ようやくアイドルグループらしくなってきた

──Stand-Up! Heartsのメンバーはこれまでに何度か入れ替わりもあってなかなかまとまるのも難しいと思いますが、1年続けてきてどうですか？

最初の頃はライブの回数も少ないしメンバーと会う機会も少なくてコミュニケーションをとることも難しかったんですよ。でも今年7月の「JAPAN EXPO 2015」でフランスに遠征したのをきっかけにすごくまとまってきました。今まで言えなかったこととかも言えるようになったし、ぶつかり合うこともできて。だんだんと絆を深められてるんじゃないかと。ようやくアイドルグループらしくなってきました（笑）。

──ちょっと時間がかかっちゃいましたね。

でもこんなに充実した怒涛の1年を過ごせたのは私としてもすごくありがたかったです。ここまで濃い1年は今までなかったですから。Stand-Up! Heartsの活動だけでなく「CHEERZ」のおかげでいろんな露出の機会をいただけたことも大きいです。今では日本のみならず海外の方も「CHEERZ」をやってますので、海外のファンの方もすごく多くなりました。

──Stand-Up! Heartsとして今一番やってみたいことはなんでしょう？

やっぱりライブですね。以前は月に1回くらいのペースだったんですけど、今は週に1、2回くらいには増えてきました。お客さんともっと楽しめる空間を作っていきたいです。

──まだStand-Up! Heartsとしてのオリジナル曲がないんですよね。

そうなんです。今はアフィリア・サーガさんだったり、レーベルの先輩方の楽曲をカバーさせてもらってます。自分たちのオリジナル曲が欲しいという気持ちはすごくありますね。以前、音楽ナタリーのインタビュー（参照：「CHEERZ」特集 - 渡邊ちこ（notall）、舞波和音（Stand-Up! Hearts）インタビュー）でグループの舞波和音が王道アイドルソングが歌いたいって言ってたんですけど、私もそう思っていて。皆さんが振りをマネできるような曲やタオルを振り回せる曲が欲しいです。

──ものすごい変化球の曲が来たらどうしましょう？

あはははは（笑）。それでも自分たちの楽曲ができるのはすごくうれしいことですよ。

──例えばアフィリア・サーガのような楽曲ともイメージは異なります？

そうですね。アフィリア・サーガさんの楽曲は魔法世界という世界観がしっかりあるので、どちらかというとレーベルメイトのアイドルカレッジさんのようなアイドルソングをやってみたいです。

アイドルとして世界中を回りたい

──特技に中国語とありますが独学で勉強されたんですか？

学生時代に1年弱くらい台湾に留学してたんですよ。そのときに勉強しました。当時は2次元の作品が大好きでコスプレもやってました。台湾人のオタク友達を作って一緒に撮影したりしていく中で中国語も上達していって。日常会話くらいなら今でもできるので、アフィリア・サーガさんの香港でのワンマンライブではスタッフとして付いていって通訳してました（笑）。

──台湾は日本のオタクカルチャーがすごく浸透してますよね。

はい。Twitterに投稿すると台湾や香港の方がレスポンスをくれます。アイドルのことも大好きな人が多いので。たまにライブ遠征で日本に来たときにアフィリアの店舗に来てくれることもあるんですよ。そういうこともあって、今では英語でもツイートするようにしてます。自分の言葉を世界中に発信して私のことを知ってもらって、アイドルとして世界中を回れるようになりたいんです。

──語学が堪能なのはすごく大きな武器ですね。日本だけでなくこれからは世界を目指していきたいと？

「JAPAN EXPO 2015」に行ったときに現地の方が私たち日本のアイドルに興味を持ってくれて、ライブでもすごく盛り上がってくれたんです。それから海外の方とお話する機会も多くて、こういう機会がもっともてればいいなと。

──メジャーデビューも決まってこれからの活動が楽しみですが、グループとしての目標は？

まずはTSUTAYA O-EASTでワンマンライブができるくらいになりたいです。そこからステップアップしてどんどん大きなところに。もちろん世界にもどんどん出て行きたいです。私はアフィリアの店舗でも働いてますし、「CHEERZ」を見て気になった人は会いに来てほしいです。