ライブ初披露曲たっぷり、バンドじゃないもん!が目標の新木場ワンマン完売させる

8

758

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 237 512
  • 9 シェア

バンドじゃないもん!がワンマンライブ「バンドじゃないもん!ワンマンライブ2017 東京ダダダッシュ! ~ちゃんと汗かかなきゃ××××~」を昨日5月14日に東京・新木場STUDIO COASTで開催。チケットは完売し、会場は約2000人のもんスター(バンドじゃないもん!ファンの総称)で賑わった。

バンドじゃないもん!(撮影:笹森健一)

バンドじゃないもん!(撮影:笹森健一)

大きなサイズで見る(全12件)

鈴姫みさこ(撮影:笹森健一)

鈴姫みさこ(撮影:笹森健一)[拡大]

このライブは3月に発売された最新アルバム「完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を▼」(▼はハートマーク)のリリースを記念して大阪と東京で行われたもの。この日の公演はイベントタイトルの元ネタでもあるアルバムの1曲目「青春カラダダダッシュ!」で幕を開け、冒頭から銀テープが舞う演出で観客を沸かせた。さらに彼女たちは、「青春カラダダダッシュ!」と同じくQ-MHzがプロデュースを手がけたキラーチューン「キメマスター!」を披露。激しいライティングで彩られたライブ演出で会場はヒートアップしていく。

恋汐りんご(撮影:笹森健一)

恋汐りんご(撮影:笹森健一)[拡大]

MCではこの日にお披露目された新衣装について触れ、衣装のテキスタイルデザインを担当した恋汐りんごが「一生懸命作ったので、みんながかわいく着てくれてうれしい!」と笑顔に。そして5月17日に発売されるニューシングル「METAMORISER」のカップリング曲である、プリントシール機「FAN+TIC」の応援ソング「FAN+TIC」を初披露した。その後、大桃子サンライズが「ここでお知らせがあります」と切り出し、この公演の様子がDVDとBlu-rayで発売されることを発表。観客に向けて「皆さんも同じ出演者として、この作品を最高のものにしましょう!」と呼びかけた。

メンバーがひらひらと扇子を振って可憐に舞う「結構なお点前で」や、七星ぐみ作詞の「ロマンティック▼テレパシー」(▼はハートマーク)、大桃子作詞の「強気、Magic Moon Night~少女は大人の夢を見る~」といったメンバー作詞の楽曲を経て、彼女たちは「秘密結社、ふたり。」も初披露。濃いピンク色の照明を浴びながら、それまでの元気いっぱいなパフォーマンスとはひと味違う、大人っぽいパフォーマンスを繰り広げた。続く「ピンヒール」では恋汐、七星、大桃子による物語を感じさせるようなドラマチックな振付が披露され、オーディエンスから拍手が沸き起こった。

七星ぐみ(撮影:笹森健一)

七星ぐみ(撮影:笹森健一)[拡大]

それから会場が暗転し、場内横側のスクリーンに映像が流れ始めた。映像の内容は、ワンマンライブに向けて体力作りをしたいと考えるバンもん!のもとに、Q-TARO(電撃チョモランマ隊)扮する“先生”が現れ、彼女たちに謎のトレーニング「チョモランマキャンプ」を無理やり伝授するというドキュメンタリー風ムービー。映像が終わるとステージの上にメンバーと共にQ-TAROが現れ、彼が振り付けを担当した「YAKIMOCHI」「しゅっとこどっこい」を計7人でパフォーマンスした。

望月みゆ(撮影:笹森健一)

望月みゆ(撮影:笹森健一)[拡大]

キレのあるアニメーションダンスで観客を沸かせてQ-TAROがステージを去ると、ライブは終盤パートに突入。最新アルバムの曲を中心にしていたこれまでのセットリストから一転し、「タカトコタン-Forever-」「ツナガル!カナデル!MUSIC」「ショコラ・ラブ」と定番の人気曲を畳み掛けてオーディエンスを沸かせた。そして彼女たちは、ミラーボールの光が会場を照らし、ハート型の緑色の紙が天井からフロアに舞い散る中、はっぱ隊のカバー「YATTA!」を歌唱。ライブハウスをポジティブな空気で満たしてライブ本編を終了させた。

アンコールに入る直前、テレビアニメ「つぐもも」のオープニングテーマである5月17日発売のシングル「METAMORISER」のミュージックビデオがスクリーンで初公開され、メンバーはMVで着ていた着物を羽織って登場。MVを公開したばかりの「METAMORISER」を早速パフォーマンスした。さらに彼女たちは、「東京のことを歌ったこの曲を新木場で歌えるのが楽しみでした!」という鈴姫の曲紹介から「ドリームタウン」を初披露し、アルバムの最後を飾る「エンド・レス」を歌唱。最新アルバムの全収録曲を歌い終えたバンもん!はステージを後にした。

大桃子サンライズ(撮影:笹森健一)

大桃子サンライズ(撮影:笹森健一)[拡大]

しかしそれでもなおアンコールの声が止まず、再びメンバーが登場。鈴姫は「バンもん!を始めていろんなことがあったけど、今日のためにがんばってきてよかった!」、大桃子は「うちらにはプロデューサーさんがいないので、道を照らしてくれるのはファンのみんなです!」、七星は「バンもん!に入って4周年になります。誰かにとってはどうでもいいことかもしれないけど、ぐみにとってはバンもん!が全部なので、みんなとの思い出をもっと大切にしていきたいです」、望月みゆは「ちっちゃいライブハウスからつかみ取ったメジャーデビューから1年経とうとしてます。バンもん!は今、補助輪が取れた状態で、みんなに持っててもらわないとすぐ転びます。バンもん!が永遠になるまで手を離さないでください」、甘夏ゆずは「こんな素敵な光景をみんなと作ることができてとっても幸せものだ!」、恋汐は「ずっと目標にしてきた新木場STUDIO COASTをソールドアウトできて本当にうれしいです。今日ここで見た景色をずっと忘れないと思うの」と、集まったファンにそれぞれ感謝の言葉を伝えた。

甘夏ゆず(撮影:笹森健一)

甘夏ゆず(撮影:笹森健一)[拡大]

その後、恋汐が「万が一ソールドアウトしたらやりたいねって言ってた、大事な曲があるの」と語り、彼女たちはダブルアンコールとして「UP↑ぷらいむ」を歌唱。約2時間半で計21曲をパフォーマンスし、ライブは幕を閉じた。スクリーンには公演の終了直後に映像が映し出され、「PERFECT YEAR 2017」と題した2017年の活動の前半戦をおさらいすると同時に、これまで明かされていなかった後半戦の内容を発表。ワンマンライブや対バン定期公演の開催、新木場公演のDVD / Blu-ray化、5周年記念シングルの発売、メンバーソロ曲をコンパイルしたアルバムの発売、初のホールワンマンの開催が予定されていることが告知された。

なおポニーキャニオンのYouTube公式チャンネルでは、この公演で上映された「METAMORISER」のミュージックビデオを公開中。バンもん!の作品を手がけるのは初となる瀬里義治が監督し、アニメ「つぐもも」の世界観を踏襲した和装でロケを敢行している。

この記事の画像・動画(全12件)

バンドじゃないもん!「バンドじゃないもん!ワンマンライブ2017 東京ダダダッシュ! ~ちゃんと汗かかなきゃ××××~」2017年5月14日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. 青春カラダダダッシュ!
02. キメマスター!
03. 夏のOh!バイブス
04. FAN+TIC (新曲)
05. すきっぱらだいす▽(▽はハートマーク)
06. 君はヒーロー
07. 結構なお点前で
08. ロマンティック▼テレパシー(▼はハートマーク)
09. 強気、Magic Moon Night ~少女は大人に夢を見る~
10. 秘密結社、ふたり。
11. ピンヒール
12. YAKIMOCHI
13. しゅっとこどっこい
14. タカトコタン-Forever-
15. ツナガル!カナデル!MUSIC
16. ショコラ・ラブ
17. YATTA!
<アンコール>
18. METAMORISER
19. ドリームタウン
20. エンド・レス
<ダブルアンコール>
21. UP↑ぷらいむ

全文を表示

読者の反応

  • 8

tAk @mifu75

ライブ初披露曲たっぷり、バンドじゃないもん!が目標の新木場ワンマン完売させる - 音楽ナタリー https://t.co/xKc9Vc6Hh3

コメントを読む(8件)

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの画像

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。