ユニコーン、初の府中公演でツアー「第三パラダイス」幕開け

ユニコーンの全国ツアー「ユニコーンツアー2016『第三パラダイス』」が、9月3日に東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールにて開幕した。

8月にリリースしたアルバム「ゅ 13-14」を携えて行われる今回のツアー。待ちかねたファンの熱気の中、ユニコーンとしては初めて府中の森芸術劇場に立つメンバー5人は、おなじみのつなぎ姿で現れ冒頭から「ゅ 13-14」のハイテンポなナンバーを中心に畳みかける。オープニングを勢いよく駆け抜けると、MCでは奥田民生（Vo, G）が「初日ということもあってちょっと元気にやってみましたが、予想以上に疲れたんで、次からはもうちょっとゆっくりやろうと思います」と宣言。彼ららしい緩急をつけたペースでライブを進めていった。

中盤、ドラマ「重版出来！」の主題歌「エコー」を演奏する場面では、奥田のこだまのようなボーカルで会場を圧倒したり、ABEDON（阿部義晴 / Key）が歌う「TEPPAN KING」では威風堂々とした男気を感じさせたりと、各メンバーが個性を発揮。川西幸一（Dr）、手島いさむ（G）、EBI（B）のボーカル曲も存在感を放ち、演出のバリエーションの豊かさや斬新さで客席を大いに沸かせた。

そして2時間強のライブが終了。ツアーは12月18日の沖縄まで残り33公演実施される。