焚吐、“366日目”に響かせた歌声「今日も悔いのないよう、最善を」

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焚吐が11月4日に東京・池袋 RUIDO K3にてワンマンライブ「リアルライブ・カプセル Vol.1」を開催した。

焚吐(撮影:達川範一)

焚吐(撮影:達川範一)

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焚吐(撮影:達川範一)

焚吐(撮影:達川範一)[拡大]

開演時刻を少し過ぎた頃、バックバンドのメンバーがポジションに就くと、焚吐がステージ下手袖からゆっくりと姿を見せる。彼は最前列のファンとハイタッチすると「クライマックス」を1曲目に届けた。この曲を歌い終えた焚吐が「ライブの本当の“クライマックス”まで、一緒に駆け抜けてもらえますか!」とフロアに呼びかけると、観客からは大きな歓声が飛ぶ。その後ギターを手にした彼は「子捨て山」「四捨五入」とロックナンバーを立て続けにパフォーマンスし、会場の熱を一気に引き上げた。

ミドルチューンの「人生は名状し難い」ではフロアから自然と手拍子が湧き起こる。焚吐はアコースティックギターをかき鳴らし、まっすぐに前を見つめながら力強い歌声を響かせた。またライブ中盤には弾き語りのコーナーが設けられ、焚吐はそれまでとは異なる趣でファンを楽しませる。自身の父親への思いを歌った「彼方の明日」で焚吐は「こうしてデビューできたのも、父の支えがあってこそ」と感謝を口にし、柔らかな歌声をギター演奏に乗せていた。

「リアルライブ・カプセル Vol.1」の様子。(撮影:達川範一)

「リアルライブ・カプセル Vol.1」の様子。(撮影:達川範一)[拡大]

アカペラで冒頭のパートを歌い上げた「テルーの唄」でファンを一層引き付けると、焚吐はこの日のライブが「2015年の11月3日に焚吐として活動を始めてから、ちょうど100本目のライブ」であることをファンに伝える。噛みしめるように1年間の歩みを振り返った彼が「366日目の今日も悔いのないよう、最善を尽くしていきましょう」と呼びかけると、ファンは大きな拍手を送った。バンドメンバーがステージに戻ったライブ後半戦は、アグレッシブなナンバー「てっぺん底辺」からスタート。「ティティループ」では焚吐の「皆さんと一緒に歌いたい!」という呼びかけにオーディエンスが大合唱で応えた。本編最後に披露されたのは「僕は君のアジテーターじゃない」。疾走感のあるビートに乗ってエネルギッシュなパフォーマンスを見せた焚吐は「ありがとうございました!」と短く挨拶をしてステージをあとにした。

「リアルライブ・カプセル Vol.1」の様子。(撮影:達川範一)

「リアルライブ・カプセル Vol.1」の様子。(撮影:達川範一)[拡大]

アンコールの声を受けて舞台に戻ると、焚吐はオーディエンスを見つめながら「楽しい」とひと言つぶやく。彼は次の曲について「初めて作ったラブソングでとても苦労したけれど、皆さんに気に入っていただけて……僕自身もこの曲も幸せ者だなと思います」と語り、「ふたりの秒針」を優しく歌い上げた。最後に焚吐は2017年3月5に東京・WWWで行うワンマンライブ「リアルライブ・カプセル Vol.2」についてアナウンス。ラストナンバーとして「オールカテゴライズ」をプレイし、100度目のライブの幕を下ろした。

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焚吐「リアルライブ・カプセル Vol.1」
2016年11月4日池袋 RUIDO K3 セットリスト

01. クライマックス
02. 子捨て山
03. 四捨五入
04. 青い疾走
05. 人生は名状し難い
06. 彼方の明日
07. 黒いキャンバス
08. テルーの唄
09. てっぺん底辺
10. ロストワンの号哭
11. ティティループ
12. 僕は君のアジテーターじゃない
<アンコール>
13. ふたりの秒針
14. オールカテゴライズ

焚吐「リアルライブ・カプセル Vol.2」

2017年2月25日(土)大阪府 hillsパン工場
2017年2月26日(日)愛知県 ell.FITS ALL
2017年3月5日(日)東京都 WWW

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