僕が歌いたかったんですよ！

ジュンQ　僕が歌いました（笑）。もちろんMYgirlと初めて会ったときのことを思い浮かべながら歌いましたね。あと「バラバラのカケラ繋ぐみたい」っていうフレーズが僕はすごく好きで。メロディのリズムもいいし。自分のパートじゃないんですけど（笑）。

セヨン　そこは僕ですね（笑）。

インス　それぞれ歌いたいパートがあったから、もう取り合いでしたよ（笑）。

SHOCK EYE　パート分けはお任せしたんだけど、5人が歌い分けていくことで曲自体の印象も全然違うものになったと思いますね。僕がイメージしたものを軽く超えてくれたというか。最後のところでみんなが掛け合って、合唱になっていくところなんかは感動的でしたから。