片平里菜、“LOVEな”チャランポと共作曲も披露したツーマンツアー千秋楽

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片平里菜がツーマンツアー「“LOVE”ツアー」の最終公演を昨日7月20日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催した。

片平里菜(撮影:山川哲矢)

片平里菜(撮影:山川哲矢)

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このツアーは彼女にとって初めてのツーマンツアー。全5公演が行われ、ゲストとしてGoose house、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、GLIM SPANKY、My Hair is Bad、チャラン・ポ・ランタンが出演した。

チャラン・ポ・ランタン(撮影:山川哲矢)

チャラン・ポ・ランタン(撮影:山川哲矢)[拡大]

この日のゲストは片平とプライベートでも仲がいいと言うチャラン・ポ・ランタン。2人はステージに登場するなり、アカペラで片平の「煙たい」を歌唱し、双方のファンを喜ばせた。「サイテーな女」ではもも(Vo)がかわいらしく自己紹介をしたかと思えば、迫力ある声で歌に入り、緩急付けたパフォーマンスで観客を魅了。さらに最前列で観ていた片平のファンのタオルを取り上げ、「誰のタオル? ふーん、カッちゃんのだ」と不満げに言ってみせ、観客の笑いを誘う。そのあと、以前とあるイベントで、この日と同じように最前列のファンのタオルを取り上げて「カッちゃんのだ」と絡んだことが片平との出会いのきっかけであると明かした。2人はステージに電球が灯る中届けられた「あの子のジンタ」、小春(Accordion)の奏でる物憂げな音色に乗せたバラード「かなしみ」などを演奏していく。さらに「愛の讃歌」の間奏ではももが「片平里菜ちゃん、嫌いにならないでほしい。これからもごはんに行ってほしい」と切なる願いを口にする場面も。ももが「(場内を)温めてかっちゃんにお渡ししなければいけないんだ」と訴え、2人は最後に「ムスタファ」を演奏。シンガロングも発生し、大盛り上がりのうちに片平へバトンを渡した。

「片平里菜 2マンツアー2017 “LOVE”ツアー」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

「片平里菜 2マンツアー2017 “LOVE”ツアー」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:山川哲矢)[拡大]

片平はTATSU(B)、佐々木“コジロー”貴之(G)、伊藤大地(Dr)、奥野真哉(Key)というバンドメンバーを従えてステージへ。「“LOVE”ツアーファイナルへようこそ!」と声を上げると、軽やかな「Oh JANE」でライブをスタートさせた。続けて「BAD GIRL」「ラブソング」を披露し、惜しみなくその歌唱力を見せつけていく。「次からはちょっとゆったり歌います」と告げて以降は、ミディアムチューン「Come Back Home」「結露」をしっとりと届けた。MCで片平は「本当に楽しい!」と笑顔を見せる。またこの日の競演相手チャラン・ポ・ランタンについて「初めてライブを観たときにびっくりしました。あんなおマセさんな姉妹は初めて観た」「ステージでなんでもできる姉妹」と大絶賛したのち、「そんなチャラン・ポ・ランタンにリスペクトを」と言い、チャラン・ポ・ランタンの「進め、たまに逃げても」をカバーした。

「片平里菜 2マンツアー2017 “LOVE”ツアー」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

「片平里菜 2マンツアー2017 “LOVE”ツアー」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:山川哲矢)[拡大]

カラフルな照明がステージを彩った「lucy」でライブは後半戦へ。「女の子は泣かない」「Love takes time」ではフロアから大合唱が広がった。うれしそうに笑顔を見せた彼女は最後に「最近は曲を書かされているという感じ。それは誰かの力で無理やり書かされているということではなくて、環境や出会った人からいろんなメッセージをもらって書かされているんだと思います」と曲作りへの真摯な思いを語る。そして「愛された幼少期があったからこそ書けた曲を」と説明し、「なまえ」を丁寧に届けて本編を終えた。

「最高の仕打ち」を弾き語りする片平里菜。(撮影:山川哲矢)

「最高の仕打ち」を弾き語りする片平里菜。(撮影:山川哲矢)[拡大]

アンコールの様子。(撮影:山川哲矢)

アンコールの様子。(撮影:山川哲矢)[拡大]

アンコールでは片平がアコースティックギターを手に1人でステージに現れる。彼女は「何歌おう? 何がいいかな?」とファンと会話をしながら演奏曲を決める。そして「生歌で届くかな」とつぶやくとマイクを後ろによけ、肉声とギターの生音で「最高の仕打ち」を歌い始める。しかしながら途中で歌詞を飛ばしてしまうと、ファンから自然と合唱が。一度演奏を止めてしまった彼女は「一緒に歌うのいいね!」と声を弾ませ、後半はファンの合唱と共に同曲を歌い上げるという温かなアクトとなった。歌唱後、「(ファイナルの競演者が)チャランポでよかったよ。あったかい気持ちで終われそうです」と言い、チャラン・ポ・ランタンの2人をステージに呼び込む。直前の片平の弾き語りアクトに感激したももは感涙にむせびながら登場。そして2組は片平とももが共作した楽曲「夢ばっかり」をパフォーマンス。さらに片平がバンドメンバーを迎え入れ、最後は全員でThe Beatles「All You Need Is Love」のカバーを披露する。フロアからも盛大なシンガロングが広がり、大団円に。温かなムードの中、片平にとって初めてのツーマンツアーは終幕した。

なお片平は10月から来年1月にかけてライブツアー「ライブハウスツアー2017-2018」を開催する。片平のオフィシャルサイトでは7月24日23:59までチケットの先行予約を受付中。

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片平里菜 2マンツアー2017 “LOVE”ツアー
2017年7月20日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

チャラン・ポ・ランタン

01. 煙たい(※片平里菜カバー)
02. 進め、たまに逃げても
03. フランスかぶれ
04. テイラーになれないよ
05. サイテーな女
06. 雄叫び
07. 潮時
08. あの子のジンタ
09. 月
10. かなしみ
11. 憧れになりたくて
12. 愛の讃歌
13. ムスタファ

片平里菜

01. Oh JANE
02. BAD GIRL
03. ラブソング
04. Come Back Home
05. 結露
06. 進め、たまに逃げても(※チャラン・ポ・ランタンカバー)
07. lucy
08. 女の子は泣かない
09. Love takes time
10. なまえ
<アンコール>
11. 最高の仕打ち(弾き語り)
12. 夢ばっかり
13. All You Need Is Love(※The Beatlesカバー)

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」

2017年10月29日(日)大阪府 Zepp Namba
2017年11月11日(土)宮城県 Rensa
2017年11月25日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2017年11月26日(日)香川県 DIME
2017年12月9日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2017年12月16日(土)福岡県 DRUM LOGOS
2017年12月23日(土・祝)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
2018年1月6日(土)愛知県 DIAMOND HALL
2018年1月13日(土)石川県 Kanazawa AZ
2018年1月20日(土)東京都 Zepp DiverCity TOKYO

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