lyrical school新章の始まり、ワンマン＆フリーライブで夏先取りの新曲披露

lyrical schoolが昨日5月21日、東京・HARLEMでワンマンライブ「lyrical school one man live 2017 "NEW GAME"」を行った。

オリジナルメンバーのami、ayaka、meiが今年2月のワンマンライブ「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」をもってグループを卒業し、しばらく活動休止期間に入っていたリリスク。minanとhimeはその後のオーディションにより新たにhinako、yuu、risanoを仲間に加え、5人体制で活動を再開させた。新体制のお披露目公演となった今回のワンマンライブは早々にチケット完売となったため、彼女たちは急遽、同日夜に東京・新宿マルイ メン屋上でフリーライブを行い、ワンマンのチケットが入手できなかったヘッズ（lyrical schoolファンの総称）にも元気な姿を見せた。

開演予定時刻を過ぎ、フロアに異様な熱気が充満する中、新衣装にサングラスという出で立ちで登場したminan、hime、hinako、yuu、risanoは「日常の外へご招待」と観客をライブ空間へと誘う短いラップを披露した。これはリリスクに過去多くの楽曲を提供したALI-KICK（ROMANCREW）が、新体制に合わせて出囃子として書き下ろしたものだ。5人は続けて2014年のシングル「brand new day」を歌い、新体制の幕開けを告げた。彼女たちはそのままMCを挟むことなく、ノンストップで合計11曲をパフォーマンス。旧メンバーのパートはhinako、yuu、risanoのキャラクターに合わせて刷新され、リリスクが生まれ変わったことをおよそ45分の短いステージでしっかりと印象付けた。

アンコールを受けて再び舞台へ上がったリリスクは、「ようやくしゃべりますよ」とここでこの日初めてのMCを挟む。新メンバーの3人は改めて自己紹介を行い、yuuは青、risanoはオレンジ、hinakoは赤と、旧メンバーから引き継がれたメンバーカラーが決定したことも併せて報告された。yuuは「ヤバい。超楽しい。みんな超ヤバい」と静かに興奮した様子で、ロサンゼルスで2年半過ごしていたというrisanoは「アメイジング！ イエー！」とハイテンション。hinakoは手元の水をこぼしてあたふたしながらも「hinakoでーす！」と笑顔を振りまく。そしてhimeは「おひさしぶりです！」とおよそ3カ月ぶりにライブができる喜びを爆発させ、minanは盛り上がるヘッズの掛け声に軽やかなダンスで応えた。ここで5人は、新体制によるニューシングルの発売が決定したことを報告すると、アンコール曲としてさっそく新曲「夏休みのBABY」を初披露。「夏最高！」と連呼するサマーチューンでひと足早い夏気分を楽しんだ。

新宿マルイ メン屋上でのフリーライブでは、新曲「夏休みのBABY」を含む4曲が歌われた。ライブが終わると客席のヘッズから「ちょっと待った！」と声がかかり、5月14日に19歳の誕生日を迎えたhimeへ花束とバースデーケーキのプレゼントが。大きなケーキの箱を開けると、そこにはhimeの大好きなキャラクター・ポムポムプリンの形をした大きなケーキが。5人は花束を抱えたhimeを中心にヘッズと記念撮影を行い、最後にもう1曲「盛り上がる曲を」とその場で急遽選んだ「PARADE」を披露した。

この日2度にわたって披露された新曲「夏休みのBABY」は、リリスクの新体制第1弾シングルとして7月18日にリリースされる。表題曲は大久保潤也（アナ）と泉水マサチェリー（WEEKEND）が共作詞、泉水が作・編曲を手がけた楽曲で、カップリングには同じく大久保×泉水コンビによる新曲「Concrete Jungle ～Boy meets Girl～」を収録。メンバー5人それぞれをフィーチャーした初回限定盤5種には、各対応メンバーをメインにしたドラマ音声が収められる。シングル発売に前後して関東を中心に各地でリリースイベントの開催も決定しているので、今回のライブを見逃したヘッズはぜひ足を運んでおこう。