昨日3月8日に東京・Apple 表参道にて、
イベントはライブと、ぼくりりが作品の制作秘話、MacやiPhoneなどテクノロジーの活用方法、作品のインスピレーションの源などを紹介するトークと構成。店内には700人を超える観客が集まり、店外にもファンの姿が見られた。
イベントがスタートすると、ぼくりりは早々にこの日発売されたニューシングル「Be Noble」について「iTunes Store、Apple Musicで配信中です!」と告知しファンの笑いを誘う。彼は3月18日公開の映画「3月のライオン」前編の主題歌に書き下ろしたこの曲を「『3月のライオン』の主人公の気持ちを考えながら、“気高さを自分で手に入れられたら”という思いを込めて書きました」と述べ、「作曲は、いろいろな方にトラック作ってもらって、そこに対して僕は、どういう歌のメロディを付けて、どういうふうに歌詞を乗せるかを考えています」と自身の制作スタイルも紹介した。
「アーティストになろう」というイベントタイトルにちなみ、15歳のときに趣味でインターネット上のフリー音源にラップを乗せたことが音楽活動の始まりだと説明したぼくりりは、「作曲はしないので、音楽の専門用語はまったく知らないです。ドラムのキックとスネアの違いもわかりません(笑)。それでも、アイデアやこういうものを作りたいというイメージがあればできる時代。そしてパソコンさえあれば、高価な道具がなくても始められる。僕、最初に3000円のマイクを買って、マイクスタンドはなかったのでトイレットペーパーの芯を積んでスタンドとして代用しました。そういう環境でも制作は可能なんです」とコメント。さらに「イベントのタイトルの通り、僕もいちアーティストとして、みんなが創作や活動をするきっかけになれば」と思いを伝えた。
制作時にMacBook Proを使用しているというぼくりりは、「ちょうどたまたま、こんなところに新しい15インチのMacBook Proが!」と会場にあった現物を紹介。さらに「デモ音源をもらった段階で、MacBook Proで作業するのですが、たいていレコーディングの前日に作業しています。明日もレコーディング。今日もこのイベントが終わったら歌詞を作ります」と新曲の制作に取り掛かっていることも明かす。トークの最後に彼は、「ぼくのりりっくのぼうよみのイメージを、いい意味で裏切っていきたい」と今後の展望を語っていた。
ライブパートでは「sub/objective」「在り処」が届けられたほか、「Be Noble」が「3月のライオン」前編のエンドロールバージョンで初披露された。これらの楽曲はすべてApple Music、iTunes Storeにて配信中。
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- ぼくのりりっくのぼうよみ
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ぼくりり、Apple 表参道で新曲の「3月のライオン」エンドロールVer.お披露目 - 音楽ナタリー https://t.co/s3aSVnp7Ty