佐藤聡美、“cloudy”な空のもとキャンディと紙ヒコーキを連続投下

佐藤聡美のフリーライブ「しゅがみ、君のとこまで“紙ヒコーキ”届けに行きます」が本日6月14日、東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場で開催された。

佐藤は6月10日に1stフルアルバム「Fanfare」をリリース。これを記念して行われたライブには500人のオーディエンスが詰めかけた。

イベントの幕開けを飾ったのは昨年6月リリースのミニアルバム「☆」収録曲にして、ライブのキラーチューン「Sweet! Sweet!! Sweet!!!」。自身のニックネーム“しゅがぁ”にちなんだ「S」「U」「G」「A」「R」コールの中、サポートバンド・しゅがぁずとともにステージに現れた佐藤は、しゅがぁずの繰り出す爆音を背にこのブラスパンクチューンを力強くもかわいらしく歌い出すと、途中、ステージの傍らに置かれたバスケットを手に。中のキャンディを客席エリアめがけてバラ撒き、500人の大歓声を誘う。さらに矢継ぎ早に投下した、新曲「紙ヒコーキ舞うこの場所で」では、楠瀬タクヤ（Sabao、ex. Hysteric Blue）が手がけたポップなメロディに乗せて、イベントタイトル通り“紙ヒコーキ”をオーディエンスに“お届け”。続くMCでの彼女曰く「投げモノ曲2曲」で日曜午後のダイバーシティを盛り上げた。

この日のお台場は晴れたり曇ったりの天気。イベントのたびに曇天に見舞われると苦笑した佐藤は、自身をモチーフに作詞した「I am a cloudy girl」で500人の「ハイ！ ハイ！」コールを煽ってみせる。続けて雲間から太陽が顔を覗かせる中、SHAKALABBITSの面々と制作した「君のとこまで」で「射し込む光と寄り添うみたいに 風の中を越えよう」「遠い街まで 君のとこまで」と歌った彼女は、7月から全国6都市で開催されるツアーについてアナウンス。各地を冒険する英雄譚仕立てのライブとなることを告げ「ダンジョンも違うし、出てくる敵も違うという噂が……」とそれぞれセットリストや演出が異なる公演となることをほのめかした。

そしてデビュー曲「ミライナイト」をドロップしたところでフリーライブは幕。この日一番の盛り上がりを見せる500人を前にしゅがぁずの面々と大ジャンプをキメ、この曲を締めくくった佐藤は笑顔でステージをあとにした。

なお音楽ナタリーでは現在、アルバム「Fanfare」のリリースを記念して、佐藤のロングインタビューを公開している。

※音楽ナタリー PowerPush 公開中！
佐藤聡美「Fanfare」インタビュー