「これからも変わらない」Bentham、メジャーデビュー祝った熱狂フリーライブ

Benthamが2月2日に東京・WWWにて無料ライブ「Get the OTOSHIDAMA!! -新曲全曲お披露目フリーライヴ-」を行った。

「Get the OTOSHIDAMA!!」はBenthamがポニーキャニオンからメジャーデビューすることを記念して開催されたもの。彼らは今回の公演で、初期のナンバーから初披露の新曲まで新旧織り交ぜたセットリストを展開した。

小関竜矢（Vo, G）の「よっしゃいくぜ！」という雄叫びと共にライブはスタート。4人は「サテライト」「タイムオーバー」「KIDS」を勢いよく畳みかけ、満員の観客は腕を挙げながらヒートアップしていく。「フリーライブなんですけど、最高のセットリストになってます！」とオーディエンスの期待を高めた彼らは、さらに「HEY!!」やイントロのギターとベースのかけ合いが印象的な「contact」などを熱演し、フロアを沸かせた。

中盤のMCではメンバーがファンに「メジャーおめでとう！」と叫ばせたのち、メジャーデビュー作となる両A面シングル「激しい雨 / ファンファーレ」を4月12日にリリースすることを発表。場内が歓声に包まれる中、彼らは「激しい雨」「ファンファーレ」、Vシネマ「ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター」の主題歌に決定した「NEW WORLD」と、メジャーデビュー作の収録曲を次々に披露していく。そして初期のナンバー「夜明けの歌」が須田原生（G, Cho）によるキーボードを取り入れた新アレンジで届けられると、客席からは驚きの声が上がった。

鈴木敬（Dr, Cho）によるドラムソロのあと、4人は小関の「これからもバンドは変わらない。しっかりとしたギターとベースとドラムで、ちゃんとバンドの音を鳴らしていきます！」という力強い宣言からインディーズ時代の楽曲「パブリック」をプレイ。続く「手の鳴る方へ」では会場が一体になってのコール＆レスポンスが繰り広げられたほか、メンバーはメジャーデビュー曲「激しい雨」のタイトルにちなんだ、“飴”を客席に投げ込むパフォーマンスでファンを喜ばせた。

本編ラストに「クレイジーガール」を披露した彼らは、この日会場で販売されたライブTシャツを着て再びステージに登場。小関が「僕は音楽で救われたので、僕も音楽で誰かを救いたい」「メジャーデビューして駆け抜けていきます」と決意の言葉を述べると、4人は「僕から君へ」と「TONIGHT」でファンを魅了し、ライブを締めくくった。