内田彩、武道館全曲ライブを“大きな丸! 二重丸! 花丸!”で締めくくる

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8月13日、内田彩のワンマンライブ「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」が東京・日本武道館で開催された。

内田彩「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」の様子。(撮影:草刈雅之)

内田彩「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」の様子。(撮影:草刈雅之)

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「泣きべそパンダはどこへ行った」をパフォーマンスする内田彩。(撮影:草刈雅之)

「泣きべそパンダはどこへ行った」をパフォーマンスする内田彩。(撮影:草刈雅之)[拡大]

2014年11月のアーティストデビュー以来、キャリア2年にして迎えた今回の武道館公演は、タイトル通り、“コンプリート”ライブ。内田は当日、これまでに発表してきた全楽曲34曲をパフォーマンスした。

定刻、武道館北側のメインステージから長く伸びたランウェイの先のセンターステージに現れた内田は、ピンスポットを浴びながらドラマチックなミディアムチューン「妄想ストーリーテラー」を歌い上げる。そして「これから始まります! 私の物語」「新しい展開 どんなことになるのかな?」と、コンプリートライブという“物語”の幕開けを歌うこの曲のアウトロでメインステージへと歩を進めた彼女は「武道館、カラフルに染めていくよ!」と高らかに宣言。無数のゴールドのリボンが噴射される中、ダブステップテイストの「Floating Heart」をパフォーマンスしたのち、ギターロックチューン「スニーカーフューチャーガール」や、コミカルなワルツ「泣きべそパンダはどこへ行った」とカラフルな楽曲を立て続けに披露して、ステージ両サイドの見切れ席にまであふれる9000人のオーディエンスを大いに盛り上げた。

内田彩(撮影:草刈雅之)

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またその客席エリアも内田のパフォーマンスに負けず劣らず、カラフルな様相を呈することに。彼女の「それではみんなをよりカラフルな世界にご招待したいと思います」の言葉に続いた「Let it shine」では「向日葵が咲う季節が来る度 また思い出す夏休み」の歌詞にならって、客席がイエローのペンライトの色であふれかえり、「オレンジ」ではその色がまさにオレンジ色へとチェンジ。さらに「Sweet Rain」では内田が手にした雨傘と同じくブルーの光が、「最後の花火」では花火をイメージさせるウルトラレッドの光が武道館を染め上げた。

「ヘラヘラしてるだけがうっちーじゃないんだぞってところを存分に見せるのでよろしく!」という内田のキメゼリフで始まったライブ中盤戦には、ツインギターにキーボード、ベース、ドラムからなるサポートバンドがお目見え。開演以来、ステージセットの柱の裏でプレイしていたという彼らは、柱が回転し、その姿を現すや大音量で「シリアス」を投下して9000人の大歓声を集めてみせる。その後、内田とバンドはエレクトロニカテイストの原曲を大胆にアレンジした「Daydream」「ピンク・マゼンダ」や、モータウンビートが印象的なパーティチューン「color station」、彼女が色とりどりのペンライトの光を前に無手勝流でかわいらしいステップを踏む「Merry Go」を連投。さらに後半突入後は、四つ打ちギターロック「リードを外して」や、ピコリーモライクな「Ruby eclipse」とダンスチューンを連発して9000人を踊らせた。

ハードロックナンバー「キリステロ」でその9000人と「サァ、キ リ ス テ ロ」とシリアスにシンガロングをキメた内田は、直前の凜々しさから一変、相好を崩しながら「バンドメンバーさんを紹介したいと思います」とひと言。ベーシスト・黒須克彦に「スイカがお好きだそうですけど、今日の(ケータリングの)スイカはいかがですか?」と水を向けるなど、バンドメンバーを紹介がてら、ゆるゆると彼らをインタビューして、彼らとオーディエンスを笑わせる。しかし「急に話しかけたのに、皆さん優しく答えてくれるでしょ? どっしり構えてくれているおかげでライブを続けていけます」との言葉通り、ライブ終盤戦には彼らの盤石な演奏のもと、キラーチューンを連発。「Growing Going」では9000人とタオルを振り回し、「ドーナツ」ではフロートに乗ってアリーナ中央へと乗りだし、彼らの歓声を煽ってみせる。センターステージがせり上がり、内田を十数メートルの高さへと押し上げた「Go! My Cruising!」では、その武道館“上空”で「こんにちは! 2階のみんな!」と同じ目の高さの2階席のオーディエンスに手を振りながら、軽やかにこの曲を歌い上げた。

内田彩「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」の様子。(撮影:草刈雅之)

内田彩「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」の様子。(撮影:草刈雅之)[拡大]

フロートやせり上がりステージでオーディエンスと最接近した内田は、彼らに「たくさんの笑顔をありがとうございます!」と感謝を伝えると、今秋、音楽活動2年にして初のシングルをリリースすることを発表。「初めてのシングルはみんなの笑顔を詰め込んだシングルにしたいなと思ってます!」「さっきみんなにもらった笑顔を詰め込みたいと思います!」と意気込みを語って、客席から大きな拍手を集めると「笑顔で、アップルミント色で武道館を包み込みたいと思います」とこの日一番の爆音で「アップルミント」をドロップする。そして「みんな本当にありがとう!」「大きな丸! 二重丸! 花丸!」と満面の笑みの彼女は「コンプリートするにはまだ1曲足りないんです」「欠かせないのはみんな、ということで最後にこの曲を送りたいと思います」と、ラストナンバーにブライトなダンスチューン「with you」をセレクト。ピンクの紙吹雪が舞い散る中、この曲を歌うと「いつも幸せすぎてふわふわしている私ですけど、これからも一緒にふわふわニコニコできる時間を作って行けたらいいなと思ってます」「今日は本当にありがとう!」と3時間に及んだ全曲ライブを締めくくった。

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内田彩「AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~」
2016年8月13日 日本武道館 セットリスト

01. 妄想ストーリーテラー
02. Floating Heart
03. Party Hour Surprise!
04. スニーカーフューチャーガール
05. 泣きべそパンダはどこへ行った
06. キックとパンチどっちがいい?
07. Let it shine
08. オレンジ
09. Sweet Rain
10. 最後の花火
11. ONE WAY
12. afraid...
13. シリアス
14. Like a Bird
15. MELODY
16. ハルカカナタ
17. Daydream
18. ピンク・マゼンダ
19. いざゆけ!ペガサス号
20. color station
21. Merry Go
22. リードを外して
23. 笑わないで
24. Sweet Dreamer
25. Ruby eclipse
26. 絶望アンバランス
27. キリステロ
28. Growing Going
29. ドーナツ
30. Go! My Cruising!
31. Blooming!
32. Breezin'
33. アップルミント
34. with you

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