超特急“サマステ”で熱狂ライブ、テレ朝の隣で渾身の「Mステ出たーい！」

超特急が昨日7月21日に東京・六本木ヒルズアリーナで開催中のライブイベント「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」に出演した。

彼らが同イベントへ出演するのは、昨年に続いて2度目のこと。超特急にとって夏フェス・イベントシーズンの皮切りとなるこの日のライブでスタートダッシュを決めるべく、7人は約45分のステージにメドレーを含む全12曲を詰め込むセットリストを用意して臨み、アッパーチューンをこれでもかと畳みかけるエネルギッシュなパフォーマンスでアリーナを埋め尽くした満員の8号車（超特急ファン）を熱狂させた。

7人は夏の定番曲「Summer love」で華やかにライブの幕を開け、続けて「Drive on week」をドロップ。8号車が息ぴったりのコールを飛ばすこの曲で一気に会場の熱を引き上げ、タカシは「燃え尽きていこうぜ！」と声を上げる。3曲目の「Love again」ではコーイチが甘くセクシーなボーカルでオーディエンスの悲鳴のような歓声を誘い、ダンサーの5人も艶っぽい目線を客席に向けながら舞台上を躍動した。

自己紹介を挟み、7人はここでさっそく新曲の「My Buddy」を披露する。タクヤのタイトルコールに合わせて会場にはさわやかなサウンドが響き、メンバーは目まぐるしく表情を変化させながら、楽しげにこの曲を歌い踊った。8号車もこの曲のダンスを踊って大きな一体感が生まれたところで、コーイチはオーディエンスにクラップを求め、タカシはリズムに合わせて「サマステ！ テレ朝！」というコール＆レスポンスで会場を煽る。ここからは怒涛のメドレーがスタート。「Make it hot!」ではダンサーが雄々しいダンスを見せ、「ライオンライフ」ではコーイチやリョウガがキュートなポーズでファンを魅了する。「Beasty Spider」ではセンターのユーキが鋭い視線でアリーナを睨みながら、しなやかな身のこなしで曲を表現した。

「超ネバギバDANCE」まで4曲を駆け抜けると、カイは「本当に水分補給をしっかりしてくださいね！」と8号車に呼びかけ、「水飲んだ？」とメンバーにも1人ずつ点呼を取った。ユーキが「エンジン全開！ ブンブン！」と答えると、リョウガは「さあ、摂った水分をまた干からびさせる準備ができました！」と笑顔を見せる。ここで7人が披露したのはキラーチューンの「バッタマン」。ユースケは「声出すときが来たぞ！」とセンターに躍り出ると、サビで「ドラえもーーん!!」「のび太くうーーん!!」と絶叫して笑いを誘ったのち、終盤のサビパートで「Mステに出たーーい!! 出させてーー!!」と声を振り絞る。テレビ朝日のお膝元で切なる思いを叫びながら渾身のパフォーマンスを見せる7人に8号車も精一杯のコールを飛ばし、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

終盤の「PAPAPAPA JUMPERS」の曲中には、なぜかダンサー5人によるかき氷の早食い競争がスタートし、コミカルな演出でもファンを楽しませたメンバー。曲中にかき氷を食べきることができなかったカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキの4人は曲終わりのMCで罰ゲームとして「ドラえもん」のキャラクターのモノマネを即興で披露することに。この即興コントでのび太（ユーキ）に泣きつかれたドラえもん（カイ）は「もしもボックス」を使ってジャイアン（リョウガ）を弱体化させ、スネ夫（タクヤ）は弱くなってしまったジャイアンを見て困り顔を浮かべていた。また本編ラストの「Burn!」では、タカシが大サビのパートを歌う前にカイが「行け、ドラえもん！」と声をかけたことから、タカシはドラえもんのモノマネをしながら歌うハメに。彼はドラえもんふうに「どうしたの、のび太くん！ そんなときはライブで盛り上がろうよ！」とアレンジを効かせて歌ってみせ、8号車の大歓声を誘っていた。

本編が終わると大きな「超特急！」コールが起き、ライブはアンコールへ。アンコールではリョウガのセンター曲「超えてアバンチュール」が届けられた。ここでも「ドラえもん」ネタを引きずるリョウガは、日替わりで自身のパートナーとなるメンバーを選ぶ場面でジャイアンのモノマネが得意なカイの手を取る。カイはリョウガの期待に応えるように「おいのび太、一緒に野球しようぜ！」とジャイアンになってみせた。曲を終えるとリョウガは「最高の声ありがとうございました！」と8号車に感謝を伝え「これだけ盛り上がったから……来年も出れますよー！」と、ニヤリと笑みを浮かべる。彼はさらに「また、来年も出させてくれるスタッフさん……ありがとうございまあーす！」と言って一層会場を盛り上げ、“3年連続出演”を確信した7人は意気揚々とステージをあとにした。