アイドルネッサンス、レギュラー公演千秋楽で“二度目の夏を駆け抜ける”宣言

アイドルネッサンスが昨日6月15日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にてレギュラー公演「アキバで漲るネッサンス！！vol.5」を開催した。

このイベントは4月より行ってきた「アキバで漲るネッサンス！！」の千秋楽公演にあたるもの。チケットは見事にソールドアウトし、会場には大勢のファンが駆け付けた。

今回のライブのテーマは「想い出トラベルネッサンス」。年代ごとにセレクトしたカバー楽曲を披露していくスタイルで公演が行われた。盛大な拍手に迎えられ、ステージに登場した7人は久保田早紀「異邦人」（1979年発表）、PERSONZ「7 COLORS（Over The Rainbow）」（1989年発表）と2曲連続で新曲を披露してライブを幕開ける。自己紹介を経て、メンバーと観客が、過去への“想い出スイッチ”を押すと、アイドルネッサンスはパフォーマンスを再開。PUFFY「愛のしるし」（1998年発表）、THE イナズマ戦隊「ドカン行進曲（己編）」（2008年発表）、ふくろうず「テレフォン No.1」（2013年発表）といったナンバーで1990年代から2010年代までを一気に“タイムトラベル”し、彼女たちは可憐でパワフルなパフォーマンスでファンを魅了した。

続くコーナー「あの頃に想い出フォーカス」では1998年に照準を合わせ、その年に流行したものや映画、ヒット曲などを紹介。ここでは映画「タイタニック」の名シーン演じる比嘉奈菜子と百岡古宵に橋本佳奈が扇風機で風を送り、宮本茉凜が主題歌を歌うという混沌とした一幕もあった。その後1998年のヒット映画を振り返る場面では映画「ドラえもん のび太の南海大冒険」にちなみ、グループ内の“画伯”として名高い石野理子と南端まいなが「ドラえもん」のキャラクター「骨川スネ夫」を描く場面も。2名とも奇妙なイラストを披露し、会場は笑いに包まれた。

コーナーが終わり7月28日に、大江千里「夏の決心」のカバー曲をタイトルナンバーとしたニューシングルをリリースすることが発表されると、アイドルネッサンスはそのまま「夏の決心」をパフォーマンス。この楽曲は昨年の夏に“夏のテーマ曲”として数多くのライブで披露してきた思い出のナンバーで、「私たちの夏の思い出がたくさん詰まった大切な曲。この先も皆さんとの思い出をこの歌にどんどん詰め込めたら」と新井乃亜は話していた。

ファンからのリクエストに応えるコーナー「名曲ジュークボックス」では、片平里菜「女の子は泣かない」からUNISON SQUARE GARDEN「ガリレオのショーケース」まで4曲を一気に駆け抜ける。キラキラとした汗を流しながら全10曲を披露した彼女たちは手を振りながらステージを下りた。

サンボマスター「ミラクルをキミとおこしたいんです」で始まったアンコールで、彼女たちはデビュー2年目の夏となる今夏は「二度目の夏を駆け抜けるネッサンス」というテーマを掲げて活動していくことを宣言。6月28日より始まるシングル「夏の決心」のリリースイベントや、関東6県を巡る「～関東六県 レコ“初”巡り～」を行うことを発表した。新井は「この夏は本当に本当に大切な夏になります。貴重な時間をメンバー全員1分1秒も無駄にしたくありません。全力でがんばりますので、皆さんついてきてください。そしてこの夏が終わるまでには今のアイドルネッサンスよりも一回りも二回りも成長したアイドルネッサンスに絶対なってみせます。なので、私たちに皆さんの夏をください！」と力強く叫び、それを受けた客席から大歓声が湧き上がる。最後に7人はデビューシングルの表題曲・Base Ball Bear「17才」を熱唱し、「アキバで漲るネッサンス！！」を締めくくった。