この曲は平和じゃないとできない

──この夏は全国各地でこのナンバーが流れて、少しでも聴いた人の活力になってくれたらうれしいですよね。

チーミー　うん、それが一番うれしいです。祭りとかで流れて、ふと耳にした人が「えっ？ 何この曲？」みたいに引っかかって、気付いたら口ずさんでる……みたいな。

──このサビはクセになりますもんね。

チーミー　もう、そこだけでいいんで（笑）。子供たちの口から聴こえてきたら僕も本当にうれしいと思います。あとはスーパーのちくわ売り場で流してもらえたら本望かな。

山口　ちくわが嫌いな人ってあんまりいないと思うし、まず「ちくわ」っていうキーワードにみんな「クスッ」てなると思うんですよ。「ちくわ」と「祭り」が上手く合わさったこの楽曲の雰囲気も、チラッと聴いたら絶対フルで聴きたくなりますよ。

──ええ、そうだと思います。

山口　いろんな悩みを抱えてたり、みんなそれぞれあると思うんですけど、例えばその日「あー、ツイてないわー」って感じでも、こんな法被着たおっさんがちくわのバチ持って踊ってたら「なんだ、アホらしい！」ってなるんじゃないですかね（笑）。落ち込んでるのがバカらしくなるというか。

チーミー　人生、捨てたもんじゃないってね（笑）。

山口　そんな単純な感じで聴いてもらえたらいいんじゃないですかね。だってこれ、平和じゃないとできないですよ！（笑） この曲を全力で歌うっていうことは（笑）。

チーミー　あはははは！（笑） 本当そうですよね。「ちくワッショイ」が流れてるところでは、なかなかハードなケンカはできないと思います（笑）。

──あとはビデオクリップでも観られる、楽しくキャッチーな振り付けが印象的ですよね。これは簡単に真似できそうですか？

チーミー　大丈夫です！ ビデオクリップは、まず皆さんに振りを覚えていただけるようにっていうところも意識して作ったので。実際に僕も、あと3日間くらい撮影で踊ってたかったっていうくらい楽しかったです。

山口　うん、あの場は本当に楽しかったですねー。僕はちくわを焼いたり、太鼓をバンバン叩いたりしてます。

チーミー　これでもかっていうくらい映像にはちくわが出てくるんですけど（笑）、そんな賑やかな感じもぜひ楽しんでいただけたらうれしいです！