「PUERTA DEL SOL」20周年祭でHISASHI、綾小路翔、明希、A9ら競演

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アクセサリーブランド「PUERTA DEL SOL」の創業20周年を記念したイベント「PUERTA DEL SOL THE KNIGHT 20th Anniversary」が、11月14日に東京・UNITにて開催された。

「PUERTA DEL SOL THE KNIGHT 20th Anniversary」アンコールの様子。

「PUERTA DEL SOL THE KNIGHT 20th Anniversary」アンコールの様子。

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このイベントには同ブランドに縁の深いバンドやアーティスト、DJが多数集結。17:00から始まった昼の部にはA9、THE MAN、ザ・デルソルズ、恵比寿最速(仮)が出演し、幕間のDJはU-ichi(LONDON NITE)が務めた。

A9

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トップバッターのA9は黒のレザーをメインにしたクールなファッションで登場し、1曲目「Daybreak」から力強い演奏でフロアの熱気を高める。虎(G)とヒロト(G)のハードなギターフレーズが炸裂する「SEVEN」ではオーディエンスがタオルを振り回し、会場は一体感に包まれた。ここで将(Vo)は「PUERTA DEL SOL、20周年おめでとうございます! 素晴らしい大人のパーティに呼んでいただいて光栄です」と挨拶。さらに重厚なロックサウンドでフロアを圧倒した「Phoenix」、観客がヘドバンやジャンプで大いに盛り上がった「RAINBOWS」と、強力なナンバーを連発していく。バラード「Shooting Star」で将が美しいボーカルを響かせたあと、ラストは「the beautiful name」で締めくくられた。

THE MAN

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続くTHE MANのライブは「Let me burn」でスタート。タイトなスカのビートにオーディエンスも楽しそうに身体を揺らす。続いて「JAMES BOND」が始まると、聞きなじみのあるフレーズに大きな歓声が沸き起こった。冷牟田竜之(A.Sax, Agitate)は「プエルタ20周年おめでとう! 今夜は爆発しよう!」と観客を煽り、その後も迫力満点のパフォーマンスを披露していった。「Good Gravy」のゆったりとしたリズムで心地よい空気を作り上げたあとは、「Ghost Dog」のシャッフルビートでフロアを再び激しく揺らす。スリリングなサウンドを会場中に響かせた「Misirlou」では、オーディエンスからハンドクラップが沸き起こった。ラストは「GABBA GABBA HEY」、さらに「City Riot」を披露し、全員で深々と一礼してステージを去っていった。

HISASHI(左)ともに「誘惑」を演奏するザ・デルソルズ。

HISASHI(左)ともに「誘惑」を演奏するザ・デルソルズ。[拡大]

3番手として登場したザ・デルソルズは、このイベントのために結成されたスペシャルバンド。“団デルソル”こと団長(Vo / NoGoD)、“明希デルソル”こと明希(B / シド)、“デルソル佑聖”こと佑聖(G / ex. THE KIDDIE)、“TOSHIデルソル”ことToshi Nagai(Dr)の4人は揃いのTシャツ姿でステージに現れ、1曲目にBOOWYの「NO N.Y.」を演奏した。団デルソルは曲中に華麗にウィンクを決め、観客を沸かせる。続いてはテレビアニメ「北斗の拳」のオープニング曲「愛をとりもどせ!!」。意外すぎる選曲と圧巻のバンドサウンドのギャップに、オーディエンスからは笑い声やどよめきが沸き起こった。

団デルソルは「A9、THE MAN、2バンドともカッコよかったけど俺たちは別のベクトルだ!(笑)」と断言し、観客を笑わせる。続いては明希デルソルのリクエストで演奏が決まったというEXILEの「Ti Amo」へ。原曲の雰囲気を生かした妖艶なサウンドと深みのある歌声にオーディエンスはうっとりと聴き入るが、ブレイク部分での団デルソルの「Ti Amo……」という決めゼリフには笑い声が起こる。曲が終わると団デルソルは「……なんで笑うの?」と冷静に観客に突っ込んでいた。

西城秀樹の「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」で大盛り上がりしたあと、彼らのライブは早くも最後の曲へ。ここで団デルソルが「1つ心残りがあるんだよ。TOSHIさんがドラム叩くんだったら、1曲ぐらいGLAYの曲をやりたいなと……でもうちはギターが1人しかいないから。そんな都合よくGLAYの曲を弾ける人がいるわけねえよな?」と残念そうに話していると、ステージ袖から恵比寿最速(仮)のメンバーでもあるHISASHI(G / GLAY)がギターを抱えて登場した。すさまじい歓声に包まれつつ、団デルソルが「禁断のセリフを言ってもいいでしょうか? カモン、TOSHIデルソル!」と叫び、GLAY「誘惑」のイントロが始まる。壮絶な盛り上がりの中、HISASHIとデルソル佑聖はおなじみのフレーズを華麗に奏で、フロアをさらに狂喜させていった。

恵比寿最速(仮)

恵比寿最速(仮)[拡大]

ラストを飾る恵比寿最速(仮)は、綾小路翔(Vo)、HISASHI(G)、higo-vicious(B / ANIPUNK)、NAO(Dr / FOOD、ex. BY-SEXUAL)によるカバーバンド。序盤からLAUGHIN' NOSE「パラダイス」、COBRA「TOKIO RIOT」、THE MODS「ゴキゲンRADIO」と、日本のパンクロックシーン創生期を飾った名曲を連発し、エモーショナルなプレイでフロアを盛り上げる。3曲を終えるとHISASHIが先陣を切って「帰ってきました、恵比寿最速(仮)です!」と笑顔で挨拶し、綾小路から「HISASHIさんがいきなりMCするとかあるんですか!(笑)」と驚かれていた。

THE ROOSTERSの「LET'S ROCK」と「恋をしようよ」を披露したあと、綾小路はこのバンドのコンセプトを「オヤジのオヤジによるオヤジのためのコピーバンドです。みんなを置いていきまくっています(笑)」と説明し、笑いを誘う。その一方、オーディエンスから大ウケしていたザ・デルソルズの演奏やMCを振り返り「我々は大きな目標もなく、楽しくやれればいいねと言ってきましたが、今日『デルソルズを潰す』という目標ができました!」「なんで俺らの前にHISASHI使うんだよ!」と敵意を露わにする。そんな綾小路にHISASHIは「なんでOKしたんだろうね?(笑)」と他人事のように返し、観客を大爆笑させた。

終盤ではBUCK-TICK「悪の華」、THE STALIN「ロマンチスト」、さらに氣志團もカバーしたフランク・シナトラ「MY WAY」を演奏。熱いパフォーマンスで会場を熱狂させたまま、最後の出番を締めくくった。直後にフロアからは熱烈なアンコールの声が起こり、メンバーは再びステージへ。ここで披露されたのはクリスマスソング「聖者が街にやってくる」のLAUGHIN' NOSEによるカバーバージョン。曲中にはこの日の出演者たちやブランド代表の平野智靖氏、さらにライブを観に来ていたTERU(GLAY)もステージに登場し、会場の熱気は最高潮に。大盛り上がりのうちにラストナンバーの演奏が終了した。

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PUERTA DEL SOL THE KNIGHT 20th Anniversary
2015年11月14日 UNIT セットリスト

A9

01. Daybreak
02. SEVEN
03. Phoenix
04. Heart of Gold
05. RAINBOWS
06. Shooting Star
07. the beautiful name

THE MAN

01. Let me burn
02. JAMES BOND
03. The Man Still Standing
04. Good Gravy
05. inter~Ghost Dog
06. BODYHEAT
07. Tin Tin Deo
08. BONGO TANGO
09. Misirlou
10. GABBA GABBA HEY
11. City Riot

ザ・デルソルズ

01. NO N.Y.
02. 愛をとりもどせ
03. Ti Amo
04. YOUNG MAN(Y.M.C.A.)
05. 誘惑

恵比寿最速(仮)

01. パラダイス
02. TOKIORIOT
03. ゴキゲンRADIO
04. LET'S ROCK
05. 恋をしようよ
06. 悪の華
07. ロマンチスト
08. MY WAY
<アンコール>
09. 聖者が街にやってくる

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撮影:秦義之、藤巻鈴奈、桜井有里

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HISASHI @HISASHI_

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