藤田麻衣子、10年の歩みを歌い上げたベスト盤ツアー千秋楽

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藤田麻衣子がライブハウスツアー「藤田麻衣子 BEST ALBUM TOUR ~10th Anniversary~」の最終公演を、1月26日に東京・Zepp Tokyoにて行った。

藤田麻衣子(撮影:宮家和也)

藤田麻衣子(撮影:宮家和也)

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藤田麻衣子「藤田麻衣子 BEST ALBUM TOUR ~10th Anniversary~」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:宮家和也)

藤田麻衣子「藤田麻衣子 BEST ALBUM TOUR ~10th Anniversary~」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:宮家和也)[拡大]

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今回のツアーは、CDデビュー10周年を記念したベストアルバム「10th Anniversary Best」を携えて全国4都市で実施。セットリストは10年間の歩みを振り返る充実した内容となり、オーディエンスは歌声によって紡がれる彼女の軌跡をゆっくりと楽しんだ。

ライブはアカペラで始まるバラード「ねぇ」でスタート。バイオリンの音色に乗せて藤田の繊細な歌声が響き、会場はたちまち切ない空気で満たされていく。前半は「泣いても 泣いても」「涙が止まらないのは」などバラードや失恋ソングが次々とパフォーマンスされ、藤田曰く「咳1つできない感じ」が続いたが、中盤では一転してキュートな楽曲も連発。特に本人による振り付けのレクチャーを経て披露されたアップテンポな「オレンジ」では、会場が一体になってダンスし楽しげな雰囲気に。さらに「写真を撮ろう」では観客による撮影を許可し、自らもハンドマイクで歌いながら一生懸命客席を撮影する。間奏では次々とポーズも決め、オーディエンスを喜ばせていた。

観客と記念撮影をする藤田麻衣子(ステージ中央)。(撮影:宮家和也)

観客と記念撮影をする藤田麻衣子(ステージ中央)。(撮影:宮家和也)[拡大]

本編の終盤を彩ったのは、春夏秋冬ならぬ“冬春夏秋”メドレー。藤田は「この白い雪と」を皮切りに、「サクラ」「水風船」「運命の人」という季節感のあるバラード4曲をメドレーで届けた。バンドメンバーを送り出したあとは、自身の原点である弾き語りスタイルに。ピアノの前に座った彼女は「2年前に名古屋に帰省した際に友達と待ち合わせしたときの気持ちを歌った曲」という紹介から「時計台」を優しく歌い上げた。

その後のアンコールでは「高鳴る」をはじめアップテンポな楽曲で会場を再び盛り上げた藤田。今後の飛躍を誓うように「君よ進め」を歌い終えたあと、彼女は「皆さんありがとうございました!」とオフマイクで叫びツアーに幕を下ろした。

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藤田麻衣子「藤田麻衣子 BEST ALBUM TOUR ~10th Anniversary~」2017年1月26日 Zepp Tokyo セットリスト

01. ねぇ
02. 君が手を伸ばす先に
03. 泣いても 泣いても
04. あなたは幸せになる
05. 手紙 ~愛するあなたへ~
06. 涙が止まらないのは
07. おぼろ月
08. 可愛くなりたいと思った日
09. 金魚すくい
10. オレンジ
11. 写真を撮ろう
12. 恋に落ちて
13. この白い雪と
14. サクラ
15. 水風船
16. 運命の人
17. 時計台
<アンコール>
18. 高鳴る
19. 君に恋したあの日から
20. 君よ進め

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白石 博 @siraisihirosi

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