代打・春風あさみ！no3b新曲イベントで涙のサプライズ

ノースリーブスがニューシングル「君しか」を本日8月4日にリリース。これを記念したイベントが昨日8月3日、神奈川・横浜BLITZで行われた。

このイベントでは、彼女たちが出演する日本テレビ系「AKBINGO!」でも紹介されているチャレンジ企画第3弾を実施。峯岸みなみのバク転、小嶋陽菜のテーブルクロス引きに続いて、今回は高橋みなみが落語に挑戦することが発表されていた。

しかしイベントを目前に、高橋が体調不良のため2日間入院。十分なものをファンに披露することができないという理由でやむなく断念することとなった。高橋は「今回落語をリタイアさせていただくことになりました。2日間ほど入院して、みなさんにお見せできるレベルに達しないので、リタイアさせていただきました」と約1400人のファンの前で悔しさを噛み締め、涙ながらに深々と頭を下げた。

あまりにも急な高橋の発表に、会場は一時騒然。しかし、メンバーの峯岸みなみから「今回は残念ながらリタイアしたたかみなの気持ちを背負って、今回は私が落語をやります」とサプライズ発表があり、急遽峯岸が落語に挑戦することとなった。それをとなりで聞いた高橋は、「本当に知らなかった……」と顔を抑えて号泣した。

峯岸は「たかみなは本当に責任感が強く、（AKB48チーム）A公演のレッスンや番組収録の合間でも常に台本を読んでいて、すごく今日のイベントを成功させたいとがんばっていたので、とても悔しかったんじゃないかと思います。私が代役で落語に挑戦しようとしていることを知ると、無理をしてでも落語を続けようとするような人なので、秘密で練習しました。こうして近くで見ていても今でもやりたかったんじゃないかと思います」と、涙ながらに説明。体調の優れない高橋を気遣い、本番まで時間のない中もう1人のメンバー小嶋陽菜にも秘密で落語の稽古を行なったという。

落語の師匠である春風亭小朝から「春風あさみ」という名前をもらった峯岸は、今回のイベントのために用意された噺「鴨とり」を披露。最初こそ涙で声を詰まらせた峯岸だったが、見事に噺を落とし、会場に拍手の渦を巻き起こした。

峯岸の健闘ぶりを目にした小嶋は、「ノースリーブスはよくいろいろなところで『世の中の3人組ユニットの中で一番仲が良い』と言っていましたが、『本当かな？』と思っていました。でも今は心からそう思えるようになりました!!」と彼女らしい感想をコメント。こうしてニューシングル「君しか」発売記念イベントは、大成功のうちに幕を閉じた。