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両親影アナにびっくり!片平里菜、アットホームなツアー千秋楽で笑顔

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片平里菜(撮影:オノツトム)

片平里菜(撮影:オノツトム)

片平里菜のワンマンツアー「3rdワンマンツアー2016“そんなふうに愛することができる?”」が、昨日3月21日に東京・Zepp DiverCity TOKYOでファイナルを迎えた。

今回のツアーは、2月にリリースされた2ndフルアルバム「最高の仕打ち」を携えて全国10都市のライブハウスで展開。片平にとって過去最大規模のツアーとなり、3連休の最終日に行われた東京公演には各地からファンが駆けつけた。またこの日の影アナは、福島から上京してきたという実の両親が担当。父親が「どう娘が成長しているのか楽しみです」とコメントし、母親がライブの注意事項を述べたのち「今日はよろしくお願いします!」と観客に向かって呼びかけると温かな拍手が沸き起こった。

アットホームな空気の中でライブの幕が上がり、白いTシャツにスリムパンツというラフなファッションの片平が颯爽とステージに登場。アコースティックギターを抱えた彼女は「誰にだってシンデレラストーリー」を皮切りに「Oh JANE」などアップテンポなナンバーでスタートダッシュをかける。コケティッシュな歌声が魅力の「女の子は泣かない」を歌い終えたあと彼女は、「すごい眺め!」と会場をぐるりと見渡す。「聞いてなかったんですけど!」と両親の影アナに驚いたことを明かしつつ、「素晴らしい影アナでじーんときてしまいました」と微笑んだ。そして「私らしくゆったりとお送りしたいと思います」と口にすると、ノスタルジックな「あの頃、わたしたちは」で次のブロックへと移った。

このブロックでは、じっくりと歌を聴かせるミディアムテンポのナンバーを続けてプレイした片平。壮大な世界を描き出す「舟漕ぐ人」、狂おしく甘い歌声を響かせる「煙たい」、ブルースハープを吹きながらパフォーマンスする「CROSS ROAD」と曲ごとにさまざまな表情を見せ、オーディエンスを魅せていく。「一緒に歌ってくれますか?」という言葉から始まった「Come Back Home」では、カントリー調の朗らかなバンドサウンドにチャーミングな歌声を絡ませ、観客のシンガロングを誘った。

バンドメンバーと一緒にツアーを振り返るMCを経て始まったブロックは、切ない恋心を歌った「この涙を知らない」からスタートした。片平は「東北ライブハウス大作戦」に参加する先輩アーティストたちについて歌った未発表の新曲「ロックバンドがやってきた」で力強い歌声を披露したことを機に、ロックモードにシフトチェンジ。太く低い声で歌い上げた「BAD GIRL」、弾けた表情でも魅せた「Party」とアグレッシブなナンバーを熱演する。「そんなふうに愛することができる?」を愛おしそうに歌い上げたあと、彼女は「自分らしく生きようとしている人はカッコいいと思うし、自分が納得いくような『最高の仕打ち』ができるよう歌っていきたいと思います」と宣言。スポットライトを浴びながら、歌詞の言葉を噛みしめるように「最高の仕打ち」を丁寧に弾き語る。オーディエンスはステージを見つめ、情感豊かな歌声にじっくりと耳を傾けた。

観客の手拍子や「里菜コール」に応えてステージに戻ってきた片平は、「この空を上手に飛ぶには」「誰もが」の2曲を演奏。ひと息ついたところで、「また会えます。さみしいのは次はバンドがいないこと」と弾き語りツアーの開催をうれしそうに告知した。さらに「今日はとっても楽しかったです。また会いに来てください」と口にしたあとは、ツアーを締めくくる1曲として「Love takes time」をプレイ。オーディエンスのラララの大合唱も手伝って、フロアは優しい空気に包まれていく。そして、アットホームなムードの中でライブは終幕へ。片平は後ろ髪を引かれるように何度もフロアを振り返り、両手を力強く振り笑顔を浮かべながらステージの袖へと消えていった。

なおツアーを終えたばかりの片平は、3月30日に定額制音楽配信サービス「うたパス」および「KKBOX」で展開されているチャット機能「Listen with」を利用したイベントに登場する。イベントではZepp DiverCity TOKYO公演のセットリストを再現しながら、リスナーとチャットを行う。

片平里菜「3rdワンマンツアー2016“そんなふうに愛することができる?”」
2016年3月21日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 誰にだってシンデレラストーリー
02. Oh JANE
03. 大人になれなくて
04. スターター
05. 女の子は泣かない
06. あの頃、わたしたちは
07. 舟漕ぐ人
08. 煙たい
09. CROSS ROAD
10. Come Back Home
11. この涙を知らない
12. ロックバンドがやってきた
13. BAD GIRL
14. Party
15. そんなふうに愛することができる?
16. 最高の仕打ち
<アンコール>
17. この空を上手に飛ぶには
18. 誰もが
19. Love takes time

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