こういう会話もするようになりました

──今年は皆さんにとって実りの多い1年だったのかなと感じますが、これからのエビ中は一体どうなっていくんでしょう。

松野　どうなるんだろう……。

廣田　来年のことも全然聞いてないからね。

安本　わりと気になるのは、次のシングルはどうなるんだろうってことかな。

廣田　次、出せるかもわかんないよ？

真山　そう！ベスト盤を出すということは、私たち契約切られるんじゃないかって……。

廣田　私もそればっかり考えちゃう。

柏木　先が見えない……（笑）。

真山　楽屋でもこういう話をするようになりました（笑）。

──では、今の時点でのエビ中をひと言で表すとしたら？

真山　「今どきの若者」だと思う。私、ちょうど「ゆとり世代」から切り替わったポイントの学年だから、みんなを見てると「今どきだな」って思う。

安本　いや、私たち全然流行りにも乗れてないよ！

真山　確かに“陰キャラ”だけどさ、考え方は今どきだなって思うよ？

廣田　真山から見たエビ中はそうかもしれないけど、ほかのグループから見たら私たちってすごくイモくさいと思う！

真山　ほかのグループの皆さんがおませさんすぎない？

柏木　それが普通なんだよ。

安本　だから、私たちを一言で表したら「ガキ」だよ。中坊。

柏木　かわいいよね。中坊。

安本　大人になりたい中坊です。

真山　「中学生」を名乗ってる以上、やっぱりいつまでも中学生なんですよ。

星名　わかる。気持ちが若いよね！

松野　わかる！

真山　想像していた19歳や20歳って、今の自分のような感じじゃなかったですもん。ネバーランドに居すぎて感覚が狂っているというか……ピーターパンシンドロームだね、完全に。

小林　ピーターパンシンドローム？

真山　いつまでも大人になりきれない状態のことね。

小林　ピーターパンシンドローム。なんかカッコいい響き……。

星名　気付いたら25歳とかになってて、めっちゃ焦りそうだよね。

小林　結婚とかしてるのかなあ。

柏木　まだまだ先でしょ。

安本　そうそう、エビ中もこういう会話をするようになりました（笑）。

松野　「誰が一番結婚早いんだろう？」とかね。

「中学生」という言葉の新しい概念を

真山　結局なんなんだろうね、私たち。

中山　私、「中坊」でいいと思う。だって名前が「私立恵比寿中学」だもん。

真山　「中坊」でいいと思う人―？

一同　はーい！

真山　じゃあ、「中坊」はちょっとヘンな言い方だから「中学生」にしよう！

──グループの看板を背負って生きていく、と。

真山　大人たちもその気だと思いますし。

星名　そうやって生きていくしかないよね。

廣田　いや、いろいろやり方はあると思うんです。けど、今までせっかくこうやって進んできて……真山なんか7年もエビ中をやってきていて、今ここで何かを変えるのも悔しいっていうか。それこそ私の中学生的な考えなのかもしれないけど、一度始めたことはやりきりたいから。そう思うと、まっすぐそのまま進んでいくのが一番なんじゃないかなって。

安本　おおー。

廣田　それこそ、エビ中が「中学生」という言葉の新しい概念を作れたらいいと思う。例えば「かわいい」っていう言葉があるけど、英語の「Kawaii」になると日本のカルチャーを表す言葉になるじゃない？ それみたいに「中学生」っていうものを自分たちでジャンル化できたら面白いのかなって思ったりします。だから、自分たちが大きくなればなるほど説得力も出てくると思う。

小林　……今、グッと来た。一気に来た。この気持ちなんなのか、教えてほしい!!

柏木　ぽーちゃん、最近よくあいかの言葉にグッとくるよね（笑）。

小林　そうなの。常連かも。

廣田　ありがとうー（笑）。またお待ちしてまーす！

──では最後、安本さんに締めていただきましょうか。

安本　私ですか!? ええと、これからも中学生の心を忘れず……来年はもっと激しい1年にしたいです！ ドタバタしたい！ いい意味で！

柏木　ドタバタ!? なんか言い方違う気が……（笑）。

安本　なんて言うの？ あ、目まぐるしい！ 充実した……多忙な！ 多忙な1年にしたいと思います！