昨年11月に1stアルバム「at film.」をリリースし、1月より全国4カ所を回るツアーを開催してきた瀧川。彼女が「BOY'S CHRONICLE」でライブをスタートさせると、リズムに合わせたハンドクラップが場内に鳴り響く。瀧川は満員のフロアを見渡しながら笑顔で歌唱し、そのまま「アイセイハローのすべて」をパワフルなバンドサウンドで届けた。
最初のMCで彼女は、隣接するライブハウス・TSUTAYA O-EASTで同日にMUCCのライブが行われていることに触れる。そして「そう、『七つの大罪』つながりなんです！ 皆さんMUCCさんに負けないくらい盛り上がれますか？」と観客を煽り、アニメ「七つの大罪 聖戦の予兆」エンディングテーマの「色褪せない瞳」を艶やかな歌声で披露した。ハンドマイクで「Again」を歌い上げたあと、瀧川は
ライブ中盤、瀧川はノスタルジックなムードを醸し出す「17番地」や開放感のあるナンバー「夏の花」など、多彩な楽曲群で観客を楽しませる。2月22日リリースのニューシングルに収録される松任谷由実のカバー曲「ノーサイド」の演奏前、彼女は「シングルとしてリリースできて、これからもずっと歌えるんだと思うと気が引き締まるし、本当にうれしいんです。とっても大切な曲です」と同曲への思いを熱を込めて話す。彼女の伸びやかな歌声とバンドの丁寧な演奏に、観客はじっくりと聴き入っていた。ライブ終盤にはアッパーなナンバーが怒涛のように畳みかけられる。「さよならのゆくえ」「Goodbye,I love you」の熱演で会場の盛り上がりを最高潮へと導いた瀧川は、本編ラストを「花束」で締めくくった。
ロードムービー風の映像がスクリーンに放映されたあと、アンコールを受けて瀧川は再びステージへ。「ONE FOR YOU」の歌唱後、彼女は「バンドツアーをやって、改めて1人じゃ生きていけないなって思います。本当に皆さんに支えられてる。これからも皆さんの日常になれる歌を作っていきたいと思います」と決意を口にする。そして最後に「皆さん、夏呼べますか？ 手振れますか？ よっしゃ行こう！」とオーディエンスに呼びかけ「Summer of Love」をプレイ。すべての演奏を終えた彼女は高々とピースサインを掲げ、笑顔でステージを去った。鳴り止まない拍手に応えてバンドメンバーと三たび舞台に現れた瀧川は「本当に楽しくって……バンドって最高ね！」と弾けるような笑顔で話す。そしてバンドメンバーと手を取り合い深く一礼すると、大歓声の中ツアーの幕を閉じた。
瀧川ありさ「ワンマンライブツアー2017 “at film.”」2017年2月4日
渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト
01. BOY'S CHRONICLE
02. アイセイハローのすべて
03. 色褪せない瞳
04. プラネタリウム
05. anything
06. Again
07. 日々モノクローム
08. 17番地
09. Sugar
10. 夏の花
11. ノーサイド
12. Season
13. さよならのゆくえ
14. Goodbye,I love you
15. 花束
＜アンコール＞
16. ONE FOR YOU
17. Journey
18. Summer of Love
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