音楽ナタリー PowerPush - 花澤香菜

初体験クラブサウンドで3rdシーズンの幕開け

パンの中から花澤香菜

──“2ndシーズン”を終えて、もちろん続きはあるのだろうなと思ってはいたのですが、思いのほか早いペースで“3rdシーズン”に移行しましたね。

そう思うでしょ? ……この先がもっとあるんですよ。始まったぜ、まだまだこれからだよ、という感じなんです。

──おお。今回の変化はほんの序章にすぎないと。

変化していくというよりは、お祭りはまだまだ続いていくよ?みたいな。「25」のツアーの最中から「次はどこに行きたい?」って話をしたりしていたので、ライブも含めていろいろ考えています。

──2ndシーズンはアルバム「25」のリリースと4都市ツアー「花澤香菜 live 2014 "25"」を軸にしながら、シングル&アルバムの発売記念イベントなどもありましたよね。3月の“女子会”ライブ「かなまつり」(参照:花澤香菜、初の女子会「かなまつり」で新曲しっとり披露)はすごくいい試みだなと思いました。

花澤香菜

楽しかったですねー。女子会ライブは定期的にやりたいです(笑)。音数の少ない中で生ライブをやるのもこんなに楽しいんだ!って思いましたし、こういうライブは今後も続けていきたいって意思は伝えました。

──花澤さん個人が密かにたくらんでいる、いつかやってみようと思う音楽活動って何かありますか?

ツアーでは4カ所を回らせてもらいましたけど、全部印象が違ったんですよ。お客さんの雰囲気も土地の印象も。なので、もっといろんなところを回って、いろんなことを経験したいなと思っています。

──「いろんなところ」を目指すとなると、ゆくゆくは47都道府県ツアーとか……。

いいですね! ……いいですね(スタッフを見ながら)。あとは生演奏に朗読を合わせたり、声優としての面も一緒に表現できるようなライブもやってみたいです。

──先日のBlu-ray先行上映会(参照:花澤香菜、バルト9で“ニヤニヤ&飛びます”宣言)では「大好物のパンの中から登場したい」というアイデアも出てましたけど(笑)。

そうそうそう(笑)。ド派手なライブもやってみたいですね。パンの中から出てきたり、空を飛んでみたり。

──パンの中から出てくるって、ちょっとイメージが湧かないんですけど……。

あの、人が入れるサイズのチョココロネみたいな寝袋があるんですよ。

──あ、そういう形なんですね。てっきりドーム状の巨大なパンから飛び出してくるのだとばかり。

あはははは(笑)。パクパク食べながら。いろんな出方がありますよね。実現が難しかったらグッズだけでもそういうコラボができたらうれしいですねー。

──この間のツアーでもスペシャルカレーとか枕とか、けっこう遊んでるツアーグッズが多かったですよね。

ライブはそうやっていろんなアイデアを込めたグッズが作れる場でもあるし、ノッてくれるスタッフにも恵まれているので(笑)。そういう意味でもライブはできるだけ多くやりたいです。

──今回のシングルで、クラブミュージックでもしっかり“花澤色”に染められることが証明できた以上、北川さんをはじめとする作家陣、制作陣もきっといろいろとたくらんでると思うんですよ。

どうなんでしょうねー。できる限りいろんなことに挑戦したいと思っています。

──すごく楽しみながらチャレンジしていますよね。

うふふふ(笑)。お手紙でも「楽しそうに歌っているのがうれしい」って書いてもらうことが多くて、知らないうちにそういう顔になってるんだと思うと、やっぱり自分でも楽しんでやっているんだなって。次もきっと驚いてもらえると思うので楽しみにしていてください。

気分転換はお風呂でエレカシ

──ここからはまったくの余談ですけど、最近一番楽しかったことってなんですか?

なんだろう? 海外に行ったことですかね。初めてトルコに行ってきました。

──逆につらかったことや落ち込んだことは?

うーん、基本的にポジティブだからあまり考え込んだりしないんですよね。……あ、歌詞が出てこなかったときは落ち込みました(笑)。

──ポジティブな気分に戻すための自分なりの対処法、気分転換の方法って何か持っていますか?

昔からよくやってるのは、お風呂の中で好きな音楽を聴きながら一緒に歌うことですね。

──選ぶ音楽はそのときどきによる?

はい。フジファブリックさんだったり、エレカシ(エレファントカシマシ)さんだったり。ロックな曲のほうがそういうときはいいみたいです。岩里さんによく「考えてることがオルタナだよね」って言われるんですけど……。

──オルタナ?

歌詞のやりとりとかしていてそう感じたみたいなんですけど。最初はよくわかんなかったんですけど、みんなに教えてもらって「これがオルタナか!」って。

──花澤香菜オルタナ説(笑)。いろんな音楽をやる上で完全にオルタナ寄りのものをやってみても面白いかもしれないですね。

そうですね。「last contrast」(「25」に収録されたBase Ball Bear小出祐介の書き下ろし曲)はちょっとオルタナっぽいけど、ああいう感じもいいですね。

──最近聴いていいなと思ったアーティストは?

在日ファンクさんですかね。ハマケン(浜野謙太)さんと仕事でご一緒させていただいて(参照:ハマケン声優初挑戦で洗濯機役を熱演、ヒロインは花澤香菜)。SAKEROCKさんや星野源さんは前から好きでよく聴いてたんですけど、在日ファンクさんは聴いていて楽しくなりますね。

──花澤さんの音楽プロジェクトではまだああいうコテコテのファンクはやってないですよね……?

あははは(笑)。じゃあパンの歌を作るときはぜひハマケンさんにお願いしたいです。

花澤香菜
ニューアルバム「ほほ笑みモード」 / 2014年10月1日発売 / アニプレックス
初回限定盤 [CD+DVD] / 1728円 / SVWC-70021~2
通常盤 [CD] / 1296円 / SVWC-70023
CD収録曲
  1. ほほ笑みモード
  2. Timeless
  3. MOMENT
  4. ほほ笑みモード(instrumental)
初回限定盤DVD収録内容
  • ほほ笑みモード(Music clip)
ライブBlu-ray「CHALEUR -Film Documentaire de “25”-」 / 2014年8月27日発売 / アニプレックス / [Blu-ray Disc+フォトブック] 7560円 / ANSX-10002
ライブBlu-ray「CHALEUR -Film Documentaire de “25”-」
収録内容
  1. バースデイ
  2. 25 Hours a Day
  3. 恋する惑星
  4. Brand New Days
  5. マラソン
  6. YESTERDAY BOYFRIEND
  7. Summer Sunset
  8. 片思いが世界を救う
  9. 無邪気なキミと真夏のメロディ
  10. パパ、アイ・ラブ・ユー!!
  11. pot-pourri(flattery?~Waltz for Praha~ダエンケイ~真夜中の秘密会議~同心円上のディスタンス~Merry Go Round)
  12. Young Oh! Oh!
  13. Make a Difference
  14. Eeny, meeny, miny, moe
  15. Spanish Apartment
  16. Last Contrast
  17. Good Conversation
  18. EN1. 星空☆ディスティネーション
  19. EN2. Saterday Night Musical♪
  20. EN3. あるいていこう

[大阪公演アンコール](特典映像)

  1. 星空☆ディスティネーション
  2. CALL ME EVERYDAY
花澤香菜(ハナザワカナ)

1989年2月25日生まれ、東京都出身の声優。2006年放送の「ゼーガペイン」で初のヒロインとなるカミナギ・リョーコ役を演じ、2007年には「月面兎兵器ミーナ」「スケッチブック ~full color's~」「ぽてまよ」といった作品で次々と主要キャラクター役に抜擢された。その後も「こばと。」「化物語」「海月姫」などの人気アニメでヒロインを演じるかたわら、多数の作品でキャラクターソングを歌い、2011年放送の「ロウきゅーぶ!」では声優ユニット「RO-KYU-BU!」のメンバーとしても活躍。2012年4月にはシングル「星空☆ディスティネーション」でソロデビューを果たした。2013年2月20日には1stフルアルバム「claire」を発表し、同年3月には大阪・NHK大阪ホール、東京・渋谷公会堂にて初のワンマンライブを行い、いずれも大成功に収めた。同年12月に発売された5thシングル「恋する惑星」に続き、2014年2月には25曲入りの2枚組アルバム「25」を発表。4月からは4都市を回る初の全国ツアー「花澤香菜 live 2014 "25"」を行い成功に収めた。10月にはSTUDIO APARTMENTをサウンドプロデューサーに迎えた通算6枚目のシングル「ほほ笑みモード」をリリース。