TK from 凛として時雨ツアー、ノイズの渦に包まれて終幕

TK from 凛として時雨が4月16日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてワンマンツアー「TK from 凛として時雨 TOUR 2016 "Secret Sensation"」の最終公演を行った。

このツアーで全国5都市を巡り、満員御礼で千秋楽を迎えたTK from 凛として時雨。ステージと客席の間に張られたスクリーンにTK（Vo, G）、BOBO（Dr）、TOKIE（B）、佐藤帆乃佳（Violin）、大古晴菜（Key）の影が映ると、場内からは大きな拍手と歓声が起こった。バンドはメランコリックな雰囲気の「subliminal」を1曲目に演奏。スクリーンには巨大な物体が崩れ落ちる映像が投影され、楽曲の世界観を彩っていた。

彼らは3月リリースの最新ミニアルバム「Secret Sensation」の表題曲や、「ear＋f」と新曲群を続けて披露して幻想的なムードを生み出していく。またTKの奏でる複雑なギターリフが印象的なナンバー「Abnormal trick」や、5人の演奏が綿密に絡みあう「kalei de scope」、シンプルな伴奏ながらドラマチックに展開していく「contrast」など、ライブでおなじみのナンバーも多数届けられた。

その後TKが1人、鍵盤の前に座って「罪の宝石」をしっとりと弾き語る場面などをはさみつつ、ライブ本編は「film A moment」で締めくくられた。アンコールに応えて再びステージに登場した5人は、凛として時雨の楽曲「シャンディ」のTK from 凛として時雨バージョンとなる「shandy」を披露し、ラストには「like there is tomorrow」を演奏。TKはギターのフィードバックノイズが響き渡る中で「ありがとうございました」とひと言だけ挨拶して、ステージを去っていった。