マイヘア、SiM、yonige、FOMAREがコースト熱く沸かせた「REDLINE TOUR」東京公演

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11月22日に東京・新木場STUDIO COASTでライブイベント「REDLINE TOUR 2017」が開催された。

「REDLINE TOUR 2017」My Hair is Badのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「REDLINE TOUR 2017」My Hair is Badのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

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「REDLINE TOUR 2017」FOMAREのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

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今年の「REDLINE TOUR」は東京と大阪の2カ所で行われ、東京公演にはMy Hair is BadyonigeSiMとオープニングアクトのFOMAREが出演した。

イベントのオープニングを飾ったFOMAREは「君と夜明け」でイベントの幕を切り、みずみずしいアンサンブルを場内に響かせて観客の心を引き付けていった。アマダシンスケ(B, Vo)は「俺の心の奥からみんなの心の奥まで、ちゃんと伝わるように歌います」と宣言し、12月6日発売のミニアルバム「If I stay」より新曲「Lani」を力を込めてプレイ。真っすぐな演奏でオーディエンスに強いインパクトを残し、「またライブハウスで会いましょう」と言い残してステージを去った。

「REDLINE TOUR 2017」yonigeのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「REDLINE TOUR 2017」yonigeのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

今回東京と大阪の両公演に出演したyonigeは、気だるくも熱を帯びた歌声と豪快なベースプレイで1曲目「ワンルーム」からフロアを沸かせる。観客が一斉に飛び跳ねた「our time city」、人気ナンバー「アボカド」を続けたあと、2人は「センチメンタルシスター」でオーディエンスをバンドの世界観へと引き込んでいった。その後彼女たちは囁くような歌声とそれを際立たせるシンプルな演奏でゆったりと「沙希」を届ける。静寂に満ちた空気の中「最愛の恋人たち」が続けられ、観客はじっくりと耳を傾けていた。東阪の両公演に出演したことへの感謝を言葉にした彼女たちは、ラストナンバー「さよならアイデンティティー」をありったけの力を振り絞るように演奏し、エモーショナルな雰囲気に包まれる中ライブを終了させた。

「REDLINE TOUR 2017」SiMのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「REDLINE TOUR 2017」SiMのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

客電が落ちると不穏なサイレンが鳴り響き、2010年の初開催時から「Redline」に出演し続けてきたSiMがステージへ。「JACK.B」の重厚なサウンドが轟くと場内の空気は一変し、オーディエンスは一斉に激しく体を揺らした。フロアにモンキーダンスが広がった「GUNSHOTS」、熱いシャウトが響きわたった「WHO'S NEXT」で客席のボルテージはさらに上昇。MAH(Vo)は「今日は俺らみたいな激しいライブにあまり来たことがない人もいると思います。僕は気配りができて意外と優しいので、そういう人たちのためにちょっとだけ優しめな曲をやります」と前置きしたあとに「うっそー!」とおどけて見せ、アグレッシブなナンバー「KiLLiNG ME」へとつなげる。楽器を振り回しながら展開される彼らの激しいステージによって、場内は熱気に包まれた。メロディアスなナンバー「Life is Beautiful」を情感を込めて歌い上げたMAHは、イベントの主催者であるJMSに感謝を述べたあと「今日一番のキラーチューンいきます」と告げ「Blah Blah Blah」へ。4人はラストナンバー「f.a.i.t.h」まで一貫して貫禄のあるステージングを見せ、オーディエンスを圧倒した。

「REDLINE TOUR 2017」My Hair is Badのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「REDLINE TOUR 2017」My Hair is Badのライブの様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

イベントのトリを務めたMy hair is Badは「アフターアワー」で勢いよくライブをスタートさせる。さらにその熱を保ったまま「告白」で勢いを加速させたあと、椎木知仁(G, Vo)は「一番カッコいいライブして帰ります!」と堂々と宣言。その後ギター1本による弾き語りから「ドラマみたいだ」へと入り、真っすぐに前を見据えながら楽曲を届けた。彼らは「クリサンセマム」でフロアの一体感を高め、そのまま新曲「熱狂を終え」へつなげる。疾走感あふれるビートと力強い歌に、オーディエンスは手を高く上げて応えていった。椎木は「全力でロックバンドやりにきました! よろしく!」と告げ、ギターをかき鳴らし「フロムナウオン」へ。感情をむき出しにしたストレートな言葉と熱いパフォーマンスが観客の心を揺さぶっていった。さらにこの日ニューアルバム「mothers」を発売したことを椎木が告げると、場内から大きな拍手が沸き起こる。その中から新曲「いつか結婚しても」が披露されると、温かなメロディーによって場内は和やかな雰囲気へと導かれた。「『REDLINE』に愛を込めて」という言葉で始まったラストナンバー「音楽家になりたくて」では、大盛り上がりのフロアを見渡した椎木が間奏で「いいね!」とひと言。大歓声に包まれながら、3人はステージをあとにした。

拍手に呼ばれて再び登場した彼らは、楽屋でのSiMとのエピソードで観客を笑わせつつ「REDLINE」で初めてトリを務めたことへの喜びを語る。彼らは「(SiMが)褒めてくれた曲を最後にやります!」と最後に「真赤」をセレクトし、笑顔でライブの幕を下ろした。

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「REDLINE TOUR 2017」2017年11月22日 新木場STUDIO COAST セットリスト

FOMARE

01. 君と夜明け
02. 風
03. Lani
04. stay with me
05. かわらないもの

yonige

01. ワンルーム
02. our time city
03. アボカド
04. センチメンタルシスター
05. バッドエンド週末
06. 沙希
07. 最愛の恋人たち
08. 悲しみはいつもの中
09. さよならアイデンティティー

SiM

01. JACK.B
02. GUNSHOTS
03. WHO'S NEXT
04. KiLLiNG ME
05. MAKE ME DEAD!
06. Life is Beautiful
07. Blah Blah Blah
08. f.a.i.t.h

My Hair is Bad

01. アフターアワー
02. 告白
03. ドラマみたいだ
04. クリサンセマム
05. 熱狂を終え
06. フロムナウオン
07. いつか結婚しても
08. 音楽家になりたくて
<アンコール>
09. 真赤

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読者の反応

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REDLINE TOUR 2022 @REDLINE_TOUR

REDLINE TOUR 2017 皆さん、ありがとうございました!
また来年よろしくお願いします!
是非ナタリーさんのライブレポート見てみてください。
よろしくお願いします。

https://t.co/hGLxcEMHkT

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