M!LK、成長したよね！

──では、ここからは新作の話を。「夏味ランデブー」は、作品全体に夏らしさが詰め込まれてますね。まず表題曲はどんな楽曲に仕上がったと思いますか。

塩﨑　この曲は僕らにとっては「完全S・S・D！」に続く夏曲なんですが、「S・S・D！」とはひと味違って、今回は盆踊り風のナンバーになっています。バチを使って踊ったり、衣装も和風だったり。とにかく祭りっぽい感じが全開に出ている曲ですね。歌詞では、恋物語が描かれているんですよ。

吉田　M!LK、成長したよね！ 「夏味ランデブー」では好きな子をデートに誘ってるんですよ。これまでの僕らの曲って、積極的になれない男の子が主人公のものが多かったけど。

塩﨑　いや、別に僕らが成長しているわけでは……。

佐野　成長しとこうよ、そこは！（笑）

塩﨑　あと曲中には好きな子を奪い合う5人のセリフの掛け合いなんかもあって面白いので、キュンキュンしながら夏を感じてほしいなって思います。

──やっぱり聴きどころは掛け合いのパートですか？

一同　そうですね。

──5人が同じ女の子を好きになって言い合うけど、すでに塩﨑さんが女の子をゲットしていたというオチがあります。

塩﨑　僕、役柄の設定を聞いたんですよ。

吉田　え、聞きたい。

塩﨑　僕はやんちゃなキャラっていう設定なんだって。

佐野　作詞家さんの中に、「太智はうまくやりそうだな」っていうイメージがあって、それを歌詞に反映させたって聞きました。

──皆さんの中でも、太智さんはちゃっかり者という印象ですか？

板垣　まあ、イメージ通りですね。

山﨑　やんちゃ少年。

塩﨑　やめて（笑）。

──レコーディングはいかがでした？

佐野　普段の自分のような感じで、作り込まずにやれたよね。

塩﨑　そうだね。でも「俺、付き合うことになりました！」なんて普段言わないから恥ずかしかった（笑）。

板垣　僕は「女子マネ」がうまく言えなくて、「じょしゅマネ」になっちゃって大変でした。

歌詞と同じじゃん！

──ちなみに、もしこの曲のセリフパートと同じような状況になったら、皆さんはどうすると思いますか？

塩﨑　僕はみんなにわからないようにアタックする。

塩﨑以外全員　歌詞と同じじゃん！（笑）

吉田　僕は当たって砕けるタイプだと思う。

山﨑　僕はどうだろう……。まず、女の子に好きな子がいるかを聞くと思います。

山﨑以外全員　へえー！ すげー！

山﨑　だって、その時点でほかに好きな子がいたら自分にはチャンスがないし。

佐野　カッコいい！

山﨑　無理にアタックすることもないと思います。何年かかってもいいんで、急ぐようなことはしないです。

板垣　僕は友達と好きな子が被ったら、身を引くかな。その人たちに幸せになってもらえればって思う。

──皆さん、けっこう大人な選択をするんですね。

板垣　佐野くんは違いますよ。

佐野　いやいや（笑）。僕は、好きな人に対しては態度が変わっちゃうと思うんですよ。

板垣　ああー。僕らには冷たいもんなあ。

佐野　そんなことないよ（笑）。で、「この人はあの子のこと好きなんだろうな」っていう感じとか、僕けっこうわかるんですよ。だから、気付いたらその瞬間に身を引きます。

吉田　わかる。

塩﨑　仁人くん、さっき「当たって砕けるタイプ」って言ってたじゃん！（笑）

吉田　好きな子が同じだったら「ごめんね……」って、一歩下がると思うわ。

塩﨑　2人は似た者同士だなあ。

板垣　こういう話、楽しいね（笑）。

──この曲の振りについても教えてください。バチを使って踊るんですね。

塩﨑　そうなんです。僕がリリースイベントで使っているバチが少し汚れてしまっているんですけど、実は僕、ミュージックビデオの中で太鼓を叩いていて、その跡がバチに残っているんです。本当はカッコいい汚れなんですと言わせてください！（笑）

──曲中にはかわいらしい振りもありました。

板垣　恋愛ソングなんで、ハートを作ったり天使の輪っかを作ったり。

塩﨑　女の子を狙うような動きも多いよね。キュンとさせちゃうような！

──では、バチを使うようなパワフルなダンスと、女の子をキュンとさせるようなキュートな振りがミックスされているということですね。

板垣　いいですねえ。その通りです！