PELICAN FANCLUBの3D演出取り入れたワンマン「CULT」が終了、映像一部公開中

2

248

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 62 185
  • 1 シェア

PELICAN FANCLUBが11月5日に東京・渋谷WOMBにて、ワンマンライブ「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」を開催した。

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

大きなサイズで見る(全11件)

彼らが東京都内でワンマンライブを行うのは2015年11月開催の「CINEMA」以来1年ぶり。「CINEMA」では映像演出を取り入れたパフォーマンスで観客を魅了したPELICAN FANLUBだったが、今回は映像演出に加え、ステージのみならずフロアにもMarshallのアンプを積み上げるなど、音響にもこだわった空間でライブを展開した。

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)[拡大]

この日の公演でPELICAN FANCLUBはセットリストを「ROOM」「SEASIDE」「FACTORY」「SPACE」「CITY」という5つのセクションに分け、リリースしている楽曲すべてを披露。第1セクションの「ROOM」では「1992」や「Dancing Queen」など、軽やかで甘酸っぱいサウンドを全面に押し出した楽曲が届けられる。「凪の頃」で始まった「SEASIDE」のセクションでは「ROOM」の流れを汲みながら、シミズヒロフミ(Dr)とカミヤマリョウタツ(B)が紡ぐ軽快なビートが印象的なナンバーが続き、観客たちは体を揺らした。

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)[拡大]

「FACTORY」のセクションに突入すると、暗雲が立ち込めていくかのように大量のスモークがダクトから吐き出される。このブロックの最後に届けられた「プラモデル」では、激しく点滅する照明の中、メンバー全員が髪を振り乱し、エンドウアンリ(Vo, G)が渾身のシャウトを轟かせた。

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)[拡大]

「SPACE」セクションの前にはメンバー4人が横一列になって演奏する様子を、観客が入場時に配られた3Dメガネをかけて鑑賞するというKraftwerkをオマージュしたパフォーマンスも。PELICAN FANCLUBはシンセサイザーではなく4人並んでギターを弾き、頭上のスクリーンで上映される3D映像と融合したパフォーマンスでオーディエンスを驚かせた。「SPACE」セクションは3D映像を取り入れたまま進行。クルマダヤスフミ(G)がギターを力強くかき鳴らすなど荒々しいバンドサウンドでアグレッシブな一面を見せる「説明」や荘厳な雰囲気を持ち合わせたメッセージ性の強いナンバー「今歌うこの声が」など、多彩なアプローチで観客を酔わせた。

エンドウはライブタイトルの「CULT」が「CULTURE」の頭4文字を使って付けられたことを説明したあと、「文化になるためには続けることが必要だと思っている。そして続けるためには“信じる”ことが必要。だから僕はメンバーや家族、ライブを観に来てくれる方、スタッフを信じる。信じ続けて“文化”になることができたら」と語る。そして満員のフロアを見渡し、「ステージからこんな景色を味わうことができると思っていなかった。みんなを信じてきてよかった」としみじみと口にした。最後のセクション「CITY」で彼らは「アンナとバーネット」や「記憶について」などを披露し、グルーヴ感のある演奏でオーディエンスを惹きつけていく。そしてラストは「Karasuzoku」で締めくくられた。

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)

「PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"」東京・渋谷WOMB公演の様子。(Photo by Takashi Masuda)[拡大]

アンコールではこの日、誕生日を迎えたエンドウがサプライズで祝われる場面も。和やかなムードの中、彼らは新曲(タイトル未定)を届けキャリア3度目のワンマンライブの幕を下ろした。この日のライブの模様は一部YouTubeにて公開中。こちらもぜひチェックしてみよう。

またPELICAN FANCLUBは2017年1月30日に東京・clubasiaにて、自主企画「PELICAN FANCLUB presents "CLUB NIGHT"」を開催する。本日11月7日よりイープラスではこのライブのチケット先行予約を受け付けている。

PELICAN FANCLUB ONEMAN SHOW "CULT"
2016年11月5日 渋谷WOMB セットリスト

ROOM
01. 1992
02. Variety Mania Talent System
03. Cassette Tape
04. Dancing Queen
SEASIDE
05. 凪の頃
06. Heaven or poolland
07. Police City
08. Capsule Hotel
FACTORY
09. クラヴィコードを弾く婦人
10. M.U.T.E
11. ファ
12. プラモデル
SPACE
13. Dali
14. 説明
15. for elite
16. youth
17. 今歌うこの声が
CITY
18. アンナとバーネット
19. Ophelia
20. Chilico
21. 記憶について
22. Karasuzoku
<アンコール>
23. 新曲

PELICAN FANCLUB presents "CLUB NIGHT"

2017年1月30日(月)東京都 clubasia
<出演者>
PELICAN FANCLUB / and more

この記事の画像・動画(全11件)

読者の反応

  • 2

PELICAN FANCLUB @PELICANFANCLUB

【INFO】PELICAN FANCLUBのライブてどんな感じ❓
昔のライブレポートをチェック👀
2017.06.25@ UNIT→https://t.co/jQfsNCaODM
2016.11.07@ WOMB→https://t.co/oxW9h0k6cs
#ライブレポート

コメントを読む(2件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 PELICAN FANCLUB の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。