大原櫻子、ツアー最終公演でまる子と「おどるポンポコリン」披露

大原櫻子が昨日11月12日に東京・Zepp DiverCity TOKYOでライブツアー「大原櫻子 2nd TOUR 2015 AUTUMN～秋櫻タルトを召し上がれっ☆～」の追加公演を開催した。

大原は10月14日の富山・MAIRO公演を皮切りに全国で12公演を実施。ツアー最終日となったこの日、SEが流れるとファンの歓声が上がり、客席はオーディエンスが装着したグリーンとピンクのリストバンドの光で埋め尽くされた。そしてバンドメンバーが登場しSEにあわせて演奏を開始。アコースティックギターを持ち、カラフルなオールインワンを身にまとった大原が姿を見せるとさらに大きな歓声と拍手が起こる。スポットライトを浴びた彼女は堂々とした歌声で「真夏の太陽」を歌い始め、「東京、盛り上がっていくぞー！」と声を上げた。曲中にサポートギターの草刈浩司がソロ演奏を繰り出すと、大原も彼と目を合わせながら楽しそうにギターをかき鳴らした。

ギターを置いた大原は「次の曲はこのツアーで初めて披露しています！ タオルを回して盛り上がっていきましょう！」とオーディエンスを煽り「My Way」を歌唱。場内がカラフルな光で照らされる中、オーディエンスはタオルを回してヒートアップする。その後観客に改めて挨拶をした大原は「ツアーファイナルということで、一番大きな声を期待しちゃいますよー？」と投げかけ、「チェリー!?」「ブロッサーム！」と掛け合いを展開。大きな声で応えたファンに向け、彼女は「サイコー！ 拍手ー！」と笑顔で称賛を贈った。

MCで大原はツアータイトルにちなんで「今日は私の音楽を、私の大好きなタルトに例えておいしく召し上がっていただければと思います！」と伝える。そしてステージ前方のお立ち台に乗って身ぶり手ぶりしながら歌唱した「オレンジのハッピーハロウィン」、アコースティックギターを弾きながら切なくも芯のあるボーカルを届けた「ちっぽけな愛のうた」、力強い歌声でオーディエンスに拳を掲げさせた「Dear My Dream」など次々と楽曲を披露していく。ライブ中盤で大原は、ホワイトのドレスとグリッターパンプスに衣装をチェンジ。自身が奏でる繊細なキーボードの音色に乗せて「瞳」を歌い上げた。

大原が“ほっこりソング”と称する「のり巻きおにぎり」では、頭の上に両手で山を作って上下に動かす振りをファンに指導。きれいにそろったその光景を見た彼女は「いい感じで気持ち悪い！」と楽しそうに笑う。曲中にはおにぎりのかぶりものをしたバンドメンバーが大原を囲んだり、「Choo Choo TRAIN」でおなじみの回転ダンスをしたりして楽曲を盛り上げた。演奏後、大原は客席の中におにぎりのお面を付けたファンがいることに気づき、「ちょっと借りていい？」と自身もそのお面を付けるというおちゃめな姿も見せた。

12月公開のアニメ映画「映画ちびまる子ちゃん」の挿入歌である最新シングル曲「キミを忘れないよ」が演奏されたあと、大原が自身のスカートを引くと色鮮やかなオーガンジーのスカート姿に早変わり。そのままMUSH&Co.名義の「明日も」をアグレッシブに披露した。「東京！ まだまだいけるかー！」と煽った彼女はコール＆レスポンスで観客のテンションをさらに引き上げ、エッジィなロックチューン「READY GO!」へとなだれ込む。ハート形のスチレンペーパーが場内を舞う中、「Happy Days」で本編は締めくくられた。

アンコールを受けた大原は肩出しデザインにアレンジされたツアーTシャツ、デニムショートパンツ、スニーカーというカジュアルなファッションで登場。彼女は「ツアーファイナルだし、もう1人ぐらいステージにほしくない？」と観客に投げかける。そしてスペシャルゲストとして「ちびまる子ちゃん」のまる子がステージに登場。場内が歓声と「かわいい」の声で包まれる中、大原は「国民みんなが知ってるであろう、あの歌を一緒に届けます！」と声を上げ「映画ちびまる子ちゃん」で自身が歌うテーマソング「おどるポンポコリン」をまる子と踊りながら歌唱した。その後まる子を見送った大原は観客に感謝を伝えたのち「ここにいる1人ひとりに届けます」とラストナンバー「サンキュー。」を披露。客席にピックを投げ込んだのち、肉声で「チェリー!?」「ブロッサーム！」の掛け合いを観客と実施し、深くお辞儀をしてステージを降りた。