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ボイメン「復讐したい」舞台挨拶でそれぞれの葛藤明かす

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左より上野優華、吉原雅斗、本田剛文、田中俊介、高橋メアリージュン、水野勝、小林豊、勇翔、田村侑久、室賀厚監督。

左より上野優華、吉原雅斗、本田剛文、田中俊介、高橋メアリージュン、水野勝、小林豊、勇翔、田村侑久、室賀厚監督。

BOYS AND MENのメンバーが総出演する映画「復讐したい」の完成披露試写会が、本日2月16日に東京都内で開催。BOYS AND MENの水野勝らメンバー7人と高橋メアリージュン、上野優華、室賀厚監督が登壇した。

「復讐したい」は家族を殺された遺族が“復讐法”によって犯人を殺すことができる近未来の日本を描いた、山田悠介のホラー小説が原作の映画。新婚の妻を殺された主人公の高橋泰之を水野が、その妻と犯罪者役の二役を高橋が演じているほか、BOYS AND MENのメンバー全員も物語の鍵を握る重要な役どころで出演している。さらにROTTENGRAFFTYの「P.I.L」とlynch.の「BEAST」が映画の“ダブル主題歌”を務める。

2月13日に行われたボイメンのツアー東京公演を体調不良で休んだ水野は、ファンの前に立った舞台挨拶の冒頭で「間に合うかどうか不安だったんですけど」と安心した表情を浮かべた。一方、田村侑久は「僕のバミリ(出演者の名前を書いた立ち位置の目印)、『村田』って書いてありました!」と暴露して会場を爆笑に導く。その後、ほかのメンバーや登壇者も「村田さんは……」「村田くんは……」と呼びかけ、さらなる笑いを生んでいた。

小林豊が法務省の役人という自身の役どころについて「人間らしい人間を演じられたなと」と振り返ると、田村が「普段人間じゃないみたいですけど(笑)」、水野が「モンスターですね(笑)」と笑顔でフォローする。田村は劇中でも着用しているというサングラス姿で登場。「フリーターの役で、チャームポイントはサングラスです!」と客席にアピールしつつサングラスをはずしてファンを沸かせる。しかしすぐさま「チャームポイントはずしちゃダメだろ!」とメンバーたちからの総ツッコミを受けていた。

ボイメンならではの和やかな空気を醸し出しつつ、トークでは演技中のそれぞれの苦労を明かす一幕も。高橋演じる若妻を殺害する犯人役の吉原雅斗は「紐解いていくといろんなものを抱えている人物で。(演じるのは)楽しかったし、難しかったです」と振り返る。そんな吉原と、同じグループ内で被害者役と加害者役という立場になった水野は「メンバーは家族みたいなので時間があるとわちゃわちゃしちゃうけど、撮影の裏側でも距離を取るメンバーもいたし。プライベートも全部これに賭けてがんばりました」と話し、小林も「撮影のとき、吉原と(水野は)全然しゃべんなかったよね?」と舞台裏を語った。

テロ被害者の自衛隊員・前田達也役の勇翔は「自衛隊ということで、ガンアクションが多めです」、姉を殺されて復讐に立ち上がる大学生を演じる本田剛文は「普通の男の子が銃を向けるということがどういうことなのか考えた」と各々の役柄を語る。一方、看護師・角田恭子を演じる上野優華は「どんなキャラクターなのか少しでも説明したいんですけど、少しでも説明するとネタバレになってしまう(笑)」と苦笑いしつつ、「(原作者の)山田悠介さんのファンなので、出演させていただけてすごくうれしいです」と出演の喜びを明かした。

後半では作品の広報大使を務める本田と田村が、公開時期に全国各地で舞台挨拶を行うこと、来場者にはボイメンメンバーのカレンダーがプレゼントされることを発表。しかし作品の公式Twitterアカウントのフォロワー数が、目標の2万人に対しまだ約8600人しかいないことに話が及ぶと、田村は「達成しないと僕らが復讐されちゃうんで!」、本田は「ぜひ僕たちの命を救ってください!」とファンに呼びかけた。

締めくくりでは改めて登壇者たちが作品の見どころをアピール。水野は「必ず皆さんの心に何か残る作品になると思います」、高橋は「皆さんが大切な人を殺されたときに復讐法を選択するのか裁判にかけることを選択するのか、考えながら観てほしいです」と語り、田中俊介も「原作にはない展開もたくさんあるので、いっぱいドキドキわくわくしてほしいです」と話した。室賀監督は「見どころをしゃべったらいくらでもしゃべれるんだけど(笑)、映画のクライマックスで水野くんが二丁拳銃を撃つシーン! これはカッコいいので、ぜひ楽しみにしておいてください」と観客の期待を煽った。

(c)山田悠介 / 幻冬舎 / 「復讐したい」製作委員会

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