LinQ深瀬＆一ノ瀬がグループ卒業「すべての皆さんにありがとう」

6月26日に福岡・天神ベストホールにてLinQの深瀬智聖、一ノ瀬みくの卒業公演「ちせみくからの贈り物～Dear my LinQ～」が開催された。

深瀬と一ノ瀬はLinQが結成された2011年からおよそ5年間メンバーとして活動。2人は今年30歳を迎える節目の年ということで卒業を決意し、卒業後も個人活動を行うことになっている。この日はLinQを初期から支え続けてきた2人の門出を祝うために大勢のファンが会場に集まり、惜しみない声援を送った。

ライブはLinQのメジャーデビュー曲「チャイムが終われば」で開幕。深瀬と一ノ瀬はLinQでの最後のステージを盛り上げようと1曲目から会場をヒートアップさせていく。続けて深瀬、一ノ瀬の最後の参加作品となった「Supreme」へとつなぎ、歌唱後のMCで一ノ瀬は「今日は“ちせみく”からの贈り物というタイトルなので、LinQのメンバー、そしてteam LinQ（LinQファン）のみんなにこの公演を贈りたい！」と述べ、デビュー当時の自己紹介を行ってファンの笑いを誘った。

ライブ中盤では卒業する2人がそれぞれソロ曲を披露。深瀬が「N and F」を熱唱すると、続けて一ノ瀬は「Hands」を高らかに歌い上げる。歌唱中にはメンバーたちがバックダンサーとして登場し、2人のパフォーマンスに華を添えた。続けて深瀬と一ノ瀬は、デビュー当時から歌い続けてきた「夏magic」「Fighting Girl」「Pretty Woman」をメンバーと共に届け、オーディエンスを魅了する。

そしてライブ終盤で深瀬と一ノ瀬は、初代LinQリーダーの上原あさみが卒業の際に披露した「虹」を歌い上げる。2人はLinQメンバーとして過ごしてきた5年間を噛みしめるように同曲を届け、最後は全員で「FRONTIER」を歌唱。感極まったメンバーは深瀬、一ノ瀬に寄り添い、感動的なムードに包まれながらライブ本編は締めくくられた。

ファンからの盛大な“ちせみくコール”を受けて深瀬、一ノ瀬が再びステージに登場する。深瀬は「LinQは誰かを笑顔にすることをコンセプトに活動してきたグループです。私はそれを運命としてがんばってきました。皆さんと共に5年間、素敵な人生を歩むことができました。ツラいこともあったけどたくさんの応援があって私は幸せ者だなって思いました。LinQには自分をたくさん育ててもらいました。すべての皆さんにありがとうって伝いたい！」と感謝の気持ちを述べた。続けて一ノ瀬は「私は自分を変えたくてアイドルになろうと決意しました。LinQとして活動する5年間は関係者の皆さん、ファンの皆さん　家族に支えられてきました。本当に感謝しています。幸せでした。今日は最後までLinQの一ノ瀬みくの歌声を届けますので最後まで聴いてください！」と最後のメッセージをファンに届けた。

ここで深瀬から新曲「one love～キミへの贈り物～」をお披露目することが伝えられる。深瀬は新曲について「今日のタイトルにもあるようにLinQメンバーやファンの皆さんに贈る歌です。これから新しい道を進んでいく私たちや、LinQメンバー、そして皆さんとの5年間を思って2人で書いた曲です」と説明し同曲を届けた。そして全員でLinQの始まりの曲「ハジメマシテ」、人気曲「for you」を畳みかけてフロアの熱気を押し上げ、ラストは「Shining Star」で卒業公演を締めくくった。

パフォーマンスを終えた深瀬と一ノ瀬に、所属事務所の題府征孝代表取締役社長が感謝状を贈呈。題府社長は2人に対し「あなたたちはグループ結成より5年と70日という日々をLinQの一員としてグループ最年長ながらLinQを支え、貢献をしました。グループから卒業する今日、深瀬智聖、一ノ瀬みくへ敬意を表し、2016年6月27日より“LinQ永久欠番”としてLinQというグループに名を残し続けるとともに、“LinQ Legend”として活動することを命ずる」と突然の発表を行う。2人はLinQ Legendとして今後も同事務所所属アーティストとして活動するとともに「恋愛、結婚、出産、離婚の自由」という契約が発表され、会場は大歓声に包まれた。

なお2人のソロ活動第1弾イベントが決定。深瀬は10月22日に東京・LOOPにて「deep chisei house in TOKYO ～Hands up! KUMAMOTO!!～」を、一ノ瀬は11月26日に福岡にて「唄酒場みく 其の参」をそれぞれ開催する。

※記事初出時、「唄酒場みく 其の参」の開催場所の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。