「紅白」X JAPANを宇宙人総理が紹介、二宮和也はAKB48企画に感嘆

12月31日（日）にNHK総合、およびラジオ第1で放送される「第68回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが、本日12月30日に東京・NHKホールにて行われている。この記事では本日午後より行われた全体リハーサル、および平井堅、椎名林檎とトータス松本、AKB48、エレファントカシマシ、松たか子、星野源らのカメラリハーサルの様子をレポートする。

30日午後はまず最初に出場歌手と司会者の顔合わせ、番組のオープニングとエンディング、YOSHIKI（X JAPAN）のピアノ伴奏に合わせて出場歌手が合唱する白組特別企画のリハーサルが行われた。今回の番組オープニングを飾るのは、出場歌手46組と司会者たちが東京・渋谷の街を舞台にさまざまな姿を披露する“グランドオープニング”映像。音楽を連続テレビ小説「ひよっこ」の音楽を手がけた宮川彬良が、ステージングを演出振付家のMIKIKOが担当したミュージカル映画さながらの映像が場内に流れると、出場者たちからは大歓声が沸き起こった。

その後のオープニングではHey! Say! JUMPが歌う「Come On A My House」にあわせ、出場歌手たちが同じ振り付けを披露する。紅組、白組の歌手はスタッフの指導のもとそれぞれ振り付けを練習していた。続いて行われた番組エンディングのリハーサルでは、大トリを務めるゆずが指定の位置に立ち、アコースティックギターの代わりに赤いカラーコーンを手にしてみせて場内を和ませた。審査結果の発表のリハーサル時、暫定で優勝旗を手にしたのは紅組司会の有村架純。白組司会の二宮和也（嵐）は「本番で勝つために今は負けときます！（笑）」とコメントしていた。

報道陣をシャットアウトした松田聖子のリハーサルのあと、平井堅はリオパラリンピック閉会式でもパフォーマンスした義足のダンサー・大前光市とのコラボレーションによるステージを披露。松本潤（嵐）の曲紹介で登場した椎名林檎とトータス松本は、ゴージャスな和装で本番さながらのダイナミックな歌声を響かせた。Perfumeの出番では東京・渋谷のとある場所からの生中継の流れを確認。X JAPANのステージでは総合司会の内村光良（ウッチャンナンチャン）がNHKのコント番組「LIFE!」で扮する人気キャラクター・宇宙人総理として登場した。リハーサルにも関わらずしっかりメイクを施して現れた内村は「……大変よ……」と本音を漏らし、出演者たちを笑わせた。

AKB48は30曲の候補の中から視聴者投票結果のベスト3を歌唱する。曲名が発表されるのは放送中の歌唱直前で、発表から約1分でフォーメーションや流れを確認してのパフォーマンスに入る。本日のリハーサルではメンバーがくじ引きで選んだという「大声ダイヤモンド」「ほねほねワルツ」「11月のアンクレット」を披露。二宮は「1分で確認できるってすごくない？ 撮るほうも大変だね」と感嘆の声を上げていた。

エレファントカシマシの宮本浩次（Vo, G）は演奏前にいつも通りのテンションでトークを展開。「今宵の月のように」が始まるとマイクを握ってステージ前へ進み出て、熱い歌声を響かせた。松たか子は真紅の衣装で連続テレビ小説「わろてんか」の主題歌「明日はどこから」を熱唱。この曲前にはドラマで主演を務める葵わかなと、共演者で紅白審査員でもある高橋一生がエールを送る。星野源は「Family Song」の披露前、「LIFE!」の共演者である内村と親交の深さをうかがわせるトークを繰り広げた。