怒髪天「響都ノ宴」3DAYSファイナルは「日本髪型図鑑」

2011年10月4日 21:17 74 1 音楽ナタリー編集部

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10月2日、京都・磔磔で「怒髪天 presents『響都ノ宴』」の最終公演が行われた。

怒髪天

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この日のイベントは、MONOBRIGHT、SCOOBIE DO、SA、怒髪天の計4組が出演し、「メガネ・アフロ・リーゼント『日本髪型図鑑』」というサブタイトルで開催。最初に登場したMONOBRIGHTは、桃野陽介（Vo, G, Key）の「トップバッターなんで、ガシガシ曲をプレゼントするよ！」の言葉どおり、躍動感あふれるダンスロックチューンを間髪入れずに畳みかける。2番手のSCOOBIE DOが「トラウマティック・ガール」や新曲「ミラクルズ」などのキラーチューンを惜しみなく投下すると、フロアの温度はぐんぐんと上昇。コヤマシュウ（Vo）は「楽器がなくても鳴らせる音がある。お前らの声を聴かせてくれよ！」と叫び、客席との一体感を作り上げた。

3番手に登場したSAは、いつもどおりに直球のハードコアパンクを連発し、集まったファンはその演奏に大合唱で応えていく。そんなムードを受けて、TAISEI（Vo）は「今日の磔磔には愛がいっぱいです。君らほんまにエエ奴やな！」「初めて俺たちを観た人が、歌詞も音もわからずに歌ってくれる。その光景に涙が出そうだ」とそのまっすぐな思いを伝えた。

そして三者三様のパフォーマンスを経て、満を持してステージに現れたのは怒髪天。増子直純（Vo）は「もうSAで終わりでいいだろ！」とおどけつつも、1曲目「情熱のストレート」からエンジン全開の演奏を叩きつけていく。ライブ後半には「オトナノススメ」「酒燃料爆進曲」と高揚感ある楽曲を連発し、本編ラストは怒髪天渾身のロックバラード「ド真ん中節」を披露した。

アンコールの声を受けて再度ステージに登場したメンバーは、それぞれにこの宴に込めた思いを語る。坂詰克彦（Dr）は「4回目の『響都ノ宴』。何年続くかわかりませんが、立てなくなるまでやりますよ」と話し、清水泰次（B）は「ここにいるすべての人に感謝します。俺の宝物です。愛してるぜ！」、上原子友康（G）は「またさらにパワーアップして戻ってこられるようにがんばります！」とその熱い気持ちを表した。

そして増子は「ありがとう！本当にうれしいよ。磔磔でやれてみんな来てくれて。俺たちは見てのとおりカッコよくはない。でも本気だってことはわかってもらえたよな」とストレートなメッセージをオーディエンスに届けていく。そして始まったアンコール曲は大盛り上がり必至のナンバー「サスパズレ」。観客は思い思いに拳を上げ、大きな声で合唱しながら3日間にわたる「響都ノ宴」のフィナーレに立ち会った。

なお怒髪天は、12月13日に同じく京都・磔磔にて「水島さん還暦ノ宴」と題した「響都ノ宴」の追加公演を開催。こちらは怒髪天のワンマンライブとして行われる。