パーフェクトミュージック女子が勢ぞろい、バンもん!メンバーら11組が熱演

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11月25日に東京キネマ倶楽部でライブイベント「PERFECT MUSIC presents PERFECTION!」が開催された。このイベントはパーフェクトミュージックに所属する女性アーティストやアイドルグループが13組出演するというもの。ライブは約7時間にわたって行われ、その様子はニコニコ生放送でも中継された。

ぱいぱいでか美(Photo by Genki Arata)

ぱいぱいでか美(Photo by Genki Arata)[拡大]

イベントのトップバッターを務めたのはぱいぱいでか美。彼女はアッパーなラップ曲「PPDKM」でさっそく場内を盛り上げたのち、コール&レスポンスで観客と共に楽しめる楽曲を次々と繰り出した。MCでは「休日をメール返信に費やすのはやめよう」と言われたことがきっかけでパーフェクトミュージックに所属したことを明かし、「生活できるくらいお金をくれる」と事務所への感謝を口にした。最後は「ぱいぱい!ぱいぱい!」というコールが強烈なインパクトを残す「NICE MUSIC MUST PURE」を披露。終盤に音響トラブルでオケが止まるものの、そのまま観客の手拍子とコールをバックに歌いきった。

絵恋ちゃん(Photo by Genki Arata)

絵恋ちゃん(Photo by Genki Arata)[拡大]

2番手は、11月11日に32人のファンと“結婚式”を挙げたことが話題の絵恋ちゃん。その結婚式でも披露された「結婚しないとナイト」を彼女が歌うと、ファンが自らの左手の薬指に光る指輪をはめ、結婚情報誌「ゼクシィ」を掲げながらコールを入れる。MCでは「オタク全員と結婚したいと言ったら、すぐに式場を押さえてくれた」というパーフェクトミュージックとのエピソードを話し、「なんて頭がおかしい事務所なんだ」と絶賛。その後も「事務所が責任を取ってくれる」と言って毒舌を吐きながら、松任谷由実の名曲をオマージュした「恋人がサイコパス」、レジ袋を使ったパフォーマンスが特徴の「レジ打ちでスカ」などを披露した。

DJギズモ(篠崎こころ)(Photo by Genki Arata)

DJギズモ(篠崎こころ)(Photo by Genki Arata)[拡大]

続いて登場したのはDJギズモこと篠崎こころ。フロア前方に一眼レフを構えたファンが集まる中、序盤は吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」を軸にしたマッシュアップで盛り上げる。その後はアイドルソングを続々とプレイ。でんぱ組.inc「Future Diver」からバンドじゃないもん!「キメマスター!」のつなぎでフロアを熱狂させ、終盤はdrop解散の報を受けて「どうしてもかけたかった」と同グループの「冗談じゃないね」、自身が12月2日に共演するゆるめるモ!の「逃げろ!!」で締めくくった。

Alloy(Photo by Genki Arata)

Alloy(Photo by Genki Arata)[拡大]

11月15日に2ndシングル「Pinball」と3rdシングル「astr∞naut」を同時リリースしたばかりのAlloyは、その新作からの楽曲を中心に、激しいロックサウンドとエモーショナルな歌声で観客を魅了。直前までDJをしていた篠崎こころがこれからのAlloyをイメージして作詞したという「astr∞naut」も披露された。このほかにも、力強く腕を振り回す「Propeller」や、和のテイストが入った「いろはづき」など、個性的な振り付けを持つ楽曲で観客の目を釘付けに。最後は激しいヘッドバンキングが印象的な「Roller Coaster」でライブはフィナーレを迎えた。

校庭カメラガールドライ(Photo by Genki Arata)

校庭カメラガールドライ(Photo by Genki Arata)[拡大]

若干の休憩を挟んだあとは、10月に新体制になったばかりの校庭カメラガールドライが登場。きゃち まいはーが階段上で「Last Glasgow」をアカペラで歌いながら登場すると、その後は矢継ぎ早に飛び出す3人のラップと一心不乱に全身で表現するダンスで、瞬く間に観客を圧倒する。クラブミュージックをベースとした分厚いサウンド、伸びやかなボーカルと高速ラップで、まだ始動から2カ月足らずとは思えない勢いを見せつけた。この日の彼女たちは「Swallow maze Paraguay」など5曲をノンストップで披露。ステージ後は客席から自然と拍手が沸き起こった。

春ねむり(Photo by Genki Arata)

春ねむり(Photo by Genki Arata)[拡大]

春ねむりは1曲目の「ロストプラネット」から感情を爆発させ、見た目とのギャップがある激しいステージングを繰り広げた。「ロックンロールは死なない」では観客のレスポンスに対して「そんなもんじゃないでしょ」と2度にわたって曲を途中で止めてやり直し。後藤まりことの共作曲「はろー@にゅーわ-るど」では、「すきすきすきすき」と連呼するサビでフロアから「オレモー!」というコールが発生。最後は映画「; the eternal /spring」の主題歌「kick in the world」で鬼気迫るシャウトを連発し、強烈なパフォーマンスで爪痕を残した。

MIGMA SHELTER(Photo by Genki Arata)

MIGMA SHELTER(Photo by Genki Arata)[拡大]

MIGMA SHELTERは「Svaha Eraser」や「Amazing Glow」など、現在までにリリースされている6曲をノンストップで披露。エスニックな音色が随所で際立つ楽曲に合わせて、7人は何かが憑依したかのように踊る。千手観音を思わせるフォーメーションを始めとした独特のダンスをする彼女たちの姿は宗教的な儀式を彷彿とさせた。ライブ終盤に突如アナウンスが流れ、ミミミユが新リーダー、ポポポーポ・ポーポポJr.がサブリーダーになることが発表されたが、そのまま曲は止まることなく彼女たちは最後まで一気に駆け抜けた。

おやすみホログラム(Photo by Genki Arata)

おやすみホログラム(Photo by Genki Arata)[拡大]

11月8日にミニアルバム「15」「17」を2枚同時リリースしたおやすみホログラムは、ステージ上を縦横無尽に駆け巡りながら「Hole of my underground」や「Mother」といった最新作からの楽曲を披露。中盤は「ニューロマンサー」でフロアを一気に爆発させる。カナミルがステージ前の柵の上に立ってオーディエンスを煽ると、フロアの至るところから拳が突き上がりモッシュやダイブが発生。新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストでのライブは、疾走感のあるサウンドに乗せて2人の切ない歌声が響く「slow dancer」でフィニッシュ。限られた時間の中で多彩な表情を見せるライブとなった。

ヤなことそっとミュート(Photo by Genki Arata)

ヤなことそっとミュート(Photo by Genki Arata)[拡大]

ヤなことそっとミュートのライブでは、オープニングSEが流れている時点でファンの合唱が沸き起こる。彼女たちが「最高の音楽を届けます、皆さん最後までついてきてください」と宣言すると、立て続けに力強いロックチューンを繰り出し、あっという間に客席は沸騰。轟音サウンドで響く「Just Breathe 」「ツキノメ」などにあわせて、彼女たちは白を基調とした衣装で舞い踊る。自己紹介を挟んで後半は、なでしこの豊かな声量が際立つ「sputnik note」や「Lily」で観客を圧倒。最後は12月22日のワンマンライブ会場で限定発売されるシングルから「HOLY GRAiL」で締めくくった。

望月みゆ(Photo by Genki Arata)

望月みゆ(Photo by Genki Arata)[拡大]

イベントの終盤は、鈴姫みさこを除くバンドじゃないもん!のメンバー5人が続々と登場。まずMC役で現れた望月みゆは、「せっかくなので」と言いつつ自身がニコニコ動画に投稿している“踊ってみた”のパフォーマンスを披露し始める。フロアがメンバーカラーである緑色のペンライトで染まる中、DECO*27「おじゃま虫」や19's Sound Factory「ハイドアンド・シーク」を踊ったのち、彼女は「投稿してない曲を練習してきたので」と言ってアニメ「けものフレンズ」のオープニングテーマ「ようこそジャパリパークへ」を初披露。予想外のサービスで会場のテンションを引き上げると、彼女は再びMCに戻って次の出演者、七星ぐみ feat. 環七ΣDMを呼び込んだ。

七星ぐみ feat. 環七ΣDM(Photo by Genki Arata)

七星ぐみ feat. 環七ΣDM(Photo by Genki Arata)[拡大]

今夜が最初で最後かもしれないと紹介を受けた七星ぐみ feat. 環七ΣDM。七星はゆるいテンションでステージに現れるも、「メンバーと挨拶だけは大きくすると約束したのにテンションを間違えた」と言って一旦舞台袖に戻り、声を張り上げて再登場した。滑り出しこそ不安を感じさせたが、上着を脱いでビスチェをまとったセクシーな姿を見せると、ファンも一気にヒートアップ。環七ΣDMことパーフェクトミュージック代表・成田光春のサポートを受けながら、DJとしてDie Antwoord「Fatty Boom Boom」やエド・シーラン「Shape of You」などの海外ヒットチューンをプレイしてフロアを盛り上げた。ラストにはバンドじゃないもん!が12月13日にリリースするミニアルバム「ミニバン!」に収録される自身のソロ曲「150930」を流し、フロアをバックに自撮りで記念撮影。MCの望月は「今まで見たことないほど踊り狂ってるぐみちゃんを見ました」と評した。

陽気なゴッドサマーズ(Photo by Genki Arata)

陽気なゴッドサマーズ(Photo by Genki Arata)[拡大]

続いては甘夏ゆずと大桃子サンライズによるDJユニット、陽気なゴッドサマーズが登場。本来はDJユニットとして活動しているコンビだが、この日は特別にライブセットとしてのパフォーマンスを実施した。The Jackson 5の「ABC」を歌いながらステージに現れた2人は、まずは「Mステおめでとう!」と言いつつ、テレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演が決まったBiSHの「オーケストラ」を熱唱。さらに「絶対Mステ出ます!」と宣言して、バンドじゃないもん!の最新曲「Q.人生それでいいのかい?」を2人バージョンとしてパフォーマンスした。その後は甘夏が水曜日のカンパネラ「桃太郎」、大桃子がバンドじゃないもん!の「White Youth」をソロで歌唱し、それぞれの生誕祭を再演。最後はDJセットの際の定番曲であるTOTALFAT「PARTY PARTY」を2人で披露し、フロアではサークルモッシュが発生した。

恋汐りんご(Photo by Genki Arata)

恋汐りんご(Photo by Genki Arata)[拡大]

望月による「しおを最高のヒロインにしてあげてください」という紹介で、イベントのトリを飾る恋汐りんごが登場。田村ゆかり「めてお☆いんぱくと」のカバーからライブがスタートし、「わんわんわわわん」というコール&レスポンスが印象的なバンドじゃないもん!加入前のソロ曲「ここわんこU・ω・U」や、電波ソングのコンピ「はいぱぁ電波これくしょん!アメイジング★炎上編」に収録された「絶対に笑ってはいけない久しぶりのデート24時」を披露。さらにMOSAIC.WAV「洗脳・搾取・虎の巻」のカバーでファンと一体となって合唱した。ラストに彼女は「今日ここで会えた運命の印、ずっとつないでってくれると約束してくれまる?」と呼びかけ、自ら作詞を手がけたソロ曲「りんごいろの約束」を感情たっぷりに歌唱。最後はこの日の出演者たちと共に観客をバックに記念撮影を行い、事務所の所在地にかけてその場のノリで生まれた「中野坂上から世界へ!」という合言葉を叫んでイベントは終幕した。

なおパーフェクトミュージックは、2018年にデビューするガールズグループのオーディションを開催中。応募資格はプロダクションやレコード会社との契約がない16~24歳の女性で、応募の締切は2018年2月1日となる。詳しくはパーフェクトミュージックのオフィシャルサイトを確認しよう。

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