今後はちょっと不良に

──記念すべき1stアルバムを作り終えたことで見えた、今後のビジョンはありますか？

小幡　アルバムのマスタリングが終わった直後にはもう次にやりたいこと、作りたい音楽が見えたんですよ。なので、ここからもコアラモード．としてできることをどんどん広げていきたいなっていう気持ちは強くなってます。優等生なだけではない、いろいろなイメージを上乗せして行けたらいいなと。

あんにゅ　今までが優等生なら、今後はちょっと不良になりたいと思います！

小幡　本当に？（笑）

あんにゅ　みんなの期待をいい意味で裏切っていけるような曲を出すってことですよ。あくまでも曲で不良になるってことです。普段の私たちはどうがんばっても不良にはなれないので（笑）、音楽を通してちょっとでもロックなところを見せていけたら面白いかなって。だからまずはこのアルバムでコアラモード．を知っていただいたうえで、それをどう壊していくかっていうことを楽しみにしながらここから張り切ってがんばっていきたいです。

──今回のアルバムでコアラモード．の根幹みたいな部分はちゃんと見せたと思うので、ここからは思い切り壊していっても大丈夫そうですよね。あと個人的にはどっぷり暗い曲を聴いてみたい気持ちもあります。

あんにゅ　そうなんですよね。救いを残した曲っていうのも大事だとは思うんですけど、聴き手としてとことん暗い曲を聴いて逆に気持ちがすっきりすることもあると思うので、そういう毒みたいな部分を見せる曲をやってもいいのかなとは思ったりもしてます。

──毒は持ってますか？

あんにゅ　持ってますよお（笑）。コアラがいつも食べてるユーカリにも毒があるし、コアラ自体、けっこう獰猛だって言いますからね。私たちもいつ食らい付くかわからないので、油断せず楽しみにしててください。聴き手に襲い掛かるような曲もこれから作っていきましょうね！

小幡　はい（笑）。毒という新しい色を出していければと。

バンドセットで最長ツアーへ

──3月25日には本作を携えた全国ツアー「THIS IS COALAMODE.!!2017 ～春らんらんツアー～」もスタートしますね。

あんにゅ　はい。今までで一番本数が多いツアーなので楽しみです。

小幡　ツアータイトル通り、僕らにとっての名刺代わりになるようなライブをお見せするツアーになると思います。なので初めての方々にもたくさん観ていただけたらうれしいですね。まだ3年目ですけど、3年目なりの貫禄も見せていければと。

──ライブはどんなスタイルで行われるんですか？

小幡　ずっとお世話になっているメンバーさんたちと一緒にバンドスタイルでやります。僕らは2人組ですけど楽曲はバンドサウンドのものばかりなので、より音源に近い形で聴いていただけると思いますね。

──あんにゅさんはどんなツアーにしたいですか？

あんにゅ　今まではファンの方々が親のような温かい気持ちで見守ってくださってましたけど、ここからは甘えてばかりはいられないので親離れできるような（笑）、カッコいいライブを見せていきたいなって思ってます。

──厳しい目で見てもらっても大丈夫だと。

あんにゅ　そうなっても大丈夫なようにしたいなって思ってますよ。楽しみにしててください。

──いつか見れるであろう不良になったコアラモード．も楽しみにしてますね。

あんにゅ　そうですね。そうなったらもうライブではストロボ焚きまくって、真っ赤なライトで照らしてもらって、ギターを折る！ あははは、楽しみですねえ（笑）。