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電気グルーヴのステージにまりんが10年ぶり参加

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一夜だけの開催で終わるのがもったいない充実のライブ。まりんの登場に観客は大きなどよめきを見せた。

一夜だけの開催で終わるのがもったいない充実のライブ。まりんの登場に観客は大きなどよめきを見せた。

電気グルーヴが、4月1日に東京・LIQUIDROOM ebisuでアルバム「J-POP」のリリースイベント「こう言えば三太夫」を行った。

開催2週間前になって突然発表されたライブながら、会場には彼らの登場を待ちかねたファンが殺到。新作リリースのタイミングで行われるライブはこれが唯一ということもあり、まさにプレミアムなイベントとなった。

ライブは開演時間の21時ジャストにスタート。サポートのKAGAMIとともにステージに登場し、瀧と卓球のツインボーカルによる「Mr.Empty」で幕を開けた。その後、ニューアルバム収録の「完璧に無くして」「エキスポ ヒロシマ」 「ズーディザイア」「半分人間だもの」「モノノケダンス(Album Mix)」をほぼ収録順に演奏。初めて披露された曲の数々に観客の熱気や興奮は上昇するばかり。VJによる映像や凝った演出のないシンプルなステージで、「ライブバンドとしての電気グルーヴ」を改めて実感させるパフォーマンスが繰り広げられた。

最初のMCでの第一声は「中年太り2人組で~す。8年もの間、いかがお過ごしでしたか~?」。今回のライブでは「休憩」と称してたっぷりとMCに時間が割かれ、まさに「電気グルーヴのオールナイトニッポン」でのトークを思い出させるような、いい意味で中身のない最強の無駄話が延々と展開された。

観客の爆笑を引きずったまま「スーパースター」「少年ヤング (Album Mix)」が繰り出され、ニューアルバム「J-POP」タイムはここで終了。ここから先は古くからのファンにとって感動ものの、「ガリガリ君」「B.B.E.(Bull Beam Express)」といった懐かしのナンバーが続々飛び出すことになる。

そして次なる「ママケーキ」の間奏で観客を驚かせる事件が勃発。激しいストロボの明滅の中、なんと2人目のサポートメンバーとして砂原良徳が登場した。彼はNord Leadを演奏し、曲の最後に自身のソロパートを往年の歌唱力そのままに絶唱。フロアから絶叫にも似た歓声が沸きあがる中、まりんは自分を産んでくれた母親への感謝の言葉を叫んだ。彼が電気グルーヴのステージに立ったのは1998年3月のライブ以来ちょうど10年ぶりのこと。これにちなんで、瀧と卓球から「10年ブリーフ」と称した白のブリーフがまりんへ贈呈された。

その後「N.O.」や「カメライフ」を経て、本編のラストに披露されたのは「Cafe de 鬼」と「富士山」をマッシュアップ化したような、まさに鬼のようなナンバー。さらにアンコールでも「数分ぶりにこの曲をやります!」という曲紹介で今度は「Cafe de 鬼(顔と科学)」を演奏した。それぞれがハーモニック・パイプを振り回しながら観客を煽り、卓球が観客にKORG KAOSSILATORを手渡して演奏させるなど、初期の彼らを思わせるやりたい放題の大暴れでライブは終了。全曲歌モノというセットリストで15曲を披露し、集まった満員のファンはもちろん、ステージの4人も最高の笑顔でお祭り騒ぎのライブを締めくくった。

なお、今回の模様は後日スペースシャワーTVでオンエアされるとのこと。今回惜しくも会場に足を運ぶことができなかったファンは放送を楽しみにしておこう。

<「こう言えば三太夫」セットリスト>
01. Mr.Empty
02. 完璧に無くして
03. エキスポ ヒロシマ
04. ズーディザイア
05. 半分人間だもの
06. モノノケダンス(Album Mix)
MC
07. スーパースター
08. 少年ヤング(Album Mix)
09. ガリガリ君
10. B.B.E.(Bull Beam Express)
11. ママケーキ
MC
12. N.O.
13. カメライフ
14. Cafe de 鬼 (KAGAMI Mix)
(アンコール)
MC
15. Cafe de 鬼(顔と科学)

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