相変わらず？ いや、さらに危ういことを平然と─。
そしてシリアスなことほど楽しく歌ってるアルバムでした。
歌謡とかロックとかここまでやって初めて芸術になるんですね。
1曲一曲が感情過多にならず、でも音楽過多な（笑）全てのクワタキャリアの集大成を味わいました。
（鹿野淳）

とんでもない世の中だけど今をちゃんと生きろとカツを入れられたような気がします。
あなた（君）が忘れられなくて悲しいわ～なんて歌が今いっぱいある中で、やはり音楽は作り手のメッセージを伝える最大の武器であること、時代と音楽は密接な関係にあるべきものだということを、改めて感じることができました。ありがとうございます。
（ライター　松浦靖恵）

モノの見方、とらえ方、考え方をさとしてくれるような深いアルバムだと思いました。
文字通り音楽（ロック）の“聖書”になり得る1枚。
ベタですが
“NO『MUSICMAN』,NO LIFE”
そんな言葉が合うような気がします。
（フリーライター　金本真一）

駅のベンチでため息をついているお父さん。
決まった時間にゴハンが食べられず、歩きながらお菓子を口にほおり込んでいる女の子。
好きでやってるんじゃないのに。
だけど、桑田さんは「キミが決めてやってることなんじゃないのかい」と、すごく平熱の言葉で穏やかに話しかけてくれてる。
それがいちばん、刺さることをもちろん、知っていて。
誰かに言われたいこと。誰にも鳴らせない音を『MUSICMAN』は知っている。
個人的には「それ行けベイビー!!」の「GOIN' GOIN'」のメロは何度だって聴きたい、魔法のメロディです。
（ライター／編集　石角友香）

待ちに待った分その期待は大きかったのですが、その大きい期待をはるかに越える歌の数々！
日本、そして日本人を爽快に歌い上げる曲が印象的。
これまでの全てがつまっているアルバムだと思います。
桑田佳祐サイコー！
（日本テレビ　江成真二）

桑田さんがこれまで重ねてこられた想いの行ったりきたりと、その先に今見えているものが聞きとれました。
それ行けベイビー!! でなぜか涙腺がぐっときたのは想いを受信したせいかもしれません。
（bayfm DJ　小島麻子）

生と死、生きるかなしみとよろこび、絶望と理想、矛盾と夢、孤独と愛、後悔と明日…そんな現実が支配するこころと正面から向かいあう桑田佳祐さんの姿が見えました。
その姿は、悲しみのむこうには希望があることを、暗闇の先には夜明けがあることを伝えてくれているように思えました。
私達の今いる場所、そしてその先の道を照らしてくれるような作品だと思います。
私は「MUSICMAN」を聴けてとても幸せ者です。
今なら「幸せ？」と聞かれたら素直に“yes”と言えるような気がします。
桑田佳祐さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
（FM802 DJ　尾上さとこ）

自分がどんな気分の時でも桑田さんの色に染められていく感覚です。
実際さっきまでおなかすいて、寒くて鼻水出そうなのに全部忘れて、曲の雰囲気、詞の世界観を想像しては頭の中のカラーが曲ごとにチェンジしていきます。
ココロの炎が燃えさかる～!!
（FM愛知　鈴木理恵）

政治風刺、男と女、死生観、様々なテーマの珠玉の楽曲が絶妙に配されていて、時間を忘れて聴き入ってしまいました。
シンガーソングライター桑田佳祐の金字塔アルバムだと思います。
（FMヨコハマ 編成制作部　久冨一雄）