sumika新曲「溶けた体温、蕩けた魔法」MV、撮影舞台裏をバズリズムで公開

sumikaがミニアルバム「アンサーパレード」を5月25日にリリース。今作の収録曲「溶けた体温、蕩けた魔法」のミュージックビデオがYouTubeにて公開された。

このMVはKEYTALKや[Alexandros]らの映像作品を手がけてきた大久保拓朗監督が制作したもの。映像の中では片岡健太（Vo, G）がつづった歌詞を背景に投影するという手法を採用しており、独特な世界観を生み出している。

またMVの撮影現場に密着した様子が日本テレビ系「バズリズム」にて5月20日（金）深夜に放送されるので、オンエアも合わせてチェックしよう。

片岡健太（sumika）コメント

5/25(水)に発売されるsumikaのNew Mini Albumの中から、「溶けた体温、蕩けた魔法」のMusic Videoが公開となりました。

監督を務めて頂いた、大久保拓朗さんとは、今作で初めてタッグを組ませて頂きました。
大久保さんは制作過程の早い段階で“sumikaの良い部分”を理解して、“まだ見せていない部分”を察知し、素敵なアイデアを、いくつも提示してくれました。
歌詞が直接的にMVに登場するのも、sumikaとしては初の試みです。
楽しく、実りのある掛け算になった事を、とても嬉しく思います。

そしてこの曲は、作曲が小川貴之、作詞が片岡健太という、実はここも初タッグ。
おがりんから送られてきた「ラララ～」で歌うデモ音源の時点で、すごく感動した事を今でも鮮明に覚えています。（僕は和泉多摩川駅近くの河原を散歩していた）
普遍的で極上のメロディーだった分、歌詞の自由度が高く、良い意味で余白がたっぷり残されていたので、歌詞制作は、とても難航しました。
何を歌っても正解だけど、なにをやっても不正解な気がして。

ただ何度も聴いているうちに、曲が普遍的に良いのだから、歌詞でも奇を衒わず、普遍的な事を歌いたいな。
という所に着地し、結果的に“人と人との関わり方”をテーマに歌詞を書きました。

好きな人は、好きなところだけしか知らない。なんてのは薄っぺらで、その人の事を深く知ろうとして近付けば、当然嫌な部分も見えてきて、同時に自分の嫌な部分も見せる事になる。

そこで流してしまった血や、出来てしまった傷を見せ合って、笑い合えるような関係を、一体何人の人と築けるのだろうか？

ハリネズミ達とチクチクし合いながら、築かれていく財産を、いつの日か繋ぎ合わせ、振り返れる日を楽しみにしたい。