ヒステリックパニック「LIVE A LIVE」PR

ヒステリックパニック × BACK LIFT|正反対のマインドで惹かれ合うレーベルメイト

ヒステリックパニックが新作ミニアルバム「LIVE A LIVE」を6月21日にリリースした。彼らにとって昨年7月発売のアルバム「ノイジー・マイノリティー」以来およそ1年ぶりの作品となる「LIVE A LIVE」。アルバムタイトルには「ライヴの瞬間が、生きていることを一番実感できる」という彼らの思いが込められており、アップテンポで聴き手のテンションを引き上げる楽曲群ばかりが収められている。

音楽ナタリーでは今回、ヒステリックパニックのとも(Vo)、Tack朗(G, Vo)、そして彼らの所属するビクターエンタテインメント内レーベルBLACK SHEEP RECORDSから5月にメジャーデビューを果たしたBACK LIFTの小林'KICHIKU'辰也(Vo, B)という3人の鼎談を企画した。名古屋出身でありながら、最近まで交流のなかったという彼ら。「共通点がないからこそ惹かれ合う」と言う3人に、名古屋でのインディーズ時代のエピソードや互いの曲作りの違いなどを語り合ってもらった。

取材・文 / 小林千絵 撮影 / タマイシンゴ

なかなか出会えなかった2組

──2組共地元は名古屋ですが、出会ったのはいつですか?

左から小林'KICHIKU'辰也(Vo, B / BACK LIFT)、とも(Vo / ヒステリックパニック)、Tack朗(G, Vo / ヒステリックパニック)。

とも(Vo / ヒステリックパニック) メンバーによって個々でつながってたりはしてたけど、バンドとしてしっかり絡んだのは実はここ2、3年だよね。

小林'KICHIKU'辰也(Vo, B / BACK LIFT) そうやね。同じ名古屋ではあるんだけど、別のシーンでやってたから、名前は知ってたけど絡みはなかった。プリクラをアー写にしてるのを見て「こいつらふざけとんな」とは思ってたし、同い年ってことは知ってたんやけど。

Tack朗(G, Vo / ヒステリックパニック) 俺はバンドをやりたいと思いつつもやれてなかったときに、BACK LIFTがTRUST RECORDS(BACK LIFTが2016年まで所属していた名古屋のインディーズレーベル)を背負って、どんどん上がっていくところを見ていて。だからずっと意識してるバンドの1つではあります。

とも 俺は正直、BACK LIFTは名前ぐらいしか知らなくて。そこまで曲も聴いたことなかった。知り合ったのは、2014年の「FREEDOM NAGOYA」のときかな。何かの企画で名古屋バンドの座談会というのがあって。04 Limited Sazabys、BACK LIFT、THREE LIGHTS DOWN KINGS、ENTHとかが集まる中に俺らも入ってて、そこで「ああ、BACK LIFTってバンドの人だ」って思った。そこからBACK LIFTに限らず、名古屋のバンドと交流し始めた感じだよね。

Tack朗 名古屋にはラウドバンドがあんまりいなかったし、違うジャンルのバンドの人たちと出会えなかったよね。

とも まあラウドシーンでも友達いなかったけどね(笑)。

「隣町の中学にケンカ強いやつがいるらしい」

左からとも(Vo / ヒステリックパニック)、Tack朗(G, Vo / ヒステリックパニック)、小林'KICHIKU'辰也(Vo, B / BACK LIFT)。

KICHIKU 名古屋ってライブハウスが山のようにあるんですけど、バンドの数と合ってないから、バンドが分散してて出会えないことが多いんですよね。僕らが04 Limited SazabysとかTHREE LIGHTS DOWN KINGSとつながれたのは、活動をスタートさせたライブハウスが一緒やっただけで。ヒスパニがよくやってたライブハウスには僕らは出たことないし、逆に僕らがやってるライブハウスに当時ヒスパニは全然出てなかったから、巡り合わなかったっていうそれだけで。名古屋あるあるなんですけど。

とも 「隣町の中学にケンカ強いやつがいるらしい」みたいな。

KICHIKU そうそう、噂だけ流れてくるみたいな。僕らとか、サンエル、フォーリミがバンドを始めたときは先輩も後輩もいなくて。で、俺らが同世代で名古屋を盛り上げるようにしたら、運よく下の世代のバンドが付いてきてくれたから、今はシーンができつつあるのかな。

とも 俺らなんか下もいないもんな(笑)。

KICHIKU 下おらんの?

とも いないいない。結成した2012年から、上も下もいない。ずっと孤独。まさに“black sheep”だよね。対談、ありがとうございました(笑)。

Tack朗 終わり!?(笑)

とも いやー、いい締めになった!(笑) そう言えば思い出したんやけど、長野でSECRET 7 LINE、ヒステリックパニック、BACK LIFTっていう3組の対バンあったよね。ただSHINJI(B, Vo)さんがその直前に亡くなっちゃって(※SHINJIは2015年8月に交通事故により急逝)、話し合った結果、ヒスパニとバックリのツーマンライブに急きょ変更して。で、2組でSECRET 7 LINEのカバーを演奏したんですけど、その出来事は仲を深める1つの要因になった気がする。

KICHIKU 確かに。あれがなかったら今、BLACK SHEEP RECORDSに入ってないかも。

人間臭いBACK LIFTと変態のヒスパニ

とも BACK LIFTのライブを初めて観たとき、KICHIKUのMCに熱さというか……人間臭さがあるなって思った。当時そういうバンドがあんまりいなかったので、すごく印象に残ってる。「同世代で熱いこと言うヤツいるんだな」って。仲よくなってからは「打ち上げがヒドいバンド」っていうイメージ(笑)。

Tack朗 KICHIKUのMCもだし、BACK LIFTの楽曲もすげえハッピーなんですよね。俺らってハッピーって言うより……。

とも アンハッピーだね(笑)。

左からTack朗(G, Vo / ヒステリックパニック)、とも(Vo / ヒステリックパニック)、小林'KICHIKU'辰也(Vo, B / BACK LIFT)。

Tack朗 地獄絵図って言うか(笑)。BACK LIFTのライブにもダイバーがいるし、お客さんは汗だくでぐちゃぐちゃなんだけど、ハッピーだなって思うんですよね。お酒飲みながら観て「んー、いいねえ」みたいな感じで。

とも あとあれだ、出会った2014年頃はずっとYU-PON(深谷'YU-PON'雄基[G, Cho / BACK LIFT])がアルペジオをミスってて(笑)。KICHIKUがMCでめっちゃいいこと言ったあとに曲に入るんだけど、イントロでミスるからズコーッて(笑)。

KICHIKU それ、2017年は大丈夫かな……。

とも どうだろう(笑)。

KICHIKU ヒスパニはとにかく変態。第一印象が「曲がとにかくすげーカッコよくて、しかも同い年でこんなにもスキルの差があるもんなんや」やった。ヒスパニの音楽はスキルがないとたぶん成立しやんし。俺らはスキルがなくてもいいって言い訳しとるみたいであれですけど、まったく違うってところが僕はよくて。今、こうやって恵まれた環境で切磋琢磨し合えるのはすごい大切な存在です。打ち上げではバカやし(笑)。

ヒステリックパニック「LIVE A LIVE」
2017年6月21日発売 / BLACK SHEEP RECORDS
ヒステリックパニック「LIVE A LIVE」

[CD]
2268円 / VICL-64803

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CD収録曲
  1. A:LIVE
  2. ガチ恋ダークネス
  3. 月曜日が始まんで~
  4. Head Bang!
  5. 全日本ぬるぬる音頭
  6. ブルーバード
  7. swan song
BACK LIFT「BLANKS」
2017年5月24日発売 / BLACK SHEEP RECORDS
BACK LIFT「BLANKS」

[CD]
1944円 / VICL-64791

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CD収録曲
  1. White
  2. Don't worry be alright
  3. Bitter
  4. You're A Fool
  5. THE LINKg
ヒステリックパニック「DEAD or ALIVE」TOUR 2017

2017年8月29日(火)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO(※ワンマンライブ)

2017年9月1日(金) 千葉県 千葉LOOK

2017年9月2日(土) 埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3

2017年9月9日(土) 長野県 ALECX

2017年9月10日(日)富山県 Soul Power

2017年9月15日(金)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎

2017年9月17日(日)山梨県 KAZOO HALL

2017年9月23日(土・祝)青森県 八戸ROXX(※ワンマンライブ)

2017年9月24日(日)岩手県 the five morioka

2017年9月26日(火)茨城県 mito LIGHT HOUSE

2017年9月27日(水)福島県 郡山CLUB #9

2017年10月5日(木)愛媛県 松山サロンキティ

2017年10月6日(金)高知県 X-pt.

2017年10月14日(土)新潟県 CLUB RIVERST

2017年10月15日(日)群馬県 高崎club FLEEZ

2017年10月21日(土)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA

2017年10月22日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠

2017年10月26日(木)北海道 CASINO DRIVE

2017年10月27日(金)北海道 札幌KRAPS HALL(※ワンマンライブ)

2017年10月29日(日)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX(※ワンマンライブ)

2017年11月3日(金・祝)石川県 vanvanV4(※ワンマンライブ)

2017年11月5日(日)東京都 TSUTAYA O-EAST(※ワンマンライブ)

2017年11月11日(土)広島県 SECOND CRUTCH(※ワンマンライブ)

2017年11月12日(日)大阪府 梅田CLUB QUATTRO(※ワンマンライブ)

2017年11月18日(土)福岡県 DRUM Be-1(※ワンマンライブ)

2017年11月23日(木・祝)香川県 DIME(※ワンマンライブ)

BACK LIFT「BLANKS TOUR 2017」

2017年7月6日(木)大阪府 OSAKA MUSE

2017年7月14日(金)東京都 TSUTAYA O-WEST

2017年7月21日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO

ヒステリックパニック
ヒステリックパニック
2012年に名古屋で結成されたラウドバンド。現在はとも(Vo)、Tack朗(G, Vo)、$EIGO(G, Cho)、おかっち(B)、やっち(Dr)の5人で活動している。2013年7月にタワーレコード限定でリリースした4曲入りCD「4U」がヒット。ANGRY FROG REBIRTH、HER NAME IN BLOODといったバンドのツアーにゲスト出演し、各地で知名度を上げる。2015年4月にシングル「うそつき。」でメジャーデビュー。7月にフルアルバム「オトナとオモチャ」、2016年4月にシングル「シンデレラ・シンドローム」、7月に2ndフルアルバム「ノイジー・マイノリティー」をリリースし、2017年6月にアルバム「LIVE A LIVE」を発表した。
BACK LIFT(バックリフト)
BACK LIFT
2007年に名古屋で結成されたスリーピースバンド。メンバーチェンジを経て、現在は小林'KICHIKU'辰也(Vo, B)、深谷'YU-PON'雄基(G, Cho)、都築'HEAVIN'史生(Dr, Cho)の3人で活動している。2010年よりTRUST RECORDSに所属。3枚のフルアルバム、2枚のミニアルバム、3枚のシングルをリリース。2017年にミニアルバム「BLANKS」をビクターエンタテインメント内のレーベル・BLACK SHEEP RECORDSよりリリースし、メジャーデビューを果たした。