「男たちの挽歌」は、1986年に公開され全世界で大ヒットした香港映画のリメイク版。製作総指揮は香港版の監督を担当しその名を世界に轟かせたジョン・ウーが務め、主役は日本でも人気の韓国人俳優、ソン・スンホンが演じる。
今回の韓国版製作にあたり、製作サイドから「この映画で描かれている兄弟愛や友情、心の揺れ動きや葛藤を、10年という月日を共にして兄弟のような存在の中で活動してきたであろうCHEMISTRYなら、十分に理解し表現してもらえるだろう」というラブコールが寄せられ、彼らが主題歌を歌うことが決定。日本人アーティストながら韓国映画の主題歌を韓国語で歌う、異例の起用となった。
主題歌「a better tomorrow」は映画のために書き下ろされた壮大なバラードで、CHEMISTRYが全編韓国語の楽曲を歌うのは今回が初。堂珍嘉邦は「ひとつひとつの言葉を大切に届けたい」、川畑要は「全編韓国語で歌うのは今回が初めて。以前から興味があったので、とても楽しめました」と、新たな挑戦への意気込みを語っている。
映画は韓国国内で9月16日より公開。日本では2011年初春の公開が予定されている。
CHEMISTRY コメント
今回映画「男たちの挽歌」全世界主題歌に起用されたことについての感想
堂珍:「男たちの挽歌」が歴史ある作品だと言うことで、本当に光栄です。
今回、韓国の方々が聞いても伝わるように韓国語で歌いました。一つ一つの言葉を大切に届けたいと思います。
川畑:光栄です。韓国のアーティストが日本で活躍している姿はよく見ているので、今度は僕らCHEMISTRYを韓国の人達に知ってもらいたいですね。
この映画はそのチャンスです。何より以前から興味のあった韓国語で歌えたことが最高で、レコーディングがとても楽しめました。
2002年日韓ワールドカップの時や2005年日韓友情年のイベントの時に韓国のアーティストの方々と競演させていただいた経緯があるので、国は違うけどすごく近い存在というイメージです。
その時に少しハングル語が混じった曲「Dance with me (Korea/Japan Version)」を歌いましたがきちんと全編ハングル語で歌うことは今回初めてです。
楽曲「a better tomorrow」について
川畑:CHEMISTRYらしい直球バラードです。
ダイナミックな曲なんですが、切なさや苦しさの感情がメロディに”表情”として出ています。
すごく力強い楽曲です。
映画のメインテーマである「兄弟愛」を歌に表現できるよう、男と男の熱い仲間意識、絆、そういったところに気持ちを込めて歌いました。
「僕たちはたくさんの季節をともに過ごしたね」とか、「たくさんの思い出と約束がここで生まれたね」といった意味合いの歌詞があるのですが、僕ら自身もこの10年CHEMISTRYとして二人で歌ってきたので、すごく共感する部分です。
堂珍:映画自体が「兄弟愛」をテーマにしているということで、男同士の絆を歌った硬派な歌になりました。
そこは自分たちがこれまでCHEMISTRYとして歩んできたことを投影してグッときたところです。
さらに、この歌自体を「家族愛」や「恋愛」という普遍的なラブソングに昇華するために、「恋愛」のエッセンスを感じてもらえるよう、あえて少し甘く表現してみた部分もあるので、そこも感じてもらえたら嬉しいです。
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音楽ナタリー @natalie_mu
CHEMISTRY、注目韓国映画主題歌で韓国語歌唱に挑戦 http://natalie.mu/music/news/36086