ハロコンはグループ同士の新曲発表会

──このへんでライブのお話も聞きたいと思います。まずは年始から2月中旬まで続いた「Hello! Project 2014 WINTER」（以下ハロコン）について。

矢島　お正月のハロコンは毎年恒例なので、これがないと1年が始まらない気がして。今年も「あけましておめでとうございます」という気持ちでライブをスタートできたことがうれしかったですし、ハロー！プロジェクトのメンバーともお正月と夏、年に2回のハロコンで交流が深まるので楽しいんです。

萩原　でも今年はいつもより長かった気がするんですけど、終わっちゃえばあっという間だったな。ハロコンはグループ間でメンバーをシャッフルしていろんな曲を歌うことも多いので、勉強というか刺激にもなりますね。

鈴木　半年ごとにハロコンがあるので、半年ぶりに見て「このグループは変わったな」「ここがよくなったな」とか実感することもあるかな。あとお正月のハロコンはグループ同士の新曲発表会みたいな部分もあって、今年の℃-uteはこういう感じで行きますってアピールする場でもあるんです。そういう意味では同期のBerryz工房が今年はどんな感じなのかなって気になりますしね。

矢島　リハーサルを見てると、カラーが全然違うなって実感しますね。

──じゃあ℃-uteとしてどういうところを意識しましたか？

中島　私は「愛ってもっと斬新」が見せどころかなって。ほかのみんなは思ってたかわからないけど（笑）。

矢島　℃-uteって今までハロコンではカワイイ曲が最新曲だったことが多いんですけど、最近は「愛ってもっと斬新」みたいなガシガシ踊る曲が増えてるので新鮮でした。

岡井　特に今年はカワイイ曲もカッコいい曲も歌えたので、℃-uteのいろんな色を見せられたかなって思います。

──ハロコンでは日替わりのソロコーナーがありましたが、1人で歌うプレッシャーは？

岡井　ソロのプレッシャーはないですけど、℃-uteの代表として歌わなきゃなって意識するところはあります。あと、この機会に自分の歌声を知ってもらえるのも大切かなって。前にあったんですよ、ソロで歌ったことをきっかけに「岡井ちゃんのソロを聴いて℃-uteにハマりました！」って声が。だからまたソロを聴きたいって思ってもらえるように、℃-uteのライブに行ってみたいと思ってもらえるようにという気持ちを込めて歌ってます。

5人という少人数だからできる見せ方

──さっき言っていた「カッコいい曲が増えた」ことが影響してるのかもしれませんが、最近は「℃-uteといえばダンス！」というイメージがかなり定着してきた気がします。

矢島　最近思うんですけど、℃-uteとして新たなダンスを考えていかなきゃなって。キチッとそろってるのは前提としてね。

鈴木　モーニング娘。'14さんみたいなフォーメーションダンスは、℃-uteだと人数が少ないからできないので。

岡井　五輪くらいだったら作れるよ！

鈴木　5人という少人数だからできる見せ方ってあるんじゃないかなって思ってます。

矢島　ショーとしてみんなに楽しんでもらえるようなステージがやりたいなと常に思っていて。そんなグループになりたいなって思ってます。

岡井　でも℃-uteは今のこの雰囲気が好きでファンになってくれてる部分もあるんじゃないかな？ 正直、私たちの何が好きでライブに来てくれてるのか、私たちにはわからないんです。だからまずは手を抜かずに一生懸命やるのがいいんじゃないのかなって思ってます。今から何か新しいことを取り入れるんじゃなくて、今持っているもののレベルを上げていくのがいいんじゃないかなって。

鈴木　ちょうど今の私たちは自分たちが憧れていた頃のモーニング娘。さんと同じくらいの年齢になったので、女の子の憧れの対象になれたらって思います。そして一度ライブに来たら次も来たいな、友達も誘いたいなと思ってもらえるようになりたいです。

──では、そんな℃-uteのライブの見どころはどこでしょう？

矢島　℃-uteのメンバーはみんなライブが大好きなので、ステージで幸せそうな顔をしてるところを見てほしい。そして、そんな私たちを見て皆さんにも同じ気持ちになってほしいなって思います。

萩原　最近はライブの構成にアイデアを出させてもらうことも増えて。みんなで作ってる感がより強くなって、ライブも一層楽しくなりました。そういう、より愛が込められたライブの構成に注目してほしいです。

中島　あと、メンバーとお客さんの気持ちが1つになる瞬間を、ぜひ会場で感じてほしいな。

岡井　日常で嫌なことがあっても、℃-uteのライブがあるからがんばれる。℃-uteのライブがあるから忘れられる。そんな時間になると思うので、ぜひ一度来てほしいです！