「鮭鮭鮭」はメジャーデビューにぴったりな曲

──さて話は少し戻りますが、あゆみくりかまきはKubotyさんをはじめとする名だたるプレイヤーが参加した「鮭鮭鮭」をどんな層に届けたいですか？

まき　私たちはアイドルのてっぺんをとるって宣言しているので、アイドルファンだけではなく幅広い層の方に聴いていただくことが必要だと思うんです。だからいろんなロックミュージシャンが参加してくれた「鮭鮭鮭」は私たちを知らない音楽ファンにも聴いてもらえるきっかけがたくさんある、メジャーデビューにぴったりな曲だと思っています。そういうところを入り口にまたぎ（あゆみくりかまきのファン）が増えていけばいいなっていうことを3頭で話してますね。

くりか　私たちのライブではDJのときにJ-ROCKをたくさんかけていて「あゆみくりかまきのおかげでJ-ROCKを好きになることができた」って言ってくれる方もいらっしゃるんです。このシングルもそういう入口の1つになるように大切に歌っていきたいと思っています。

Kuboty　一緒にやるからには相乗効果を生み出せるような関係でいたいですよね。俺のギターをきっかけにまたぎの方がTOTALFATを聴いてくれるようになったらうれしいし。逆に俺らのファンが俺をきっかけにして、またぎになってくれたらいいなとも思う。そういう状況はどんどん作っていったほうがいいはずなんだよ。俺が好きな1980年代のLAのカルチャーにはクロスオーバーがあったから、今の日本にもあの感じを出していきたいと思ってるし。今はフェスのおかげでいろんなジャンルの音楽が1つの会場に集まってるしね。でもライブだけじゃなくて音源でもこういうことができたから、そういう意味でも今回声をかけてもらったのは本当にうれしかった。

そしてアイドルのてっぺんへ

──あゆみくりかまきはそんなKubotyさんの思いも込められた「鮭鮭鮭」でメジャーデビューしますけど、今後はどういう活動をしていくんでしょうか？

まき　今年中にTSUTAYA O-EASTでワンマンライブをやりたいんです。

くりか　それはまずやりたい。私たちはメジャーデビューを通過点として、ここからさらに飛躍できたらと思っています。1つ目の大きな目標は東京ドーム、そしてそのあと2つ目の目標の世界ツアーをやるときにはKubotyさんにギターを弾いてもらいたいなあって……。

Kuboty　うんうん。弾きますよ。

あゆみ　やったー！ そういうのも含めてアイドルらしからぬことをしていって、アイドルのてっぺんを取りたいですね。

Kuboty　アイドルらしからぬことって、生鮭食ったりとかかな？ オジー・オズボーン的な感じだね。それはヘヴィメタルのレジェンドを踏襲してるから、すごくルーツがあっていいかもね。いろんな人が納得するよ。

まき　おおー！

Kuboty　でもそれはお腹壊しちゃうからやらないほうがいっか（笑）。我々は身体が資本だから、まずは身体を大事にね。あとやっぱり音楽は人間性……あ、あゆみくりかまきは熊性かな。その延長線上にあるものだから、自身の“熊力”を日々高めて、素敵な大人熊になってください。そしたらまたぎもどんどんついてくるから。やっぱりやってる熊たちがしっかりしてないと。いろんな人に伝わる素晴らしい音楽を作れるようにがんばってください。