音楽ナタリー

ACC、ネバヤンと2016年締めくくった“日本一早いイヤーエンドパーティ”

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Awesome City Club(撮影:古溪一道)

Awesome City Club(撮影:古溪一道)

Awesome City Clubが11月17日に大阪・umeda AKASO、24日に東京・TSUTAYA O-EASTで自主企画ライブ「Awesome Talks」を開催。この記事では東京公演の様子をレポートする。

「Awesome Talks」はAwesome City Clubが2015年にスタートさせたイベント。今回はゲストとして大阪公演に東京カランコロン、東京公演にnever young beachが迎えられ、“日本一早いイヤーエンドパーティ”をテーマにツーマン形式でパフォーマンスが実施された。またライブは撮影可能であることが事前に告知されており、ファンはときに手を挙げて体を揺らしたり、ときにカメラを構えたりしながら自由にこの企画を楽しんでいた。

ヤシの木、ポテト、ナメクジ、UFO、キャンドルなどをモチーフにした巨大なバルーンが彩るポップなステージに最初に登場したのはネバヤン。彼らはゆったりとした空気感で「Pink Jungle House」「ちょっと待ってよ」「なんもない日」を続けて披露し、心地よいアンサンブルで会場を包み込んでいく。アップテンポな「Motel」では安部勇磨(Vo, G)の煽りによって客席にリズミカルな手拍子の音が広がり、高田渡「自転車にのって」のカバーでは、松島皓(G)が巧みなギターソロでファンを引き付けた。

この日、終始自由なトークを展開し、オーディエンスを和ませていたネバヤン。ACCのatagi(Vo, G)とマツザカタクミ(B)とは約4年前からの付き合いだということを話題に挙げた安部は「atagiさんはみんなが思ってる通りの人で優しいけど、マツザカさんは僕に会うとぶってくる」と彼らをイジりつつも、「またここで会えるっていう。人生、何があるかわからないよね。今日はこうやって呼んでもらえてうれしい」としみじみと述べた。またライブ当日に雪が降っていたことに触れ「僕らはバカみたいに夏のこと歌ってると思ってるでしょ? でも次にやるのは雪の降る夜に作った曲だから、今日みたいな日にばっちり」と説明すると、「明るい未来」がグルーヴィに披露される。メンバーは最後に「お別れの歌」を楽しそうに演奏してステージを降りた。

ACCの登場時には、ステージに「A」「C」「C」のイニシャルオブジェが置かれたほか、新たに観音像の巨大なバルーンが膨れ上がる。観客が大きな歓声で迎える中、メンバーは両手を挙げて入場。「Children」でライブをスタートさせ、いきいきとした表情で演奏を届けていく。「ただいま東京ー!」と声を上げたPORIN(Vo, Syn)がリードボーカルをとる「4月のマーチ」で、彼女はマイクを手に客席をまっすぐに見ながら歌唱。モリシー(G, Syn)もギターを掲げたのち、堂々としたギターソロを響かせた。

ネバヤンのMCでイジられたマツザカは「安部は本当にいやらしい男だなと思ったけど、ネバヤンのライブはめっちゃよかったね」と笑う。またatagiは「観音様カッコよかったでしょ? 今日一番の見せ場が終わりました(笑)。こっからは演奏でがんばります!」と意気込んだ。彼の「雪の日だから温まりたいなと思ってこの曲を」という言葉から、バンドは「Around The World」を披露。ユキエ(Dr)とマツザカが顔を見合わせながら躍動感のある演奏を行い、atagiは深みのある歌声を観客にじっくりと聴かせていた。

ユキエの豪快なカウントから「アウトサイダー」へとなだれ込むと、PORINは「みんな今年もどうもありがとう! 2017年もその次も、ずっとずっとAwesome City Clubをよろしくお願いします!」とファンへの思いを叫ぶ。場内がヒートアップする中「Don't Think, Feel」ではカラフルなテープが飛び出した。ラストに届けられたのは“2010年代を代表するデュエットソングの決定版”というコンセプトで制作された新曲「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」。ステージ両脇のビジョンには歌詞がカラオケ風の字幕で映し出され、PORINとatagiはときに見つめあったり、ときにステージ上ですれ違ったりしながら豊かな表現力で同曲を歌い上げた。

アンコールでatagiは「ずっと昔から観てくれてる人、最近好きになってくれた人、いろんな人がここにはいらっしゃると思うんですけど、みんなが楽しく幸せになれる場所を作れるように、いい音楽といい空気と、いい感じで力が抜けたものを提供していこうと思います」と展望を語る。そしてこの日のライブが“日本一早いイヤーエンドパーティ”をテーマに行われたことに関して「みんなでめちゃくちゃアホな気分になって終わりたいと思ってて。僕たちが大事にしている曲を一緒に歌ってくれますか渋谷!」と煽る。ラストナンバー「涙の上海ナイト」では曲中にコール&レスポンスが行われ、会場はぐんぐんと熱気で満たされていった。PORINは「みんな愛してるよー!」と声を上げ、メンバーと観客はジャンプして楽曲を楽しんでいた。

なおACCはこの日のライブで2017年1月25日にニューアルバム「Awesome City Tracks 4」をリリースし、2017年4月より全国ツアー「Awesome Talks -One Man Show 2017-」を行うことを発表した。アルバムリリースに先駆け、現在リード曲「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」がiTunes Storeなどで配信中。

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Awesome Talks -Vol.6
2016年11月24日 TSUTAYA O-EAST セットリスト

never young beach

01. Pink Jungle House
02. ちょっと待ってよ
03. なんもない日
04. Motel
05. 自転車にのって
06. どんな感じ?
07. あまり行かない喫茶店で
08. どうでもいいけど
09. fam fam
10. 夢で逢えたら
11. 明るい未来
12. お別れの歌

Awesome City Club

1. Children
2. 4月のマーチ
3. GOLD
4. Around The World
5. Vampire
6. what you want
7. Lesson
8. エンドロール
9. アウトサイダー
10. Don't Think, Feel
11. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
<アンコール>
12. 涙の上海ナイト

Awesome City Club「Awesome City Tracks 4」収録曲

01. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
[作詞:atagi、マツザカタクミ、いしわたり淳治 / 作曲:atagi、モリシー / Sound & Words Produced by いしわたり淳治]

02. Girls Don't Cry
[作詞:PORIN、マツザカタクミ / 作曲:atagi、モリシー / Sound Produced by Awesome City Club、浦本雅史]

03. Sunriseまで
[作詞:ユキエ、作曲:atagi、Sound Produced by Awesome City Club、浦本雅史]

04. Cold & Dry
[作詞:マツザカタクミ / 作曲:atagi / Sound Produced by Yaffle(Tokyo Recordings) / Vocal Direction by OBKR(Tokyo Recordings)]

05. Movin' on
[作詞:atagi / 作曲:atagi / Sound Produced by Awesome City Club、浦本雅史]

06. 青春の胸騒ぎ
[作詞:PORIN、マツザカタクミ / 作曲:atagi / Sound Produced by Curly Giraffe]

07. Action!
[作詞:マツザカタクミ / 作曲:atagi / Sound Produced by Awesome City Club、浦本雅史]

Awesome Talks -One Man Show 2017-

2017年4月14日(金)広島県 SECOND CRUTCH
2017年4月15日(土)福岡県 BEAT STATION
2017年4月21日(金)宮城県 enn 2nd
2017年4月23日(日)北海道 BESSIE HALL
2017年5月11日(木)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2017年5月14日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2017年5月19日(金)東京都 赤坂BLITZ

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