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初タッグにイイネ!クミコ×松本隆×横山剣のREC映像公開

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左から松本隆、クミコ、横山剣。

左から松本隆、クミコ、横山剣。

横山剣クレイジーケンバンド)が作曲およびコーラスを手がけたクミコ with 風街レビューの新曲「フローズン・ダイキリ」のレコーディングメイキング映像がYouTubeにて公開された。

「フローズン・ダイキリ」は9月27日リリースのクミコ with 風街レビューのニューアルバム「デラシネ deracine」に収録されるナンバー。横山が作曲およびコーラス、松本隆が作詞、冨田恵一が編曲を担当した。今回公開された映像ではレコーディング風景や、横山が松本やクミコとの初タッグについて語る様子を観ることができる。

また11月3日に「デラシネ deracine」のアナログ盤がリリースされることも決定。さらに10月9日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催されるクミコのコンサート「クミコ・ザ・ベストコンサート 1982-2017」に村松崇継がゲスト出演し、彼が作曲を手がけた楽曲「しゃくり泣き」を披露することも発表された。

「デラシネ deracine」は全曲の作詞を松本、編曲を冨田が担当したほか、作曲陣として七尾旅人吉澤嘉代子亀田誠治らが参加した作品。タイトルの「デラシネ」はフランス語で「根無し草」の意味をもつ言葉で、タイトルについて松本は「僕もクミコもジャンルやキャリアにとらわれず、枠を飛び越えて自由にいろんな事にチャレンジしているところが、どっか根無し草のようなのだ」と説明している。なおジャケットイラストは松本の意向により、マンガ家の近藤ようこが描き下ろした。

松本隆 コメント

普遍的なところに戻したいと思い創った。普通に生きて、恋をして、時には不倫のような関係になることも人生には起こりうるわけで、歌詞に日常を追求することでリアリティを生み出している。作曲は、今まで付き合ったことのない方々と作り上げ、面白く新鮮なものに仕上がったと思う。そして、クミコという本来はシャンソンなどを歌っているジャンルが異なる歌手を、“はっぴいえんど”の系譜の歌手に組み入れることができた。その結果、いい意味での化学反応が起きて、最近J-POPの中で欠落していた“大人の女性の物語”を感じるアルバムが出来たのではないかと思う。

冨田恵一 コメント

“クミコさんとポップスを作りたいんだ”これが最初に僕が聞いた風街レビューのコンセプトだった。松本さんもコメントに書かれているが、僕自身もジャンルにこだわりがないーというか、ジャンルによる好き嫌いはない。それぞれのジャンルの中で選り好みはわりとしてしまうが、ジャンルごとのマナーは正当に踏襲し、なおかつ冒険心を失っていない音楽家に惹かれるのはどのジャンルにおいても共通している。クミコさんは間違いなくそういう音楽家だった。そして出来上がったのは極上のポップスだと思う。クミコさんが曲毎に内包されたさまざまなジャンルのマナーと、ベースにあるシャンソンを巧みにバランスさせたからだ。ポップスは多くを許容するが、良いポップスではマナーと冒険心のバランスが大事になる。もちろん、全曲で聴かれる松本さんの歌詞ーどんなにリアリティがあっても、シリアスであっても、聴いていると夢心地になってしまいます。どうしてだろうーはそれだけで風街レビューを体現するコンセプトに違いないのだが、多彩な作曲陣による楽曲とクミコさんの歌唱が、松本さんの描いた風街レビューというコンセプトを一層強力に定着させたのは間違いないだろう。僕自身もこの素晴らしいプロジェクトに関わらせて頂き、たいへん光栄に思っています。

クミコ コメント

オリジナルアルバム「デラシネ deracine」が出来上がりました。根無し草という意味にふさわしい、ジャンルのない自由な世界観の入り混じった歌たちです。
松本隆さんの言葉と、今回初めてタッグを組んだ作曲家陣。どなたもそれぞれ独自の音楽で、実にバラエティに富んだ作品を作ってくださいました。そして、そのうちの数人の方には、私の声と重なるデュエット参加もお願いしました。
昨年、シングルとしてリリースされた「さみしい時は恋歌を歌って」の秦基博さん。「恋に落ちる」のハナレグミ永積崇さん。そして今回「フローズン ダイキリ」で横山剣さん。剣さんの声がアップテンポのゴキゲンな歌に、哀愁という醍醐味を加えてくださいました。
私の音楽的出自はシャンソンが一番近く、個性的なメロディと深い言葉を信条とするものです。けれど、今の音楽シーンには居場所の少ないジャンルでもあります。アメリカ音楽が席巻している世界で、踊れなくて、連帯もできない音楽などもはや絶滅危惧種だと思われているかもしれません。でも、リズムやビートを大切にしながら深い言葉を歌っていく音楽があってもいいのではないかと思いました。今回はアレンジがすべて冨田恵一さんです。冨田さんは、ささやき一つにも、ビートを感じさせるアレンジをしてくださいました。これで「今」の音楽との折り合いがついたと思いました。
このアルバムは、言葉とメロディとリズムと、私の声との調和のアルバムです。そして、松本隆という稀有な作家が生み出した10の物語のアルバムです。深読みすればするほど果てしもない、言葉の世界が広がるアルバムです。開かれた感受性さえあれば、きっと誰にでも長く楽しんでいただけるアルバムです。
ちなみに、今回アナログレコードも発売することになりました。思えば、若き日に初めて世の中に出したのが45回転LPでした。あれから三十年以上が過ぎようとしています。
今また、レコード盤に針を落とし自分のアルバムを聴ける日が来ようとは。人生は捨てたものじゃあありません。

クミコ with 風街レビュー「デラシネ deracine」収録曲

01. 不協和音
[作詞:松本隆 / 作曲:七尾旅人 / 編曲:冨田恵一

02. 消しゴム
[作詞:松本隆 / 作曲:吉澤嘉代子 / 編曲:冨田恵一]

03. フローズン・ダイキリ
[作詞:松本隆 / 作曲:横山剣 / 編曲:冨田恵一]

04. しゃくり泣き
[作詞:松本隆 / 作曲:村松崇継 / 編曲:冨田恵一]

05. さみしいときは恋歌を歌って
[作詞:松本隆 / 作曲:秦基博 / 編曲:冨田恵一]

06. 枝垂桜
[作詞:松本隆 / 作曲:亀田誠治 / 編曲:冨田恵一]

07. セレナーデ
[作詞:松本隆 / 作曲:シューベルト / 編曲:冨田恵一]

08. 恋に落ちる
[作詞:松本隆 / 作曲:永積崇 / 編曲:冨田恵一]

09. 砂時計
[作詞:松本隆 / 作曲:つんく / 編曲:冨田恵一]

10. 輪廻
[作詞:松本隆 / 作曲:菊地成孔 / 編曲:冨田恵一]

クミコ・ザ・ベストコンサート 1982-2017

2017年10月9日(月・祝)東京都 恵比寿ザ・ガーデンホール

※「デラシネ deracine」は2つのeにアキュートアクセント付きが正式表記。

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