あゆみくりかまき、尊GIGでPANと「Z好調」単独ツアー開催発表も

あゆみくりかまきが3月7日に東京・TSUTAYA O-WESTにて、自主企画「あゆみくりかまき Presents 尊敬という名のGIG Vol.5」を開催した。

「尊敬という名のGIG」はあゆみくりかまきが尊敬するアーティストを招いて行う自主企画シリーズ。5回目となるこの日彼女たちは、DJで楽曲をプレイするほどの大ファンであり、自分たちと同じく関西出身のバンド・PANを招いた。

あゆみくりかまきのDJパートはBABYMETAL「ヘドバンギャー！！」で幕開け。フロアにはあゆみくりかまきに倣ってヘッドバンギングをする観客が続出し、早くも会場には熱気が充満する。彼女たちのDJではおなじみのキュウソネコカミ「MEGA SHAKE IT !」「ビビった」やゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」といった邦楽ロックナンバーをくりかは次々とスピン。まきとあゆみはステージ上を駆け回り、全力で観客を煽ってゲストのPANのためにフロアを温めた。

PANは「今夜はバーベキュー」でライブを開始するも、一度演奏を止め「PANでーす！」と言いながらさまざまなパンをフロアに投げ入れる奇抜な自己紹介を行い、観客を笑わせる。哀愁を帯びたメロディに乗せて「まっしろなお米食べたい」と歌う「こめかみ」では、川さん（Vo）が「やっぱりお米に合うのは鮭ちゃうかなあ」と言い、あゆみくりかまきのメジャーデビュー曲「鮭鮭鮭」を歌詞に取り入れる一幕もあった。

「Z好調」ではあゆみくりかまきメンバーもステージへ登場し、同曲を一緒にパフォーマンスする。PANとあゆみくりかまきからのサプライズにオーディエンスは歓喜の声を上げた。コラボパフォーマンスが終わると川さんは「楽しい！ いつものライブとちゃう！ ステージの上、ええ匂いするし！」と大興奮。あゆみくりかまきも尊敬するアーティストとの共演に感激した様子で、PANを人文字で表現した。あゆみくりかまきが去ったあと、PANは最新シングルの表題曲「想像だけで素晴らしいんだ」やパーティチューン「今日だけ祭り」で会場をさらに盛り上げていく。ラストの「天国ミュージック」まで一気に駆け抜け、汗を光らせながらステージを降りていった。

あゆみくりかまきのライブパートは「素敵な世界」でスタート。3頭は4月13日にリリースする1stフルアルバム「あゆみくりかまきがやって来る！クマァ！クマァ！クマァ！」の収録曲「スターライトジャンボリー」を初披露し、オーディエンスを熱狂させる。中盤では「森森森」「鮭鮭鮭」「蜜蜜蜜」をメドレー形式で一気にパフォーマンスし、会場を大いに盛り上げた。

その名の通りあゆみくりかまきのキラーチューン「KILLLA TUNE」の冒頭で、まきはアンコールを行わないことを宣言。観客たちは残った体力を注ぎ込むように盛大なコールを送り、3頭と熱い空間を作り上げていく。アルバム収録曲「WAR CRY」を披露したあとあゆみくりかまきは全国ワンマンツアー「ボクらの熊魂2016 ～ここで一句！『東名阪 仙台広島 まわるんやぁ』～」の開催が決定したことを告知し、この日一番の歓声を浴びた。また、まきは「尊敬という名のGIG」をいつか東京・日本武道館で開催したいと意気込み、残りの2頭と観客たちもそれに賛同。そしてライブは「ナキムシヒーロー」でフィナーレを迎え、恒例の「1、2、3、クマー！」のコールで締めくくられた。

なおワンマンツアー「ボクらの熊魂2016 ～ここで一句！『東名阪 仙台広島 まわるんやぁ』～」で彼女たちは6月11日の宮城・space Zero公演を皮切りに愛知、大阪、広島を回り、東京・赤坂BLITZでファイナルを迎える。