The Flickers企画でアナログ＆SAKANAMONと競演、新曲初披露も

The Flickersが1月29日に東京・新宿MARZにて自主企画「SUMMER OF LOVE」を開催した。

2015年12月から3カ月連続企画としてThe Flickersが展開している「SUMMER OF LOVE」。2回目となる1月公演にはゲストとしてアナログフィッシュとSAKANAMONが参加し、3組によるライブが繰り広げられた。1番手を飾ったアナログフィッシュは軽やかなギターサウンドが印象的な「Will」でライブをスタート。「F.I.T.」で場内に穏やかな雰囲気をもたらし、カラフルな照明が彩るステージでポップなメロディの「There She Goes（La La La）」を披露するなど、全8曲を届けて観客を魅了した。

2番手のSAKANAMONはミラーボールを使った演出の中、1曲目に「アリカナシカ」をプレイ。さらに「幼気な少女」「ミュージックプランクトン」と人気曲を披露して会場のテンションを引き上げる。続けて藤森元生（Vo, G）は「みんなの盾になるような曲になればいいと思いながら作りました」と話してから最新シングル曲「PLAYER PRAYER」を歌唱。また森野光晴（B）が「一緒に歌ってくれますか！」と呼びかけてから始まったラストナンバー「TOWER」では、藤森がハンドマイクでオーディエンスを煽り、会場を大きく盛り上げた。

この日の主役、The Flickersのライブはバスドラムの音と観客の手拍子が重なった「white heat」で幕明け。続けてバンドはサポートメンバーの加入によって濃密になったアンサンブルで「ルーザー」「techno kids」を届け、フロアを踊らせた。またライブ後半には安島裕輔（Vo, G, Syn）の「パンクがニューウェイブを生み、さらにそのあとニューロマンティクスを生んだ歴史的背景がものすごく好き。僕らも絶望から生まれる希望の歌を作りたかった」というコメントに続いて、サポートを含む6人で作り上げたという新曲「new romantics」が初披露された。彼らはその後もパワフルなパフォーマンスを繰り出し、「love in the music」でライブ本編を締めくくった。アンコールに応えてステージに再登場したメンバーは、自主企画のタイトルにもなっているミディアムチューン「summer of love」を演奏。ラストには精悍な表情で「lovender」を届け、ステージをあとにした。

なおThe Flickersは2月20日に大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE公演でHello Sleepwalkersと、26日に新宿MARZ公演でanother sunnydayと競演。3月23日にはニューアルバム「MISSING PIECE」の発売を控えている。