音楽ナタリー

熱いハートたぎるMOROHAとSA、ロックンロールに扉をこじ開ける

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「MOROHA『其ノ灯、暮ラシ』RELEASE TOUR FINAL×『怒濤』第9回」の様子。(Photo by MAYUMI -kiss it bitter-)

「MOROHA『其ノ灯、暮ラシ』RELEASE TOUR FINAL×『怒濤』第9回」の様子。(Photo by MAYUMI -kiss it bitter-)

7月25日に東京・TSUTAYA O-nestでMOROHAの自主企画「怒濤」の第9回が行われた。

6月にライブDVD「其ノ灯、暮ラシ」をリリースし、翌7月から8都市を舞台にしたレコ発ツアーを実施したMOROHA。ファイナルにあたる東京公演は企画「怒濤」を兼ねたものとして、SAとのツーマン形式で開催された。

TAISEI(Vo)の「よう来たー! 盛り上がっていけよ!」という歓迎の言葉でライブをスタートさせたSAは、「DON'T DENY, GIVE IT A TRY!!」「GET UP! WARRIORS」といったストレートなパンクナンバーを立て続けに披露。合間にはハンズアップや“SAコール”を行うよう煽り、フロアのテンションを高めていった。

「さらば夜明けのSkyline」演奏後、NAOKI(G)はMOROHAとの出会いについて語り、今回競演できたことの喜びを明かした。2014年に行われた「京都大作戦2014」で共演した際、アフロ(MC)と話したというTAISEIは「坊主で目がイっちゃってるから『こいつヤベエやつだな、関わらんほうがいい』と思った」と回想して笑いを誘いつつ、「俺たちはすげえカッコよくて、(胸に手を当て)ここが熱いやつとライブをやりたい。えらい歳の差やけどね、やってることは同じなんですよ」とMOROHAのパフォーマンスを賞賛した。そして後半ではシリアスな雰囲気漂う「誰が為の人生だ」、観客同士が肩を組んで一体感を生み出した「GO BARMY KIDS」でパフォーマンスを終えた。

続いて登場したMOROHAは、冒頭から緊張感漂う「VS」でフロアの雰囲気を一変させる。「奮い立つCDショップにて」披露後にはアフロが「最近自分のことが気に入ってません。ヌクヌクやってるような自分がとても気に入りません」と自身を戒めつつ、「いつもだったらSAに中指立てて『ぶん殴りにきたぜ』っていうスタンスでやるだろうけど……最高だなって思っちゃったんだよ」とSAのライブの感想を告白。彼らに対するリスペクトを明かした。

その後MOROHAは、観客だけでなく自分たちも鼓舞するような「俺のがヤバイ」、UK(G)がギターのボディを肘打ちしてリズムを刻んだ「それいけ!フライヤーマン」といった楽曲を鬼気迫る様子で披露。そんな中MCではアフロが「UKくん、今日も笑わないね」「こないだUKくんだけが参加した作品がリリースされたんだよね!」とUKに執拗に迫るトークで場の雰囲気を和ませる一幕もあった。そしてラストナンバー「四文銭」の終盤でアフロは「ロックンロールってのは、閉じた扉をこじ開けることを言うんだろ! お前の日々にロックンロールはあるか! 全身全霊マイクに向かって叫ぶから受け取ってくれよ、お前のロックンロール……愛してるぜ!!」とエモーショナルに咆哮。オーディエンスに熱いメッセージを投げかけ、今回の「怒濤」を締めくくった。

「MOROHA『其ノ灯、暮ラシ』RELEASE TOUR FINAL×『怒濤』第9回」
2017年7月25日 TSUTAYA O-nest セットリスト

SA

01. DON'T DENY, GIVE IT A TRY!!
02. GET UP! WARRIORS
03. KIDZ IGNITE
04. runnin' BUMPY WAY
05. 俺は俺
06. さらば夜明けのSkyline
07. 青春に捧ぐ part2
08. BELIEVE IN MAGIC
09. 誰が為の人生だ
10. START ALL OVER AGAIN!
11. RALLY-HO!
12. GO BARMY KIDS

MOROHA

01. VS
02. 奮い立つCDショップにて
03. 俺のがヤバイ
04. Apollo 11
05. Memorii
06. それいけ!フライヤーマン
07. 三文銭
08. tomorrow
09. 拝啓、MCアフロ様
10. GOLD
11. 革命
12. 夜に数えて
13. 四文銭

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