indigo la End|1年ぶりの新作で迎えた分岐点

人生が変われば曲も変わる、曲ができなくなるのは死ぬとき

──歌詞についてはどうですか? “切なくてエモーショナルなラブソング”というイメージは、今回のアルバムでも引き継がれていると思いますが。

川谷 ラブソングをやろうと思ってるわけではなくて、自分が書くものがたまたまそういう感じなんですよね。日常で起きることじゃないと歌詞にできないんですよ。ポリティカルなことを書きたいわけではないし。本当に自分がそう思ったら書くかもしれないけど、ウソは歌えないですから。人生が変われば曲も変わるし、そこは身を任せてますね。

──実体験がそのまま反映されていると。

indigo la End

川谷 基本的にはそうです。それにラブソングって、聴く人も入り込みやすいじゃないですか。誰でも経験していることだから。命に関する歌詞もそうですよね。命はみんな持っているものなので。ただ「共感できそうな歌詞を書こう」とは考えてないんです。自分が書きたいものを書いた結果そうなってるというか。さっきも言いましたけど、思ってもみないような解釈をされることもありますからね。たまに意図的に伏線を張っても全然気付かれなかったりもするし(笑)。そこは変わってないと思いますね、今回のアルバムも。

──ライブのMCで「『Crying End Roll』は次の作品、その次の作品にもつながる」と言ってましたが、今作が今後のindigo la Endに与える影響も大きいのでは?

川谷 そうですね。このアルバムができて「ここからまたいろんなことができるんじゃないかな」って思えました。それは自分の中でも未知だけど「いいものができる」という確信はあるので。「このアルバムがスタート」と言うか、ここからいろんな方向に枝分かれして行くと思いますね。

後鳥 すでに新しい曲もけっこう録ってるんですよ。

川谷 ミニアルバムくらいはすぐにでも出せますね。あと何曲か録れば、フルアルバムでもいけると思うし。

──川谷さん、本当に多作ですよね。ingido la End、ゲスの極み乙女。以外にもDADARAY、学生気分でも曲を作っていて。DADARAYの新作「DADAX」も素晴らしかったし、スランプってないんですか?

川谷 ないんですよね。曲ができないってことがないし、曲作りで悩んだりもしないので。できなくなったときは死ぬときでしょうね。

ライブはほかを気にせずに楽しんでもらいたい

──最後に今後のライブについて聞かせてください。9月には全国ツアー「始藍」が行われますが、「Crying End Roll」の楽曲がセットリストに加わることで、ライブ全体の雰囲気も変わってきそうですよね。

川谷 それは本当にそうでしょうね。新しい曲が入ってくることで、昔の曲の聞こえ方も変わってくるだろうし。以前の曲を今の4人でリアレンジするのもいいなと思ってるんですよ。クラムボンの「Re-clammbon」(セルフカバーアルバム)が好きなんですけど、ああいうこともやってみたいなって。ただ、それをやると俺の場合は歌メロまで変えちゃうと思うけど。

indigo la End

長田 なんの曲かわからなくなるね(笑)。

川谷 ツアーに関しては、どんどんお客さんがノレない感じになっていくかも。

後鳥 そうだね。スタンディングのお客さんには申し訳ないけど。

川谷 ……ノレないというか、あの一様のノリ方ができなくなると思います。

──一斉に手を挙げてジャンプできる曲、indigo la Endにはないですからね。

長田 ないですね(笑)。

川谷 「プレイバック」とかで一斉にジャンプされたら怖いよね(笑)。これからのindigoのライブの雰囲気は海外バンドのライブみたいになっていくんじゃないかな。みんなで一緒に盛り上がるというより、1人ひとりが「あ、楽しい」という感覚になって、ほかを気にせず楽しんでくれたらいいなと思います。

indigo la End「Crying End Roll」
2017年7月12日発売 / unBORDE
indigo la End「Crying End Roll」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
3780円 / WPZL-31341~2

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indigo la End「Crying End Roll」通常盤

通常盤 [CD]
3240円 / WPCL-12676

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CD収録曲
  1. 想いきり
  2. 見せかけのラブソング
  3. 猫にも愛を
  4. End Roll I
  5. 鐘泣く命
  6. 知らない血
  7. ココロネ(Remix by Qrion)
  8. End Roll II
  9. プレイバック
  10. 天使にキスを
  11. エーテル
  12. 夏夜のマジック(Remix by ちゃんMARI)
初回限定盤DVD収録内容
  • 楽園
  • 秘密の金魚
  • 実験前
  • 緑の少女
  • 夏夜のマジック
  • 幸せな街路樹
  • 瞳に映らない
  • 渚にて幻(long ver.)
  • 名もなきハッピーエンド

公演情報

indigo la End「始藍」
  • 2017年9月15日(金)大阪府 なんばHatch
  • 2017年9月17日(日)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
  • 2017年9月20日(水)愛知県 DIAMOND HALL
  • 2017年9月22日(金)東京都 Zepp Tokyo
  • 2017年9月25日(月)群馬県 高崎club FLEEZ
    ※スペシャルゲスト:秀吉
  • 2017年9月26日(火)宮城県 Rensa
  • 2017年9月28日(木)北海道 札幌PENNY LANE24
indigo la End(インディゴラエンド)
indigo la End
川谷絵音(Vo, G)、長田カーティス(G)、後鳥亮介(B)、佐藤栄太郎(Dr)からなるロックバンド。2010年2月より活動を開始。2012年4月に、スペースシャワーミュージックが設立した新レーベル・eninalの第1弾アーティストとして1stミニアルバム「さようなら、素晴らしい世界」でデビュー。2013年5月には初のワンマンツアーを東名阪で開催する。2014年4月、約1年2カ月ぶりの新作「あの街レコード」でunBORDEよりメジャーデビューを果たし、同年8月に出演したロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」のステージでこれまでサポートメンバーとしてバンドに参加していた後鳥が正式加入。9月に新体制となってから初めての作品となるメジャー1stシングル「瞳に映らない」をリリースした。2014年12月の「COUNTDOWN JAPAN14/15」のステージをもって、約5年間バンドに在籍していたオオタユウスケ(Dr)が脱退。2015年に2月にメジャー1stフルアルバム「幸せが溢れたら」を発表し、同作のリリースツアーのファイナル公演で佐藤栄太郎(Dr)が正式加入した。2016年6月に現体制となって初めてのアルバムにあたる「藍色ミュージック」を発表。2017年7月にメジャー3rdアルバム「Crying End Roll」をリリースし、9月よりツアー「始藍」を開催する。